https://wiki.code4lib.jp/w/api.php?action=feedcontributions&user=%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E9%AB%98%E5%BC%98&feedformat=atom
Code4Lib JAPAN - 利用者の投稿記録 [ja]
2024-03-28T23:52:28Z
利用者の投稿記録
MediaWiki 1.39.4
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2023/presentation&diff=2869
C4ljp2023/presentation
2023-09-04T21:32:19Z
<p>丸山高弘: /* 発表者: 丸山高弘(NPO法人地域資料デジタル化研究会) */</p>
<hr />
<div>==基調講演1==<br />
<br />
===<span id="key1">林 和弘 氏 「オープンサイエンスの潮流とCode for Science」</span>===<br />
;講演日時<br />
:2023年9月2日(土)13:50~14:50<br />
;講演内容<br />
科学と社会のあり方をデジタルネイティブに変容させようとするオープンサイエンスの潮流はG7やUNESCO等世界の主要なアジェンダの一つとなっている。このオープンサイエンスの潮流を”Code for Science”の観点からレビューし、図書館を含む学術情報流通に関係する組織や個人の変容を促す。<br />
;講演者プロフィール<br />
文部科学省科学技術・学術政策研究所データ解析政策研究室長、東京大学大学院で有機合成化学を学び、日本化学会で電子ジャーナル化とオープンアクセス対応についてそれぞれ黎明期に携わる。現職では、オープンサイエンス政策のための調査と実践に取り組む。日本学術会議特任連携会員、G7オープンサイエンスWGメンバー、UNESCOオープンサイエンス諮問委員等、アカデミアと政策のトップダウンの仕組みづくりに携わりながら、研究データ利活用協議会(RDUF)、Japan Open Science Summit等の草の根の活動も立ち上げから関わり、そのすり合わせを行っている。情報科学技術協会(INFOSTA)では副会長とシンポジウム実行委員長として学会のDXにも挑戦中。<br />
<br />
==基調講演2==<br />
<br />
===<span id="key2">永崎 研宣 氏 「理想の"デジタルアーカイブ"構築奮闘記」</span>===<br />
;講演日時<br />
:2023年9月3日(日)10:45~11:45<br />
;講演内容<br />
1995年、大学院生時代にWebに出会って以来、理想の知識基盤としての「デジタルアーカイブ」の構築に向けて、システムの開発や研究、教育、標準化活動などに継続的に取り組んできた。今回は、Webや「デジタルアーカイブ」が発展する中で報告者が奮闘してきた模様を報告する。当方の経験談が、何らかの形でcode4lib Japanに参加される皆様のお役に立つことがあれば幸いである。<br />
;講演者プロフィール<br />
博士(文化交渉学・関西大学)。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科単位取得退学後、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所COE研究員、山口県立大学講師・准教授を経て一般財団法人人文情報学研究所の設立に参画し、現在に至る。近年の編著書は、『人文学のためのテキストデータ構築入門』(文学通信 2022年)『欧米圏デジタル・ヒューマニティーズの基礎知識』(文学通信 2021年)『日本の文化をデジタル世界に伝える』(樹村房 2019年)等。また、メールマガジン『人文情報学月報』(https://www.dhii.jp/DHM/ )の編集室担当として、国内外の人文学におけるデジタル技術の応用に関する発信に携わっている。その他、論文等については⇒ https://researchmap.jp/knagasaki<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/1xb2GjFWcMa_zvS2VMKsBtFgD2KFbd35o7Z9KOibgk_E/edit?usp=sharing<br />
<br />
==通常発表セッション==<br />
<br />
15分の発表時間と5分の質疑応答時間(予定)が与えられます。<br />
<br />
===<span id="p1">日本の学協会の著作権ポリシー確認ツールについて</span>===<br />
====発表者: 青柳和仁(島根大学附属図書館)====<br />
<br />
機関リポジトリに学術論文を搭載する際には、出版者の著作権ポリシーを確認する必要があり、日本の学協会の著作権ポリシーをまとめているものとしては、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が管理しているSCPJがある。このSCPJをソースとして、ISSNやNCIDから著作権ポリシーを素早く検索できるツールを開発・公開した。<br />
本発表では、このツールの開発背景についても触れながら簡単な紹介を行う。<br />
<br />
日本の学協会の著作権ポリシー確認ツール:https://app.lib.shimane-u.ac.jp/policy_checker/scpj.php<br />
<br />
発表資料:https://docs.google.com/presentation/d/160grfJzOVe-isGycepSKvAfMQz4bVTTGnYX02qZ4uOM/edit?usp=drive_link<br />
<br />
===<span id="p2">GakuNin RDMとChatGPTを使ってプログラミングを手軽に業務に活用する一試案</span>===<br />
====発表者: 芦北卓也(九州大学附属図書館)====<br />
<br />
九州大学ではGakuNin RDMデータ解析機能の実証実験に参加し、その試用版を利用可能になりました。研究者ではない図書館職員でも業務用パソコンに特別な環境構築をせず、クラウド上で仮想環境を作成しブラウザ上でPythonやRのプログラムを開発・実行できます。<br />
さらに話題のChatGPTを利用することでCrossref APIやUnpaywall APIを用いたデータ取得が容易になりました。プログラミング初心者でもChatGPTにやりたいことを簡潔に伝えるだけで実行可能なコードを生成し実務に役立てることができます。<br />
本報告では専門的なプログラミングスキルをもたない大学図書館職員がGakuNin RDMとChatGPTの組合せで手軽にプログラミングを業務に活かす事例を示します。PythonやRの潜在的可能性に関心をもつがスキルはもたない一般的な職員にとって本手法は有望なアプローチとなるでしょう。<br />
<br />
発表資料 [https://hdl.handle.net/2324/6796164 https://hdl.handle.net/2324/6796164]<br />
<br />
===<span id="p3">JAIRO Cloud上のメタデータをWebサイトで活用する</span>===<br />
====発表者: 林賢紀(国際農林水産業研究センター)====<br />
<br />
日本国内では機関リポジトリ環境提供サービスJAIRO Cloudを機関リポジトリとして利用する機関が多く、2022年度末でその数は大学、研究機関等714機関に達している。JAIRO Cloudで入力、蓄積されたメタデータは主に学術機関リポジトリデータベース(IRDB)を経由してCiNiiやジャパンリンクセンター(JaLC)などに提供され、学術情報の効率的な流通に貢献している。また、これらの運用が可能なよう、JAIRO CloudではXMLやJSON形式でのメタデータの出力機能を有している。<br />
本発表では、主に自機関Webサイトで公開しているコンテンツとの統合的な運用を目指して、JAIRO Cloud上のメタデータをCMSの機能によりWebサイトに取り込み利用する手法を紹介したい。<br />
<br />
発表資料: https://speakerdeck.com/tzhaya/jairo-cloudshang-nometadetawowebsaitodehuo-yong-suru<br />
<br />
===<span id="p4">マスターデータ管理と生成型静的ウェブによるデジタルアーカイブ〜サスティナブル・アーカイブ・ギャラリーの構築〜</span>===<br />
====発表者: 丸山高弘(NPO法人地域資料デジタル化研究会)====<br />
<br />
NPO法人地域資料デジタル化研究会では、持続可能なデジタルアーカイブについて調査研究を行うなかで、ウェブサイト上のシステム構築によるデジタルアーカイブの持続性に対する課題解決の方法を考えてきました。そして2023年においてたどり着いた持続可能なデジタルアーカイブのスタイルを構築するに至りました。基本は、マスターデータの管理と共有のための静的ウェブによるデジタルアーカイブです。それまでの経緯と具体的な製作方法について発表いたします。<br />
<br />
発表資料: https://www.slideshare.net/maru3/ss-260536411<br />
<br />
===<span id="p5">図書館を使った探究学習への生成AIの活用</span>===<br />
====発表者: 高橋菜奈子, 大芝健人, 大津毅朗, 中井晴菜, 平松和馬, 藤村拓未, WANG XIAOTONG(東京学芸大学附属図書館, 東京学芸大学大学院修士課程教育支援協働実践開発専攻)====<br />
<br />
Moebius Open Libraryは図書館と学習・学術の間で「知の循環」を促すことをコンセプトに、新しい技術を取り入れながら学びを促進する活動を行ってきた。さまざまな専攻の大学院生と協働し、探究学習に生成AIを取り入れた実践的活動について報告を行う。<br />
具体的には、中学生数名のグループに大学院生1名がファシリテーターとして加わり、図書館を使った探究学習を行った。「問い」をたてるためのフックとして、フィクション作品の一場面を科学的に解説する「空想科学」の手法を用い、中学生がまとめたレポートをChatPDF(生成AI)に読み込ませ、第三者がChatPDFと対話するという「勝手に空想科学AI」というワークショップを行った。生成AIとの対話ログを見ることで、中学生が気づきを得て、探究学習を深化させることを狙った取組みである。<br />
本取組みの活動概要と生成AIを活用したWSの実際および課題を報告する。<br />
<br />
発表資料 https://www.slideshare.net/tnanako64/code4lib2023practiceofgenerativeai<br />
<br />
===<span id="p6">異世界文化財探索者の冒険ー未知の可能性への道を照らすGISー</span>===<br />
====発表者: 高田祐一(国立文化財機構奈良文化財研究所)====<br />
[https://researchmap.jp/ytakata researchmap] [https://twitter.com/archaeology_arc Twitter]<br />
<br />
図書検索は、タイトルや著者などへのテキスト検索が一般的である。しかし、文化財報告書では、タイトルが内容を表さないため、必要とする報告書を特定することが困難であった。奈良文化財研究所では、2021年に60万件以上の文化財に関する時空間情報を整理した文化財総覧WebGISを公開した。GISの各地物には書誌情報へのリンクが設定されており、地図から必要とする報告書へアクセスすることができる。テキスト検索では、用語に関する専門知識が必要であり、一定の専門家であることが暗黙の前提であった。しかし、地図であれば、誰でも直感的に検索することが可能となる。まさに未知の文化財への道となりうる。<br />
<br />
文化財総覧WebGIS: https://heritagemap.nabunken.go.jp/<br />
<br />
発表資料 https://researchmap.jp/ytakata/presentations/43303828<br />
<br />
==ライトニングトーク==<br />
<br />
1件あたり5分のプレゼンテーションです。<br />
開催当日に募集します。<br />
<br />
<span id="lt1">9月2日(土)</span><br />
===<span id="lt01">BookReach: 学校図書館による教材提供を支援する図書探索システム</span>===<br />
====発表者: 矢田竣太郎====<br />
<br />
発表資料:https://speakerdeck.com/shuntaroy/bookreach-raitoningutoku-code4lib-japan-2023<br />
<br />
===<span id="lt02">ChatGPTで解けない大学の司書課程のテスト</span>===<br />
====発表者: 岡田大輔====<br />
<br />
発表資料: 10分前に思い立ってしゃべったので、何もないです。。。すいません。<br />
<br />
===<span id="lt03">2種の自作メタデータチェックツール ~雑誌所蔵の形式チェックと、Sudachiを使った表記ゆれチェック~</span>===<br />
====発表者: 前田朗====<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/1w8MsNucQriDc6QDIP3fwQ7PPiyQJXoEH/edit?usp=sharing&ouid=111415602083566763566&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt04">その後の「目録検索システム構築演習その後」</span>===<br />
====発表者: 阪口哲男====<br />
<br />
発表資料: https://www.sakalab.org/redirect/MdkHTg<br />
<br />
===<span id="lt05">メタデータ・ライブラリアンとデータ・ライブラリアン ーAI技術を生かすライブラリアンシップ</span>===<br />
====発表者: 棚橋佳子====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt06">専門職のキャリアパス構築問題について最近考えていること</span>===<br />
====発表者: 清田陽司====<br />
<br />
発表資料: https://www.dropbox.com/scl/fi/44wveyxaupo9re79odkym/Code4Lib-JAPAN-2023-LT.pdf?rlkey=xar38bev06ymdptcmm72i5i4k&dl=0<br />
<br />
===<span id="lt07">「日本の学協会の著作権ポリシー確認ツール」の応用例</span>===<br />
====発表者: 田辺浩介====<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/15iDcaQw7F1b0dx88XJ9bokaOPiYfrL-EDM3mR96TGuM/edit?usp=sharing<br />
<br />
===<span id="lt08">メタバース図書館-今朝の日本経済新聞から</span>===<br />
====発表者: 丸山高弘====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt09">「今日現在」の小学生のICTスキル</span>===<br />
====発表者: 宮澤優子====<br />
<br />
発表資料:https://docs.google.com/presentation/d/15SmHSUCcrDAmqLrqSMZLGOPyJeQkLIJ5/edit?usp=sharing&ouid=104959305089583085707&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt10">パワーポイントの「代替テキスト」の話</span>===<br />
====発表者: 林賢紀====<br />
<br />
発表資料:資料はありませんが、実際に代替テキストを設定した例として https://speakerdeck.com/tzhaya/jairo-cloudshang-nometadetawowebsaitodehuo-yong-suru をごらんください。<br />
<br />
===<span id="lt11">簡単にできる!?キオスク端末の作り方</span>===<br />
====発表者: 青柳和仁====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt12">#デジタルアーカイブクイズ</span>===<br />
====発表者: 江上敏哲====<br />
<br />
発表資料:<br />
#デジタルアーカイブクイズ @Code4Lib JAPAN – パワポ資料 – egamiday3+ https://egamiday.sakura.ne.jp/egamiday3plus/20230902/114/<br />
<br />
<br />
<span id="lt2">9月3日(日)</span><br />
===<span id="lt21">Googlemapの口コミを使用した図書館評価</span>===<br />
====発表者: 赤山みほ====<br />
<br />
発表資料:<br />
https://docs.google.com/presentation/d/1SVVvmFZtM0gBApGXVAgZ1L4uooCehHYL/edit?usp=sharing&ouid=101458545250645200160&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt22">UDトークで字幕配信3回目の雑感</span>===<br />
====発表者: 子安伸枝====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt23">SvelteKitで文献リストを作ってみる</span>===<br />
====発表者: 前田朗====<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/1s_cfKaQVc6YszYRkVLVC8NEYSw4n7Sng/edit?usp=sharing&ouid=111415602083566763566&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt24">図書館業務の四象限と生成AI</span>===<br />
====発表者: 高橋菜奈子====<br />
<br />
発表資料:https://www.slideshare.net/tnanako64/code4lib2023ltlibraryaai<br />
<br />
===<span id="lt25">openBDを支えた技術</span>===<br />
====発表者: 吉本龍司====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt26">AIを支える共有データ資源のこれまでとこれから</span>===<br />
====発表者: 清田陽司====<br />
<br />
発表資料: https://www.dropbox.com/scl/fi/r49qrxelq6tkg5cao3c8v/Code4Lib-JAPAN-2023-LT2.pdf?rlkey=scv59p71vcmamwlqopkmzb3sn&dl=0<br />
<br />
===<span id="lt27">大江健三郎文庫デジタルアーカイブ・データベースを支える技術</span>===<br />
====発表者: 大向一輝====<br />
<br />
発表資料:<br />
https://docs.google.com/presentation/d/1WM4pes_h9jLcRq4kwiKlUyUKBLIlK2IWjg43FRjGf78/edit?usp=sharing<br />
<br />
===<span id="lt28">東博資料館OPACでは列品番号(収蔵品管理番号)で文献を検索できます</span>===<br />
====発表者: 阿児雄之====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
<!--<br />
===<span id="lt29">タイトル</span>===<br />
====発表者: ====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt30">タイトル</span>===<br />
====発表者: ====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt31">タイトル</span>===<br />
====発表者: ====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
--><br />
<br />
<br />
* [https://wiki.code4lib.jp/wiki/C4ljp2022/presentation#.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.88.E3.83.8B.E3.83.B3.E3.82.B0.E3.83.88.E3.83.BC.E3.82.AF.E7.99.BA.E8.A1.A8 2022年のライトニングトークの一覧]<br />
<br />
==アンカンファレンス==<br />
<br />
'''テーマ一覧'''<br />
<br />
* JAIRO Cloud、WEKO3の運用、特に著者IDについて情報交換したいです<br />
* 公式SNSをどう運用したらいいのか考えたい(過渡期だとは思うので雑談に終始するかもですが)<br />
* 日本の学協会の著作権ポリシー(SCPJ)とオープンアクセスの未来<br />
* 本家Code4Lib参加再開計画<br />
<br />
* オープンソースの選書支援ツールを考えてみたい<br />
* AI時代のライブラリアンとしてのキャリアパスを考える<br />
* 40代からの図書館システム担当キャッチアップ術(年食ってから急に担当になった人がいかにキャッチアップしていくか、お知恵を借りたーい)<br />
* 静的サイト(HTML+CSS+JavaScript)の話がしたい</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2023/presentation&diff=2868
C4ljp2023/presentation
2023-09-04T21:32:03Z
<p>丸山高弘: /* 発表者: 丸山高弘(NPO法人地域資料デジタル化研究会) */</p>
<hr />
<div>==基調講演1==<br />
<br />
===<span id="key1">林 和弘 氏 「オープンサイエンスの潮流とCode for Science」</span>===<br />
;講演日時<br />
:2023年9月2日(土)13:50~14:50<br />
;講演内容<br />
科学と社会のあり方をデジタルネイティブに変容させようとするオープンサイエンスの潮流はG7やUNESCO等世界の主要なアジェンダの一つとなっている。このオープンサイエンスの潮流を”Code for Science”の観点からレビューし、図書館を含む学術情報流通に関係する組織や個人の変容を促す。<br />
;講演者プロフィール<br />
文部科学省科学技術・学術政策研究所データ解析政策研究室長、東京大学大学院で有機合成化学を学び、日本化学会で電子ジャーナル化とオープンアクセス対応についてそれぞれ黎明期に携わる。現職では、オープンサイエンス政策のための調査と実践に取り組む。日本学術会議特任連携会員、G7オープンサイエンスWGメンバー、UNESCOオープンサイエンス諮問委員等、アカデミアと政策のトップダウンの仕組みづくりに携わりながら、研究データ利活用協議会(RDUF)、Japan Open Science Summit等の草の根の活動も立ち上げから関わり、そのすり合わせを行っている。情報科学技術協会(INFOSTA)では副会長とシンポジウム実行委員長として学会のDXにも挑戦中。<br />
<br />
==基調講演2==<br />
<br />
===<span id="key2">永崎 研宣 氏 「理想の"デジタルアーカイブ"構築奮闘記」</span>===<br />
;講演日時<br />
:2023年9月3日(日)10:45~11:45<br />
;講演内容<br />
1995年、大学院生時代にWebに出会って以来、理想の知識基盤としての「デジタルアーカイブ」の構築に向けて、システムの開発や研究、教育、標準化活動などに継続的に取り組んできた。今回は、Webや「デジタルアーカイブ」が発展する中で報告者が奮闘してきた模様を報告する。当方の経験談が、何らかの形でcode4lib Japanに参加される皆様のお役に立つことがあれば幸いである。<br />
;講演者プロフィール<br />
博士(文化交渉学・関西大学)。筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科単位取得退学後、東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所COE研究員、山口県立大学講師・准教授を経て一般財団法人人文情報学研究所の設立に参画し、現在に至る。近年の編著書は、『人文学のためのテキストデータ構築入門』(文学通信 2022年)『欧米圏デジタル・ヒューマニティーズの基礎知識』(文学通信 2021年)『日本の文化をデジタル世界に伝える』(樹村房 2019年)等。また、メールマガジン『人文情報学月報』(https://www.dhii.jp/DHM/ )の編集室担当として、国内外の人文学におけるデジタル技術の応用に関する発信に携わっている。その他、論文等については⇒ https://researchmap.jp/knagasaki<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/1xb2GjFWcMa_zvS2VMKsBtFgD2KFbd35o7Z9KOibgk_E/edit?usp=sharing<br />
<br />
==通常発表セッション==<br />
<br />
15分の発表時間と5分の質疑応答時間(予定)が与えられます。<br />
<br />
===<span id="p1">日本の学協会の著作権ポリシー確認ツールについて</span>===<br />
====発表者: 青柳和仁(島根大学附属図書館)====<br />
<br />
機関リポジトリに学術論文を搭載する際には、出版者の著作権ポリシーを確認する必要があり、日本の学協会の著作権ポリシーをまとめているものとしては、オープンアクセスリポジトリ推進協会(JPCOAR)が管理しているSCPJがある。このSCPJをソースとして、ISSNやNCIDから著作権ポリシーを素早く検索できるツールを開発・公開した。<br />
本発表では、このツールの開発背景についても触れながら簡単な紹介を行う。<br />
<br />
日本の学協会の著作権ポリシー確認ツール:https://app.lib.shimane-u.ac.jp/policy_checker/scpj.php<br />
<br />
発表資料:https://docs.google.com/presentation/d/160grfJzOVe-isGycepSKvAfMQz4bVTTGnYX02qZ4uOM/edit?usp=drive_link<br />
<br />
===<span id="p2">GakuNin RDMとChatGPTを使ってプログラミングを手軽に業務に活用する一試案</span>===<br />
====発表者: 芦北卓也(九州大学附属図書館)====<br />
<br />
九州大学ではGakuNin RDMデータ解析機能の実証実験に参加し、その試用版を利用可能になりました。研究者ではない図書館職員でも業務用パソコンに特別な環境構築をせず、クラウド上で仮想環境を作成しブラウザ上でPythonやRのプログラムを開発・実行できます。<br />
さらに話題のChatGPTを利用することでCrossref APIやUnpaywall APIを用いたデータ取得が容易になりました。プログラミング初心者でもChatGPTにやりたいことを簡潔に伝えるだけで実行可能なコードを生成し実務に役立てることができます。<br />
本報告では専門的なプログラミングスキルをもたない大学図書館職員がGakuNin RDMとChatGPTの組合せで手軽にプログラミングを業務に活かす事例を示します。PythonやRの潜在的可能性に関心をもつがスキルはもたない一般的な職員にとって本手法は有望なアプローチとなるでしょう。<br />
<br />
発表資料 [https://hdl.handle.net/2324/6796164 https://hdl.handle.net/2324/6796164]<br />
<br />
===<span id="p3">JAIRO Cloud上のメタデータをWebサイトで活用する</span>===<br />
====発表者: 林賢紀(国際農林水産業研究センター)====<br />
<br />
日本国内では機関リポジトリ環境提供サービスJAIRO Cloudを機関リポジトリとして利用する機関が多く、2022年度末でその数は大学、研究機関等714機関に達している。JAIRO Cloudで入力、蓄積されたメタデータは主に学術機関リポジトリデータベース(IRDB)を経由してCiNiiやジャパンリンクセンター(JaLC)などに提供され、学術情報の効率的な流通に貢献している。また、これらの運用が可能なよう、JAIRO CloudではXMLやJSON形式でのメタデータの出力機能を有している。<br />
本発表では、主に自機関Webサイトで公開しているコンテンツとの統合的な運用を目指して、JAIRO Cloud上のメタデータをCMSの機能によりWebサイトに取り込み利用する手法を紹介したい。<br />
<br />
発表資料: https://speakerdeck.com/tzhaya/jairo-cloudshang-nometadetawowebsaitodehuo-yong-suru<br />
<br />
===<span id="p4">マスターデータ管理と生成型静的ウェブによるデジタルアーカイブ〜サスティナブル・アーカイブ・ギャラリーの構築〜</span>===<br />
====発表者: 丸山高弘(NPO法人地域資料デジタル化研究会)====<br />
<br />
NPO法人地域資料デジタル化研究会では、持続可能なデジタルアーカイブについて調査研究を行うなかで、ウェブサイト上のシステム構築によるデジタルアーカイブの持続性に対する課題解決の方法を考えてきました。そして2023年においてたどり着いた持続可能なデジタルアーカイブのスタイルを構築するに至りました。基本は、マスターデータの管理と共有のための静的ウェブによるデジタルアーカイブです。それまでの経緯と具体的な製作方法について発表いたします。<br />
発表資料: https://www.slideshare.net/maru3/ss-260536411<br />
<br />
===<span id="p5">図書館を使った探究学習への生成AIの活用</span>===<br />
====発表者: 高橋菜奈子, 大芝健人, 大津毅朗, 中井晴菜, 平松和馬, 藤村拓未, WANG XIAOTONG(東京学芸大学附属図書館, 東京学芸大学大学院修士課程教育支援協働実践開発専攻)====<br />
<br />
Moebius Open Libraryは図書館と学習・学術の間で「知の循環」を促すことをコンセプトに、新しい技術を取り入れながら学びを促進する活動を行ってきた。さまざまな専攻の大学院生と協働し、探究学習に生成AIを取り入れた実践的活動について報告を行う。<br />
具体的には、中学生数名のグループに大学院生1名がファシリテーターとして加わり、図書館を使った探究学習を行った。「問い」をたてるためのフックとして、フィクション作品の一場面を科学的に解説する「空想科学」の手法を用い、中学生がまとめたレポートをChatPDF(生成AI)に読み込ませ、第三者がChatPDFと対話するという「勝手に空想科学AI」というワークショップを行った。生成AIとの対話ログを見ることで、中学生が気づきを得て、探究学習を深化させることを狙った取組みである。<br />
本取組みの活動概要と生成AIを活用したWSの実際および課題を報告する。<br />
<br />
発表資料 https://www.slideshare.net/tnanako64/code4lib2023practiceofgenerativeai<br />
<br />
===<span id="p6">異世界文化財探索者の冒険ー未知の可能性への道を照らすGISー</span>===<br />
====発表者: 高田祐一(国立文化財機構奈良文化財研究所)====<br />
[https://researchmap.jp/ytakata researchmap] [https://twitter.com/archaeology_arc Twitter]<br />
<br />
図書検索は、タイトルや著者などへのテキスト検索が一般的である。しかし、文化財報告書では、タイトルが内容を表さないため、必要とする報告書を特定することが困難であった。奈良文化財研究所では、2021年に60万件以上の文化財に関する時空間情報を整理した文化財総覧WebGISを公開した。GISの各地物には書誌情報へのリンクが設定されており、地図から必要とする報告書へアクセスすることができる。テキスト検索では、用語に関する専門知識が必要であり、一定の専門家であることが暗黙の前提であった。しかし、地図であれば、誰でも直感的に検索することが可能となる。まさに未知の文化財への道となりうる。<br />
<br />
文化財総覧WebGIS: https://heritagemap.nabunken.go.jp/<br />
<br />
発表資料 https://researchmap.jp/ytakata/presentations/43303828<br />
<br />
==ライトニングトーク==<br />
<br />
1件あたり5分のプレゼンテーションです。<br />
開催当日に募集します。<br />
<br />
<span id="lt1">9月2日(土)</span><br />
===<span id="lt01">BookReach: 学校図書館による教材提供を支援する図書探索システム</span>===<br />
====発表者: 矢田竣太郎====<br />
<br />
発表資料:https://speakerdeck.com/shuntaroy/bookreach-raitoningutoku-code4lib-japan-2023<br />
<br />
===<span id="lt02">ChatGPTで解けない大学の司書課程のテスト</span>===<br />
====発表者: 岡田大輔====<br />
<br />
発表資料: 10分前に思い立ってしゃべったので、何もないです。。。すいません。<br />
<br />
===<span id="lt03">2種の自作メタデータチェックツール ~雑誌所蔵の形式チェックと、Sudachiを使った表記ゆれチェック~</span>===<br />
====発表者: 前田朗====<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/1w8MsNucQriDc6QDIP3fwQ7PPiyQJXoEH/edit?usp=sharing&ouid=111415602083566763566&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt04">その後の「目録検索システム構築演習その後」</span>===<br />
====発表者: 阪口哲男====<br />
<br />
発表資料: https://www.sakalab.org/redirect/MdkHTg<br />
<br />
===<span id="lt05">メタデータ・ライブラリアンとデータ・ライブラリアン ーAI技術を生かすライブラリアンシップ</span>===<br />
====発表者: 棚橋佳子====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt06">専門職のキャリアパス構築問題について最近考えていること</span>===<br />
====発表者: 清田陽司====<br />
<br />
発表資料: https://www.dropbox.com/scl/fi/44wveyxaupo9re79odkym/Code4Lib-JAPAN-2023-LT.pdf?rlkey=xar38bev06ymdptcmm72i5i4k&dl=0<br />
<br />
===<span id="lt07">「日本の学協会の著作権ポリシー確認ツール」の応用例</span>===<br />
====発表者: 田辺浩介====<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/15iDcaQw7F1b0dx88XJ9bokaOPiYfrL-EDM3mR96TGuM/edit?usp=sharing<br />
<br />
===<span id="lt08">メタバース図書館-今朝の日本経済新聞から</span>===<br />
====発表者: 丸山高弘====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt09">「今日現在」の小学生のICTスキル</span>===<br />
====発表者: 宮澤優子====<br />
<br />
発表資料:https://docs.google.com/presentation/d/15SmHSUCcrDAmqLrqSMZLGOPyJeQkLIJ5/edit?usp=sharing&ouid=104959305089583085707&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt10">パワーポイントの「代替テキスト」の話</span>===<br />
====発表者: 林賢紀====<br />
<br />
発表資料:資料はありませんが、実際に代替テキストを設定した例として https://speakerdeck.com/tzhaya/jairo-cloudshang-nometadetawowebsaitodehuo-yong-suru をごらんください。<br />
<br />
===<span id="lt11">簡単にできる!?キオスク端末の作り方</span>===<br />
====発表者: 青柳和仁====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt12">#デジタルアーカイブクイズ</span>===<br />
====発表者: 江上敏哲====<br />
<br />
発表資料:<br />
#デジタルアーカイブクイズ @Code4Lib JAPAN – パワポ資料 – egamiday3+ https://egamiday.sakura.ne.jp/egamiday3plus/20230902/114/<br />
<br />
<br />
<span id="lt2">9月3日(日)</span><br />
===<span id="lt21">Googlemapの口コミを使用した図書館評価</span>===<br />
====発表者: 赤山みほ====<br />
<br />
発表資料:<br />
https://docs.google.com/presentation/d/1SVVvmFZtM0gBApGXVAgZ1L4uooCehHYL/edit?usp=sharing&ouid=101458545250645200160&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt22">UDトークで字幕配信3回目の雑感</span>===<br />
====発表者: 子安伸枝====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt23">SvelteKitで文献リストを作ってみる</span>===<br />
====発表者: 前田朗====<br />
<br />
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/1s_cfKaQVc6YszYRkVLVC8NEYSw4n7Sng/edit?usp=sharing&ouid=111415602083566763566&rtpof=true&sd=true<br />
<br />
===<span id="lt24">図書館業務の四象限と生成AI</span>===<br />
====発表者: 高橋菜奈子====<br />
<br />
発表資料:https://www.slideshare.net/tnanako64/code4lib2023ltlibraryaai<br />
<br />
===<span id="lt25">openBDを支えた技術</span>===<br />
====発表者: 吉本龍司====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt26">AIを支える共有データ資源のこれまでとこれから</span>===<br />
====発表者: 清田陽司====<br />
<br />
発表資料: https://www.dropbox.com/scl/fi/r49qrxelq6tkg5cao3c8v/Code4Lib-JAPAN-2023-LT2.pdf?rlkey=scv59p71vcmamwlqopkmzb3sn&dl=0<br />
<br />
===<span id="lt27">大江健三郎文庫デジタルアーカイブ・データベースを支える技術</span>===<br />
====発表者: 大向一輝====<br />
<br />
発表資料:<br />
https://docs.google.com/presentation/d/1WM4pes_h9jLcRq4kwiKlUyUKBLIlK2IWjg43FRjGf78/edit?usp=sharing<br />
<br />
===<span id="lt28">東博資料館OPACでは列品番号(収蔵品管理番号)で文献を検索できます</span>===<br />
====発表者: 阿児雄之====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
<!--<br />
===<span id="lt29">タイトル</span>===<br />
====発表者: ====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt30">タイトル</span>===<br />
====発表者: ====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
===<span id="lt31">タイトル</span>===<br />
====発表者: ====<br />
<br />
発表資料:<br />
<br />
--><br />
<br />
<br />
* [https://wiki.code4lib.jp/wiki/C4ljp2022/presentation#.E3.83.A9.E3.82.A4.E3.83.88.E3.83.8B.E3.83.B3.E3.82.B0.E3.83.88.E3.83.BC.E3.82.AF.E7.99.BA.E8.A1.A8 2022年のライトニングトークの一覧]<br />
<br />
==アンカンファレンス==<br />
<br />
'''テーマ一覧'''<br />
<br />
* JAIRO Cloud、WEKO3の運用、特に著者IDについて情報交換したいです<br />
* 公式SNSをどう運用したらいいのか考えたい(過渡期だとは思うので雑談に終始するかもですが)<br />
* 日本の学協会の著作権ポリシー(SCPJ)とオープンアクセスの未来<br />
* 本家Code4Lib参加再開計画<br />
<br />
* オープンソースの選書支援ツールを考えてみたい<br />
* AI時代のライブラリアンとしてのキャリアパスを考える<br />
* 40代からの図書館システム担当キャッチアップ術(年食ってから急に担当になった人がいかにキャッチアップしていくか、お知恵を借りたーい)<br />
* 静的サイト(HTML+CSS+JavaScript)の話がしたい</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2018/presentation&diff=1831
C4ljp2018/presentation
2018-09-02T03:53:25Z
<p>丸山高弘: /* 「NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。」(丸山高弘) */</p>
<hr />
<div>==基調講演==<br />
<br />
===<span id="kanemune">「データ教育の出番! 2020年度からはじまる小中高の情報教育」(兼宗 進 氏(大阪電気通信大学))</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::10年ごとに教育課程の改訂が予定されている。小学校からのプログラミングの必修化が注目されているが、データ活用も大きなテーマになっている。算数と数学では統計的なデータが扱われ、高校では必履修の情報Iでデータベースが、選択の情報IIでデータサイエンスと(データベースを活用した)情報システムのプログラミングが扱われる予定である。本発表ではこれらの教育課程を概観し、図書館を含むデータ活用の重要性と教育の可能性を議論したい。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::(株)リコーで図書館システムを開発、筑波大学ビジネス科学研究科で博士号を取得後、一橋大学准教授を経て、2009年から大阪電気通信大学教授。専門はデータベース、プログラミング言語、情報科学教育。文部科学省の委員として小中高の情報教育とプログラミング教育を検討。教育用言語「ドリトル」、データベース学習環境「サクセス」、情報科学学習教材「CSアンプラグド」などを公開している。<br />
<br />
===<span id="watanabe">「寺社資料の電子化・共有による新たな研究の展望と課題」(渡邉 匡一 氏(信州大学))</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::日本各地の寺社に所蔵される典籍(本や文書等)は、未だに調査・研究がされていない状況にある。本発表では、福島県、長野県、香川県での調査・研究を具体例に、寺社資料の情報が電子化・共有されることによって可能となる研究の展望と課題について考える。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::1962年 東京生れ<br />
::1998年 早稲田大学大学院 修了<br />
::1998年 いわき明星大学 助手<br />
::2002年 信州大学人文学部 助教授<br />
::2004年 国文学研究資料館 客員助教授(併任)(平成2006年3月まで)<br />
::2013年 信州大学人文学部 教授<br />
::2015年 信州大学 副学長(学術情報担当)、附属図書館長<br />
::2017年 大学史資料センター長兼務<br />
<br />
:参考<br />
::https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/philosophy/board/watanabe/<br />
::https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000040306098/<br />
<br />
<br />
==発表採択リスト(11件)==<br />
<br />
===<span id="hayashi">「 LODを活用した外部リソースと連携可能なWebサイトの構築」(林賢紀)</span>===<br />
<br />
::Linked Open Data(LOD)により、DBpediaをはじめ多くの情報資源が機械可読形式で公開されており、これらを利用して新たな情報資源を作る試みも各所でなされている。<br />
::そこで、国立研究開発法人国際農林水産業研究センター公式Webサイトにおいては、CMSとして利用しているDrupalの機能を拡張しDBpediaおよびGBIFで公開されている情報をAPIにより取り込むことを可能とした。このような、自サイトの情報を拡張して提供する事例を通じ、情報資源同士の効率的な連携方法について検討したい。<br />
::発表スライド:https://doi.org/10.6084/m9.figshare.7037822.v2<br />
<br />
===<span id="takahashi">「 小倉百人一首LOD~図書館のオープンデータを活用する~」(高橋菜奈子)</span>===<br />
<br />
:: 小倉百人一首の情報をLinked Open Data (LOD)のデータセットとして公開した小倉百人一首LODについて紹介する。近年、図書館が所蔵する古典籍画像にオープンなライセンスを付与されて公開されている。小倉百人一首の画像も刊本・写本・錦絵・書道など様々な形態の画像がいくつかの図書館から公開されている。各図書館が単体で提供しているオープンデータをリンクすることによって、LODの有効性を示し、オープンデータの活用例を示すことが狙いである。<br />
:: データ作成にあたって、かるたのLODは世界的にも事例がないため、かるたに特有の語彙は独自定義を用い、データモデルを設計した。和歌ごとにリソースを設定し、歌人については別リソースとして、和歌から歌人にリンクする形を基本とした。加えて、各地の図書館等で所蔵する古典籍のデータとかるたの情報とのリンクを形成している。<br />
:: 和歌のデータには、読札・取札のテキストと画像、上の句・下の句・決まり字、坊主めくり用の区分といったゲームに必要な情報や、歌枕の緯度・経度等の付加的な情報を加えた。歌人のデータは、基本情報として漢字表記・ヨミ・ローマ字表記・英語翻訳名を持ち、人物に関する詳細な情報は、DBPedia、NDL Authoritiesにリンクすることによって、外部リソースにゆだねた。各地の図書館等で所蔵する古典籍のデータは、画像のURLと翻刻のデータを作成した。なお、複数のかるたが含まれている画像については、IIIFの技術を使って、画像の一部を切り出す改善を行っている。<br />
:: LinkDataを公開プラットフォームとして使い、ソースの種類ごとにテーブルをわけて複数のデータセットを組み合わせることによって、次々とデータがリンクする小倉百人一首LODの全体を実現している。<br />
::参考:http://idea.linkdata.org/idea/idea1s2398i<br />
::発表スライド:https://www.slideshare.net/tnanako64/ogura-lod-at-code4lib20180901<br />
<br />
===<span id="sawaya">「 人と人、人と情報、人と地域を繋げていくためのオープンデータの利活用をめざして」(澤谷晃子)</span>===<br />
<br />
::大阪市立図書館は、2017年3月2日に当館デジタルアーカイブ画像の一部をオープンデータとして提供を開始した。公共図書館では初の試みであり、新聞等に取り上げられるなどの反響があった。大阪市立図書館ではオープンデータ開始後も、資料展示、画像の人気投票、オープンデータ画像検索・加工講座の開催など、継続して実施している。また、機会を見つけて当館オープンデータに興味がありそうな方と接触することで、活用の可能性の幅が広がってきた。<br />
::今回の発表では、当館のオープンデータ利活用に向けた取組と、図書館以外の方と繋がって実施できた取組等を私見も交えてご報告させていただき、今後の展開については、会場の皆さんからもご意見を頂戴したい。<br />
<br />
===<span id="asakura">「物語る楽しみが子どもを育てる~デジタルメディアを「創る」の支援に~」(朝倉民枝)</span>===<br />
<br />
::紙/デジタル絵本を作成するアプリ「ピッケのつくるえほん」を開発し、子どもが物語をつくり語る活動の支援を始めて、10年になる。プラットフォームについては、当初はパソコンソフト(Flash AIR)、次にFacebookアプリ、現在はiPadアプリと変遷したものの、目的や仕様は同一である。登場キャラクタや世界観は、2002年よりインタラクティブ絵本として公開しているWebサイト「ピッケのおうち」を継承している。<br />
::子どもにとって、絵本を読んでもらうことは楽しみである。想像の世界にあそび自ら物語をつくり語ることもまた、大きな喜びをもたらす。本アプリでは、画材を未だうまく扱えない、あるいは文字を未だ知らない幼児であっても、あらかじめ用意された絵素材の配置や発話によって、絵本を完成することができる。顔表情を選択し、インタラクティブにポーズを変えながらの作話は、発想を促す。ワークショップで4歳児が絵本を完成させることに、子ども本人や親が驚く。デジタルメディアは、「創る」への敷居を下げ「創る」をエンパワーする。<br />
::家庭、学校などの教育機関、地域社会。これらが緩やかにつながった多様な社会全体で、子どもを育てたい。図書館は、その3つともにまたがる場であり、情報が行き交う地域のコミュニティとして、これからますます重要な役割を担うであろう。その図書館で、言葉と物語の創る活動が、日常的に行われることを望む。<br />
::発表では、物語づくり活動の目的と概要、そのためのアプリデザイン、活用事例、子どもの作品例などを紹介する。<br />
<br />
===<span id="hirai">「リサーチ・アドミニストレーターによるデータ分析コミュニティCode for RAと図書館との関わり」(平井克之、上坂明子、堤良恵)</span>===<br />
<br />
::リサーチ・アドミニストレーター(URA)は、研究が活発になるための仕組みを考え、大学の執行部とともに、施策に落とし込む仕事をしています。大学によってURAに求められるミッションは異なる部分もあるのですが、そういったことが期待されている大学が多いと認識しています。具体的な業務としては、プレアワードやポストアワード、異分野融合研究や国際共同研究の推進など多岐にわたりますが、研究推進に関するデータ分析もその一つです。<br />
::全国各地に散らばるURAが競うべきものは、研究が活発になるための仕組みを考える部分であって、誰がやっても差が出ないような定型的な分析では協力できればと考えています。実際、書誌データベースや科研費データベースなど、分析に用いる学術情報はほとんど同じです。そこで、データ分析のノウハウ共有や共同でのツール開発を行うためにCode for Research Administration (Code for RAまたはC4RA)というコミュニティを立ち上げ、Slackでの情報共有、ウェブサイト(*1)からの情報発信、GitHub(*2)でのコード共有を始めました。<br />
::大学図書館は長い歴史の中で、学術情報の流通を軸に、研究活動を支える役割を担ってきました。一方で、URAという新しい職種は、いまだ定着したとは言えず、URAがこれからどんな「価値」を生み出すかにかかっていると考えています。本発表では、URAとライブラリアンが、それぞれ求められる役割を認識しつつも、大学等での研究を活発にしていくためにどのような協力が可能なのか、学術情報をキーワードに議論できればと考えています。<br />
<br />
::(*1) Code for RAホームページ https://sites.google.com/view/c4ra/<br />
::(*2) Code for RAのGitHubアカウント https://github.com/c4ra<br />
<br />
<br />
===<span id="maruyama">「NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。」(丸山高弘)</span>===<br />
<br />
::NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。Hykuシステムの概要説明、プロジェクト内容、ゴールについてを説明し、そのためのプロジェクトチームへの参加者を募集します。Hykuを運用するサーバの構築、運用ノウハウの蓄積(ドキュメントの日本語化を含む)、Hykuの日本語対応、AWSでの運用ノウハウの蓄積などに、興味関心がある方を広く募集する予定です。<br />
<br />
::発表スライド [https://www.slideshare.net/maru3/code4lib-japan2018-hyku https://www.slideshare.net/maru3/code4lib-japan2018-hyku]<br />
<br />
===<span id="yoshimoto">「背を撮影できる書影撮影デバイスの開発」(Ryuuji Yoshimoto)</span>===<br />
<br />
::2013年のcode4libカンファレンスで発表した「[http://www.slideshare.net/ryuujiy/code4-lib-25768980 カーリルブックスキャナ ]」では、撮影手法や品質について多くの課題が残った。しかし、棚画像からの蔵書の自動認識や、VR技術による図書館体験の提供など「本の背」画像のニーズはますます高まっている。このような中でカーリルでは、2013年の発表後さらに3回の試作機開発を進めてきた。高速で安定して動作する実用的な書影撮影スキャナの実現方法について発表する。<br />
<br />
参考: https://openbookcamera.com/<br />
<br />
スライド: https://www.slideshare.net/ryuujiy/code4lib-2018-open-book-camera-v1<br />
<br />
(PDF): https://www.dropbox.com/s/ftx2i4yquqo1kqq/openbookcamera.pdf?dl=0<br />
<br />
Github: https://github.com/CALIL/openbookcamera<br />
<br />
Facebookグループ: https://www.facebook.com/groups/312321362870249/<br />
<br />
===<span id="kouya">「検索可能なopenBD APIの実装」(幸谷智紀)</span>===<br />
<br />
::日々更新されるopenBD APIの書誌データの活用のためには,検索可能な形でユーザに提供される必要がある。我々はopenBDの書誌データをMySQLで検索できるように加工し,Web APIとしても利用できる「openBD Search API」を実装した。また,このAPIを活用した簡易な検索UIも構築している。本発表では,openBD Search APIの概要と利用方法について述べる。<br />
<br />
===<span id="nakamura">「Omekaを用いたデジタルコレクションの公開と活用:東京大学デジタルアーカイブズ構築事業における構築事例」(中村覚)</span>===<br />
<br />
:: 東京大学では附属図書館と情報基盤センターが中心となり、学内の多様な学術資産のデジタルアーカイブ化を行い、その公開と利活用を支援する「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業」を2017年から実施している。本事業の具体的な取り組み内容として、①学内における学術資産のデジタル化とオープンデータ化の促進、②公開システムを持たない部局に対する学術資産の公開支援、および③学内の学術資産を横断して検索するためのポータルシステムの構築を行っている。<br />
:: 特に②の公開支援においては、支援が必要な部局から画像やメタデータを受け取り、公開サイトの構築までを担うサービスを提供している。ソフトウェアとして、デジタルコレクションを構築するためのオープンソースソフトウェアであるOmekaを使用し、複数部局のデジタルアーカイブの公開を行なっている。さらに、単なる学術資産の公開に留まらず、第三者や計算機による公開データの利活用を支援することを目的として、各種国際・標準規格の導入を進めている。具体的には、機械可読な形式で情報を公開するための仕組みであるLOD(Linked Open Data)、画像の公開・共有のための国際規格であるIIIF(International Image Interoperability Framework)準拠の画像、および人文学資料のマークアップのためのガイドラインであるTEI(Text Encoding Initiative)に従って作成したテキストデータを公開している。<br />
:: 本報告では、Omekaを用いたデジタルコレクションの構築事例と、LODやIIIF、TEIを用いた学術資産の活用事例について述べる。<br />
<br />
::発表スライド:https://www.slideshare.net/satorunakamura7/omeka-112638897<br />
<br />
===<span id="egusa">「移行しやすく使いやすいデジタルコレクション公開サイト構築の試み --教育図書館貴重書デジタルコレクション公開準備の経験から--」(江草由佳)</span>===<br />
<br />
::2018年9月に公開を予定している「国立教育政策研究所教育図書館貴重書デジタルコレクション(仮称)」の公開準備に携わった経験から、移行しやすく使いやすいデジタルコレクションデジタルコレクション公開サイトの構築について報告する。<br />
::このデジタルコレクションは、教育図書館が所蔵する対象資料数:78点、総コマ数3954コマ(フルカラー、360ppi程度)、総容量約42GBの写真コレクションである。<br />
::デジタルコレクションは、移行がうまくできずに、死蔵されたり、消えてしまったりする問題がある。本報告では、それを避ける方法について実践したことについて報告する。<br />
::方法は、フォルダごと別のWebサーバへコピーするだけで別のWebサーバーに移行できるようすることを検討した。具体的には、HTML+CSS+JavaScriptだけで作成した静的なサイトとし、Webサーバー側にphpやrubyなどのWebサーバー以外の特別な環境を必要とせず、かつ、ウェブブラウザ側にもビューアーのプラグインインストールなど必要としないようにした。<br />
::使いやすさについて工夫した点も紹介する。一例をあげると、現在、JavaScriptで動くビューアーに使いやすいものがあり(viewer.js)、画像を閲覧する際に、ブラウザ上で、ズームや回転などが直感的に行え、ストレスなく画像を閲覧できる。IIIFを導入できない状況下であっても、少しの工夫で、利用者に使いやすデジタルコレクションの提供が可能であることを紹介したい。<br />
::また、デジタルコレクションを公開準備する際に、やっておくと良いと考えたもの、便利なツールなどの紹介もできたらと思う。<br />
<br />
===<span id="sugiyama">「VuFindを使った資料・事・人をシームレスに発見するサービスの試み」(杉山智章)</span>===<br />
<br />
::オープンソースのディスカバリー・サービスであるVuFindを使用して提供している統合検索サービス「静大図書館UniFind」について報告する。静大OPACや静岡大学学術リポジトリをはじめ、シラバス授業科目とその参考書、学生用選定図書、教員・研究者情報などのさまざまなデータソースからメタデータをOAI-PMHによりハーベストして、検索を可能にしたシステムである。<br />
::「静大図書館UniFind」のUniはラテン語の”1つの”に由来し、”University”や”Unique”の意味を合わせ持っている。ディスカバリー・サービスの元々の機能は、図書館の所蔵資料や機関リポジトリなどの電子資料を統合して検索できるようにしたものであるが、「静大図書館UniFind」では、学内の授業科目(事の情報)や教員・研究者(人の情報)もMARC21フォーマットでのメタデータ交換を行うことで、学習・研究のための様々な情報をシームレスに発見できることを目指している。<br />
::なお、VuFindは日本語をはじめ20以上の言語に対応しており、言語表示の切り替えは設定ファイルの変更により行うことが可能である。しかし、VuFindの持つ特徴的な機能を日本語環境で動作させるには、調整作業が必要になる箇所がある。それらの留意点についても報告したい。<br />
<br />
==ライトニングトーク(X件)==<br />
<br />
===<span id="okamoto">「都道府県立図書館のデジタルアーカイブの二次利用ポリシーを調べてみたよ」(岡本真)</span>===<br />
::発表スライド:[[ファイル:20180901_岡本_講演_Code4LibJAPANカンファレンス2018ライトニングトーク.pdf]]<br />
::オープンデータ:都道府県立図書館デジタルアーカイブ所在・二次利用方針悉皆調査(CCBY) https://www.dropbox.com/sh/a2cphk8v749d2tv/AACYaOa1ZgCaCvtFNEW1GySUa?dl=0<br />
===<span id="iwai">「国大図協『これからの学術情報システム』レポート作成経緯」(岩井雅史)</span>===<br />
::発表スライド:https://www.slideshare.net/MasashiIWAI/ss-112633754<br />
===<span id="maeda">「文献データベースを使ったトレンドワード提示実験」(前田朗) </span>===<br />
::発表スライド: https://www.slideshare.net/genroku/ss-112626394<br />
<br />
::準備中</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2018/presentation&diff=1830
C4ljp2018/presentation
2018-09-02T03:52:38Z
<p>丸山高弘: /* 「NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。」(丸山高弘) */</p>
<hr />
<div>==基調講演==<br />
<br />
===<span id="kanemune">「データ教育の出番! 2020年度からはじまる小中高の情報教育」(兼宗 進 氏(大阪電気通信大学))</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::10年ごとに教育課程の改訂が予定されている。小学校からのプログラミングの必修化が注目されているが、データ活用も大きなテーマになっている。算数と数学では統計的なデータが扱われ、高校では必履修の情報Iでデータベースが、選択の情報IIでデータサイエンスと(データベースを活用した)情報システムのプログラミングが扱われる予定である。本発表ではこれらの教育課程を概観し、図書館を含むデータ活用の重要性と教育の可能性を議論したい。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::(株)リコーで図書館システムを開発、筑波大学ビジネス科学研究科で博士号を取得後、一橋大学准教授を経て、2009年から大阪電気通信大学教授。専門はデータベース、プログラミング言語、情報科学教育。文部科学省の委員として小中高の情報教育とプログラミング教育を検討。教育用言語「ドリトル」、データベース学習環境「サクセス」、情報科学学習教材「CSアンプラグド」などを公開している。<br />
<br />
===<span id="watanabe">「寺社資料の電子化・共有による新たな研究の展望と課題」(渡邉 匡一 氏(信州大学))</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::日本各地の寺社に所蔵される典籍(本や文書等)は、未だに調査・研究がされていない状況にある。本発表では、福島県、長野県、香川県での調査・研究を具体例に、寺社資料の情報が電子化・共有されることによって可能となる研究の展望と課題について考える。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::1962年 東京生れ<br />
::1998年 早稲田大学大学院 修了<br />
::1998年 いわき明星大学 助手<br />
::2002年 信州大学人文学部 助教授<br />
::2004年 国文学研究資料館 客員助教授(併任)(平成2006年3月まで)<br />
::2013年 信州大学人文学部 教授<br />
::2015年 信州大学 副学長(学術情報担当)、附属図書館長<br />
::2017年 大学史資料センター長兼務<br />
<br />
:参考<br />
::https://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/philosophy/board/watanabe/<br />
::https://nrid.nii.ac.jp/ja/nrid/1000040306098/<br />
<br />
<br />
==発表採択リスト(11件)==<br />
<br />
===<span id="hayashi">「 LODを活用した外部リソースと連携可能なWebサイトの構築」(林賢紀)</span>===<br />
<br />
::Linked Open Data(LOD)により、DBpediaをはじめ多くの情報資源が機械可読形式で公開されており、これらを利用して新たな情報資源を作る試みも各所でなされている。<br />
::そこで、国立研究開発法人国際農林水産業研究センター公式Webサイトにおいては、CMSとして利用しているDrupalの機能を拡張しDBpediaおよびGBIFで公開されている情報をAPIにより取り込むことを可能とした。このような、自サイトの情報を拡張して提供する事例を通じ、情報資源同士の効率的な連携方法について検討したい。<br />
::発表スライド:https://doi.org/10.6084/m9.figshare.7037822.v2<br />
<br />
===<span id="takahashi">「 小倉百人一首LOD~図書館のオープンデータを活用する~」(高橋菜奈子)</span>===<br />
<br />
:: 小倉百人一首の情報をLinked Open Data (LOD)のデータセットとして公開した小倉百人一首LODについて紹介する。近年、図書館が所蔵する古典籍画像にオープンなライセンスを付与されて公開されている。小倉百人一首の画像も刊本・写本・錦絵・書道など様々な形態の画像がいくつかの図書館から公開されている。各図書館が単体で提供しているオープンデータをリンクすることによって、LODの有効性を示し、オープンデータの活用例を示すことが狙いである。<br />
:: データ作成にあたって、かるたのLODは世界的にも事例がないため、かるたに特有の語彙は独自定義を用い、データモデルを設計した。和歌ごとにリソースを設定し、歌人については別リソースとして、和歌から歌人にリンクする形を基本とした。加えて、各地の図書館等で所蔵する古典籍のデータとかるたの情報とのリンクを形成している。<br />
:: 和歌のデータには、読札・取札のテキストと画像、上の句・下の句・決まり字、坊主めくり用の区分といったゲームに必要な情報や、歌枕の緯度・経度等の付加的な情報を加えた。歌人のデータは、基本情報として漢字表記・ヨミ・ローマ字表記・英語翻訳名を持ち、人物に関する詳細な情報は、DBPedia、NDL Authoritiesにリンクすることによって、外部リソースにゆだねた。各地の図書館等で所蔵する古典籍のデータは、画像のURLと翻刻のデータを作成した。なお、複数のかるたが含まれている画像については、IIIFの技術を使って、画像の一部を切り出す改善を行っている。<br />
:: LinkDataを公開プラットフォームとして使い、ソースの種類ごとにテーブルをわけて複数のデータセットを組み合わせることによって、次々とデータがリンクする小倉百人一首LODの全体を実現している。<br />
::参考:http://idea.linkdata.org/idea/idea1s2398i<br />
::発表スライド:https://www.slideshare.net/tnanako64/ogura-lod-at-code4lib20180901<br />
<br />
===<span id="sawaya">「 人と人、人と情報、人と地域を繋げていくためのオープンデータの利活用をめざして」(澤谷晃子)</span>===<br />
<br />
::大阪市立図書館は、2017年3月2日に当館デジタルアーカイブ画像の一部をオープンデータとして提供を開始した。公共図書館では初の試みであり、新聞等に取り上げられるなどの反響があった。大阪市立図書館ではオープンデータ開始後も、資料展示、画像の人気投票、オープンデータ画像検索・加工講座の開催など、継続して実施している。また、機会を見つけて当館オープンデータに興味がありそうな方と接触することで、活用の可能性の幅が広がってきた。<br />
::今回の発表では、当館のオープンデータ利活用に向けた取組と、図書館以外の方と繋がって実施できた取組等を私見も交えてご報告させていただき、今後の展開については、会場の皆さんからもご意見を頂戴したい。<br />
<br />
===<span id="asakura">「物語る楽しみが子どもを育てる~デジタルメディアを「創る」の支援に~」(朝倉民枝)</span>===<br />
<br />
::紙/デジタル絵本を作成するアプリ「ピッケのつくるえほん」を開発し、子どもが物語をつくり語る活動の支援を始めて、10年になる。プラットフォームについては、当初はパソコンソフト(Flash AIR)、次にFacebookアプリ、現在はiPadアプリと変遷したものの、目的や仕様は同一である。登場キャラクタや世界観は、2002年よりインタラクティブ絵本として公開しているWebサイト「ピッケのおうち」を継承している。<br />
::子どもにとって、絵本を読んでもらうことは楽しみである。想像の世界にあそび自ら物語をつくり語ることもまた、大きな喜びをもたらす。本アプリでは、画材を未だうまく扱えない、あるいは文字を未だ知らない幼児であっても、あらかじめ用意された絵素材の配置や発話によって、絵本を完成することができる。顔表情を選択し、インタラクティブにポーズを変えながらの作話は、発想を促す。ワークショップで4歳児が絵本を完成させることに、子ども本人や親が驚く。デジタルメディアは、「創る」への敷居を下げ「創る」をエンパワーする。<br />
::家庭、学校などの教育機関、地域社会。これらが緩やかにつながった多様な社会全体で、子どもを育てたい。図書館は、その3つともにまたがる場であり、情報が行き交う地域のコミュニティとして、これからますます重要な役割を担うであろう。その図書館で、言葉と物語の創る活動が、日常的に行われることを望む。<br />
::発表では、物語づくり活動の目的と概要、そのためのアプリデザイン、活用事例、子どもの作品例などを紹介する。<br />
<br />
===<span id="hirai">「リサーチ・アドミニストレーターによるデータ分析コミュニティCode for RAと図書館との関わり」(平井克之、上坂明子、堤良恵)</span>===<br />
<br />
::リサーチ・アドミニストレーター(URA)は、研究が活発になるための仕組みを考え、大学の執行部とともに、施策に落とし込む仕事をしています。大学によってURAに求められるミッションは異なる部分もあるのですが、そういったことが期待されている大学が多いと認識しています。具体的な業務としては、プレアワードやポストアワード、異分野融合研究や国際共同研究の推進など多岐にわたりますが、研究推進に関するデータ分析もその一つです。<br />
::全国各地に散らばるURAが競うべきものは、研究が活発になるための仕組みを考える部分であって、誰がやっても差が出ないような定型的な分析では協力できればと考えています。実際、書誌データベースや科研費データベースなど、分析に用いる学術情報はほとんど同じです。そこで、データ分析のノウハウ共有や共同でのツール開発を行うためにCode for Research Administration (Code for RAまたはC4RA)というコミュニティを立ち上げ、Slackでの情報共有、ウェブサイト(*1)からの情報発信、GitHub(*2)でのコード共有を始めました。<br />
::大学図書館は長い歴史の中で、学術情報の流通を軸に、研究活動を支える役割を担ってきました。一方で、URAという新しい職種は、いまだ定着したとは言えず、URAがこれからどんな「価値」を生み出すかにかかっていると考えています。本発表では、URAとライブラリアンが、それぞれ求められる役割を認識しつつも、大学等での研究を活発にしていくためにどのような協力が可能なのか、学術情報をキーワードに議論できればと考えています。<br />
<br />
::(*1) Code for RAホームページ https://sites.google.com/view/c4ra/<br />
::(*2) Code for RAのGitHubアカウント https://github.com/c4ra<br />
<br />
<br />
===<span id="maruyama">「NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。」(丸山高弘)</span>===<br />
<br />
::NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。Hykuシステムの概要説明、プロジェクト内容、ゴールについてを説明し、そのためのプロジェクトチームへの参加者を募集します。Hykuを運用するサーバの構築、運用ノウハウの蓄積(ドキュメントの日本語化を含む)、Hykuの日本語対応、AWSでの運用ノウハウの蓄積などに、興味関心がある方を広く募集する予定です。<br />
<br />
::[https://www.slideshare.net/maru3/code4lib-japan2018-hyku https://www.slideshare.net/maru3/code4lib-japan2018-hyku]<br />
<br />
===<span id="yoshimoto">「背を撮影できる書影撮影デバイスの開発」(Ryuuji Yoshimoto)</span>===<br />
<br />
::2013年のcode4libカンファレンスで発表した「[http://www.slideshare.net/ryuujiy/code4-lib-25768980 カーリルブックスキャナ ]」では、撮影手法や品質について多くの課題が残った。しかし、棚画像からの蔵書の自動認識や、VR技術による図書館体験の提供など「本の背」画像のニーズはますます高まっている。このような中でカーリルでは、2013年の発表後さらに3回の試作機開発を進めてきた。高速で安定して動作する実用的な書影撮影スキャナの実現方法について発表する。<br />
<br />
参考: https://openbookcamera.com/<br />
<br />
スライド: https://www.slideshare.net/ryuujiy/code4lib-2018-open-book-camera-v1<br />
<br />
(PDF): https://www.dropbox.com/s/ftx2i4yquqo1kqq/openbookcamera.pdf?dl=0<br />
<br />
Github: https://github.com/CALIL/openbookcamera<br />
<br />
Facebookグループ: https://www.facebook.com/groups/312321362870249/<br />
<br />
===<span id="kouya">「検索可能なopenBD APIの実装」(幸谷智紀)</span>===<br />
<br />
::日々更新されるopenBD APIの書誌データの活用のためには,検索可能な形でユーザに提供される必要がある。我々はopenBDの書誌データをMySQLで検索できるように加工し,Web APIとしても利用できる「openBD Search API」を実装した。また,このAPIを活用した簡易な検索UIも構築している。本発表では,openBD Search APIの概要と利用方法について述べる。<br />
<br />
===<span id="nakamura">「Omekaを用いたデジタルコレクションの公開と活用:東京大学デジタルアーカイブズ構築事業における構築事例」(中村覚)</span>===<br />
<br />
:: 東京大学では附属図書館と情報基盤センターが中心となり、学内の多様な学術資産のデジタルアーカイブ化を行い、その公開と利活用を支援する「東京大学デジタルアーカイブズ構築事業」を2017年から実施している。本事業の具体的な取り組み内容として、①学内における学術資産のデジタル化とオープンデータ化の促進、②公開システムを持たない部局に対する学術資産の公開支援、および③学内の学術資産を横断して検索するためのポータルシステムの構築を行っている。<br />
:: 特に②の公開支援においては、支援が必要な部局から画像やメタデータを受け取り、公開サイトの構築までを担うサービスを提供している。ソフトウェアとして、デジタルコレクションを構築するためのオープンソースソフトウェアであるOmekaを使用し、複数部局のデジタルアーカイブの公開を行なっている。さらに、単なる学術資産の公開に留まらず、第三者や計算機による公開データの利活用を支援することを目的として、各種国際・標準規格の導入を進めている。具体的には、機械可読な形式で情報を公開するための仕組みであるLOD(Linked Open Data)、画像の公開・共有のための国際規格であるIIIF(International Image Interoperability Framework)準拠の画像、および人文学資料のマークアップのためのガイドラインであるTEI(Text Encoding Initiative)に従って作成したテキストデータを公開している。<br />
:: 本報告では、Omekaを用いたデジタルコレクションの構築事例と、LODやIIIF、TEIを用いた学術資産の活用事例について述べる。<br />
<br />
::発表スライド:https://www.slideshare.net/satorunakamura7/omeka-112638897<br />
<br />
===<span id="egusa">「移行しやすく使いやすいデジタルコレクション公開サイト構築の試み --教育図書館貴重書デジタルコレクション公開準備の経験から--」(江草由佳)</span>===<br />
<br />
::2018年9月に公開を予定している「国立教育政策研究所教育図書館貴重書デジタルコレクション(仮称)」の公開準備に携わった経験から、移行しやすく使いやすいデジタルコレクションデジタルコレクション公開サイトの構築について報告する。<br />
::このデジタルコレクションは、教育図書館が所蔵する対象資料数:78点、総コマ数3954コマ(フルカラー、360ppi程度)、総容量約42GBの写真コレクションである。<br />
::デジタルコレクションは、移行がうまくできずに、死蔵されたり、消えてしまったりする問題がある。本報告では、それを避ける方法について実践したことについて報告する。<br />
::方法は、フォルダごと別のWebサーバへコピーするだけで別のWebサーバーに移行できるようすることを検討した。具体的には、HTML+CSS+JavaScriptだけで作成した静的なサイトとし、Webサーバー側にphpやrubyなどのWebサーバー以外の特別な環境を必要とせず、かつ、ウェブブラウザ側にもビューアーのプラグインインストールなど必要としないようにした。<br />
::使いやすさについて工夫した点も紹介する。一例をあげると、現在、JavaScriptで動くビューアーに使いやすいものがあり(viewer.js)、画像を閲覧する際に、ブラウザ上で、ズームや回転などが直感的に行え、ストレスなく画像を閲覧できる。IIIFを導入できない状況下であっても、少しの工夫で、利用者に使いやすデジタルコレクションの提供が可能であることを紹介したい。<br />
::また、デジタルコレクションを公開準備する際に、やっておくと良いと考えたもの、便利なツールなどの紹介もできたらと思う。<br />
<br />
===<span id="sugiyama">「VuFindを使った資料・事・人をシームレスに発見するサービスの試み」(杉山智章)</span>===<br />
<br />
::オープンソースのディスカバリー・サービスであるVuFindを使用して提供している統合検索サービス「静大図書館UniFind」について報告する。静大OPACや静岡大学学術リポジトリをはじめ、シラバス授業科目とその参考書、学生用選定図書、教員・研究者情報などのさまざまなデータソースからメタデータをOAI-PMHによりハーベストして、検索を可能にしたシステムである。<br />
::「静大図書館UniFind」のUniはラテン語の”1つの”に由来し、”University”や”Unique”の意味を合わせ持っている。ディスカバリー・サービスの元々の機能は、図書館の所蔵資料や機関リポジトリなどの電子資料を統合して検索できるようにしたものであるが、「静大図書館UniFind」では、学内の授業科目(事の情報)や教員・研究者(人の情報)もMARC21フォーマットでのメタデータ交換を行うことで、学習・研究のための様々な情報をシームレスに発見できることを目指している。<br />
::なお、VuFindは日本語をはじめ20以上の言語に対応しており、言語表示の切り替えは設定ファイルの変更により行うことが可能である。しかし、VuFindの持つ特徴的な機能を日本語環境で動作させるには、調整作業が必要になる箇所がある。それらの留意点についても報告したい。<br />
<br />
==ライトニングトーク(X件)==<br />
<br />
===<span id="okamoto">「都道府県立図書館のデジタルアーカイブの二次利用ポリシーを調べてみたよ」(岡本真)</span>===<br />
::発表スライド:[[ファイル:20180901_岡本_講演_Code4LibJAPANカンファレンス2018ライトニングトーク.pdf]]<br />
::オープンデータ:都道府県立図書館デジタルアーカイブ所在・二次利用方針悉皆調査(CCBY) https://www.dropbox.com/sh/a2cphk8v749d2tv/AACYaOa1ZgCaCvtFNEW1GySUa?dl=0<br />
===<span id="iwai">「国大図協『これからの学術情報システム』レポート作成経緯」(岩井雅史)</span>===<br />
::発表スライド:https://www.slideshare.net/MasashiIWAI/ss-112633754<br />
===<span id="maeda">「文献データベースを使ったトレンドワード提示実験」(前田朗) </span>===<br />
::発表スライド: https://www.slideshare.net/genroku/ss-112626394<br />
<br />
::準備中</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2018/program&diff=1829
C4ljp2018/program
2018-09-02T03:51:28Z
<p>丸山高弘: /* 2018年9月2日(日): 2日目 */</p>
<hr />
<div>__NOTOC__<br />
==発表プログラム==<br />
<br />
===2018年9月1日(土): 1日目===<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
| 9:30~11:30<br />
| [[C4ljp2018/preconference | プレカンファレンス]]<br />
|rowspan="14"|[http://www.library.pref.nagano.jp/ 県立長野図書館]<br />
|-<br />
|12:30~13:00<br />
|受付<br />
|-<br />
|13:00~13:10<br />
|開会のあいさつ<br />
|-<br />
|13:10~13:15<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|13:15~14:15<br />
|基調講演①:[[C4ljp2018/presentation#kanemune | 兼宗 進氏(大阪電気通信大学)「データ教育の出番! 2020年度からはじまる小中高の情報教育」]](座長:高久雅生)<br />
|-<br />
|14:15~14:30<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:30~16:00<br />
|プレゼンテーション【オープンデータ】(座長:大向一輝)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#hayashi | LODを活用した外部リソースと連携可能なWebサイトの構築(林賢紀) ]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#takahashi | 小倉百人一首LOD~図書館のオープンデータを活用する~(高橋菜奈子)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#sawaya| 人と人、人と情報、人と地域を繋げていくためのオープンデータの利活用をめざして(澤谷晃子)]]<br />
|-<br />
|16:00~16:15<br />
|休憩<br />
|-<br />
|16:15~17:15<br />
|プレゼンテーション【新たな図書館の役割】(座長:常川真央)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#asakura | 物語る楽しみが子どもを育てる~デジタルメディアを「創る」の支援に~(朝倉民枝)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#hirai | リサーチ・アドミニストレーターによるデータ分析コミュニティCode for RAと図書館との関わり(平井克之、上坂明子、堤良恵)]]<br />
|-<br />
|17:15~17:30<br />
|休憩<br />
|-<br />
|17:30~18:05<br />
|ライトニングトーク(座長:阪口哲男)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#okamoto | 「都道府県図書館のDA二次利用ポリシーを調べたよ」]](岡本真)<br />
*「ライブラリアン主体の医療・健康情報サイト『hlib.jp』の構築と運用」(小嶋智美 (Independent Librarian) ) / [https://www.slideshare.net/satomikojima750/hlibjp スライド]<br />
*「ある論文検索サービスの炎上」(大向一輝)<br />
*「国大図協『これからの学術情報システム』レポート作成経緯」(岩井雅史) / [https://www.slideshare.net/MasashiIWAI/ss-112633754 スライド]<br />
*「文献データベースを使ったトレンドワード提示実験」(前田朗)<br />
*「続くデジタルアーカイブ、消えるデジタルアーカイブ」(小村愛美) / [https://www.slideshare.net/itsumikomura/c4ljp2018-lt-komura スライド]<br />
|-<br />
|18:05~18:15<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|18:15~18:25<br />
|写真撮影<br />
|-<br />
|18:25~19:00<br />
|懇親会会場への移動<br />
|-<br />
|19:00~21:00<br />
|懇親会(4,500円程度)<br />
|[https://r.gnavi.co.jp/n904803/ 信州長屋酒場]<br />
|}<br />
<br />
===2018年9月2日(日): 2日目===<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
| 8:45〜 9:00<br />
|受付開始<br />
|rowspan="18"|[http://www.library.pref.nagano.jp/ 県立長野図書館]<br />
|-<br />
| 9:00〜 9:05<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
| 9:05〜10:05<br />
|基調講演②:[[C4ljp2018/presentation#watanabe | 渡邉 匡一氏(信州大学)「寺社資料の電子化・共有による新たな研究の展望と課題」]](座長:森いづみ)<br />
|-<br />
|10:05〜10:20<br />
|休憩<br />
|-<br />
|10:20〜10:40<br />
|協賛団体セッション(座長:清田陽司)<br />
|-<br />
|10:40〜11:15<br />
|プレゼンテーション【ショート】(座長:天野絵里子)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#maruyama | NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。(丸山高弘)]]/[https://www.slideshare.net/maru3/code4lib-japan2018-hyku スライド]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#yoshimoto | 背を撮影できる書影撮影デバイスの開発II(Ryuuji Yoshimoto)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#kouya | 検索可能なopenBD APIの実装(幸谷智紀)]]<br />
|-<br />
|11:15〜11:30<br />
|写真撮影&諸連絡<br />
|-<br />
|11:30〜12:30<br />
|昼休憩<br />
*希望者にはお弁当あり:[https://rogeratable.jimdo.com/ ロジェ・ア・ターブル]<br />
|-<br />
|12:30〜14:00<br />
|プレゼンテーション【コレクションの構築と検索】(座長:林賢紀)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#nakamura | Omekaを用いたデジタルコレクションの公開と活用:東京大学デジタルアーカイブズ構築事業における構築事例(中村覚)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#egusa | 移行しやすく使いやすいデジタルコレクション公開サイト構築の試み --教育図書館貴重書デジタルコレクション公開準備の経験から--(江草由佳)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#sugiyama | VuFindを使った資料・事・人をシームレスに発見するサービスの試み(杉山智章)]]<br />
|-<br />
|14:00〜14:35<br />
|ライトニングトーク(座長:林水紀)<br />
*Useful thinks I learned at OCLC (坂口泉)<br />
*デジタルアーカイブ学会第3回研究大会(時実象一)<br />
*グラフデータベースによるゴジラ映画の系譜(丸山高弘) powered by [https://neo4j.com Neo4j]<br />
*国会図書館件名標目自然文検索(前田朗)<br />
*マッチングアプリの実証実験について その後(岡崎有彩)<br />
*Linked Open Data on Github Pages (高久雅生) / [https://speakerdeck.com/masao/lod-on-github-pages スライド]<br />
|-<br />
|14:35〜14:50<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:50〜15:35<br />
|アンカンファレンス<br />
|-<br />
|15:35〜15:50<br />
|休憩<br />
|-<br />
|15:50〜16:05<br />
|アンカンファレンス報告<br />
|-<br />
|16:05〜16:35<br />
|Ask Anything<br />
|-<br />
|16:35〜16:45<br />
|閉会の挨拶<br />
|-<br />
|16:45〜17:00<br />
|解散 / 片付け<br />
|-<br />
|17:00〜18:00<br />
|ポストカンファレンス(今後のカンファレンス)<br />
|-<br />
|}</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2018/program&diff=1828
C4ljp2018/program
2018-09-02T03:49:05Z
<p>丸山高弘: /* 2018年9月2日(日): 2日目 */</p>
<hr />
<div>__NOTOC__<br />
==発表プログラム==<br />
<br />
===2018年9月1日(土): 1日目===<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
| 9:30~11:30<br />
| [[C4ljp2018/preconference | プレカンファレンス]]<br />
|rowspan="14"|[http://www.library.pref.nagano.jp/ 県立長野図書館]<br />
|-<br />
|12:30~13:00<br />
|受付<br />
|-<br />
|13:00~13:10<br />
|開会のあいさつ<br />
|-<br />
|13:10~13:15<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|13:15~14:15<br />
|基調講演①:[[C4ljp2018/presentation#kanemune | 兼宗 進氏(大阪電気通信大学)「データ教育の出番! 2020年度からはじまる小中高の情報教育」]](座長:高久雅生)<br />
|-<br />
|14:15~14:30<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:30~16:00<br />
|プレゼンテーション【オープンデータ】(座長:大向一輝)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#hayashi | LODを活用した外部リソースと連携可能なWebサイトの構築(林賢紀) ]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#takahashi | 小倉百人一首LOD~図書館のオープンデータを活用する~(高橋菜奈子)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#sawaya| 人と人、人と情報、人と地域を繋げていくためのオープンデータの利活用をめざして(澤谷晃子)]]<br />
|-<br />
|16:00~16:15<br />
|休憩<br />
|-<br />
|16:15~17:15<br />
|プレゼンテーション【新たな図書館の役割】(座長:常川真央)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#asakura | 物語る楽しみが子どもを育てる~デジタルメディアを「創る」の支援に~(朝倉民枝)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#hirai | リサーチ・アドミニストレーターによるデータ分析コミュニティCode for RAと図書館との関わり(平井克之、上坂明子、堤良恵)]]<br />
|-<br />
|17:15~17:30<br />
|休憩<br />
|-<br />
|17:30~18:05<br />
|ライトニングトーク(座長:阪口哲男)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#okamoto | 「都道府県図書館のDA二次利用ポリシーを調べたよ」]](岡本真)<br />
*「ライブラリアン主体の医療・健康情報サイト『hlib.jp』の構築と運用」(小嶋智美 (Independent Librarian) ) / [https://www.slideshare.net/satomikojima750/hlibjp スライド]<br />
*「ある論文検索サービスの炎上」(大向一輝)<br />
*「国大図協『これからの学術情報システム』レポート作成経緯」(岩井雅史) / [https://www.slideshare.net/MasashiIWAI/ss-112633754 スライド]<br />
*「文献データベースを使ったトレンドワード提示実験」(前田朗)<br />
*「続くデジタルアーカイブ、消えるデジタルアーカイブ」(小村愛美) / [https://www.slideshare.net/itsumikomura/c4ljp2018-lt-komura スライド]<br />
|-<br />
|18:05~18:15<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|18:15~18:25<br />
|写真撮影<br />
|-<br />
|18:25~19:00<br />
|懇親会会場への移動<br />
|-<br />
|19:00~21:00<br />
|懇親会(4,500円程度)<br />
|[https://r.gnavi.co.jp/n904803/ 信州長屋酒場]<br />
|}<br />
<br />
===2018年9月2日(日): 2日目===<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
| 8:45〜 9:00<br />
|受付開始<br />
|rowspan="18"|[http://www.library.pref.nagano.jp/ 県立長野図書館]<br />
|-<br />
| 9:00〜 9:05<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
| 9:05〜10:05<br />
|基調講演②:[[C4ljp2018/presentation#watanabe | 渡邉 匡一氏(信州大学)「寺社資料の電子化・共有による新たな研究の展望と課題」]](座長:森いづみ)<br />
|-<br />
|10:05〜10:20<br />
|休憩<br />
|-<br />
|10:20〜10:40<br />
|協賛団体セッション(座長:清田陽司)<br />
|-<br />
|10:40〜11:15<br />
|プレゼンテーション【ショート】(座長:天野絵里子)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#maruyama | NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。(丸山高弘)]]/[https://www.slideshare.net/maru3/code4lib-japan2018-hyku スライド]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#yoshimoto | 背を撮影できる書影撮影デバイスの開発II(Ryuuji Yoshimoto)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#kouya | 検索可能なopenBD APIの実装(幸谷智紀)]]<br />
|-<br />
|11:15〜11:30<br />
|写真撮影&諸連絡<br />
|-<br />
|11:30〜12:30<br />
|昼休憩<br />
*希望者にはお弁当あり:[https://rogeratable.jimdo.com/ ロジェ・ア・ターブル]<br />
|-<br />
|12:30〜14:00<br />
|プレゼンテーション【コレクションの構築と検索】(座長:林賢紀)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#nakamura | Omekaを用いたデジタルコレクションの公開と活用:東京大学デジタルアーカイブズ構築事業における構築事例(中村覚)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#egusa | 移行しやすく使いやすいデジタルコレクション公開サイト構築の試み --教育図書館貴重書デジタルコレクション公開準備の経験から--(江草由佳)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#sugiyama | VuFindを使った資料・事・人をシームレスに発見するサービスの試み(杉山智章)]]<br />
|-<br />
|14:00〜14:35<br />
|ライトニングトーク(座長:林水紀)<br />
*Useful thinks I learned at OCLC (坂口泉)<br />
*デジタルアーカイブ学会第3回研究大会(時実象一)<br />
*グラフデータベースによるゴジラ映画の系譜(丸山高弘)<br />
*国会図書館件名標目自然文検索(前田朗)<br />
*マッチングアプリの実証実験について その後(岡崎有彩)<br />
*Linked Open Data on Github Pages (高久雅生) / [https://speakerdeck.com/masao/lod-on-github-pages スライド]<br />
|-<br />
|14:35〜14:50<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:50〜15:35<br />
|アンカンファレンス<br />
|-<br />
|15:35〜15:50<br />
|休憩<br />
|-<br />
|15:50〜16:05<br />
|アンカンファレンス報告<br />
|-<br />
|16:05〜16:35<br />
|Ask Anything<br />
|-<br />
|16:35〜16:45<br />
|閉会の挨拶<br />
|-<br />
|16:45〜17:00<br />
|解散 / 片付け<br />
|-<br />
|17:00〜18:00<br />
|ポストカンファレンス(今後のカンファレンス)<br />
|-<br />
|}</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2018/program&diff=1827
C4ljp2018/program
2018-09-02T03:38:27Z
<p>丸山高弘: /* 2018年9月2日(日): 2日目 */</p>
<hr />
<div>__NOTOC__<br />
==発表プログラム==<br />
<br />
===2018年9月1日(土): 1日目===<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
| 9:30~11:30<br />
| [[C4ljp2018/preconference | プレカンファレンス]]<br />
|rowspan="14"|[http://www.library.pref.nagano.jp/ 県立長野図書館]<br />
|-<br />
|12:30~13:00<br />
|受付<br />
|-<br />
|13:00~13:10<br />
|開会のあいさつ<br />
|-<br />
|13:10~13:15<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|13:15~14:15<br />
|基調講演①:[[C4ljp2018/presentation#kanemune | 兼宗 進氏(大阪電気通信大学)「データ教育の出番! 2020年度からはじまる小中高の情報教育」]](座長:高久雅生)<br />
|-<br />
|14:15~14:30<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:30~16:00<br />
|プレゼンテーション【オープンデータ】(座長:大向一輝)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#hayashi | LODを活用した外部リソースと連携可能なWebサイトの構築(林賢紀) ]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#takahashi | 小倉百人一首LOD~図書館のオープンデータを活用する~(高橋菜奈子)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#sawaya| 人と人、人と情報、人と地域を繋げていくためのオープンデータの利活用をめざして(澤谷晃子)]]<br />
|-<br />
|16:00~16:15<br />
|休憩<br />
|-<br />
|16:15~17:15<br />
|プレゼンテーション【新たな図書館の役割】(座長:常川真央)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#asakura | 物語る楽しみが子どもを育てる~デジタルメディアを「創る」の支援に~(朝倉民枝)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#hirai | リサーチ・アドミニストレーターによるデータ分析コミュニティCode for RAと図書館との関わり(平井克之、上坂明子、堤良恵)]]<br />
|-<br />
|17:15~17:30<br />
|休憩<br />
|-<br />
|17:30~18:05<br />
|ライトニングトーク(座長:阪口哲男)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#okamoto | 「都道府県図書館のDA二次利用ポリシーを調べたよ」]](岡本真)<br />
*「ライブラリアン主体の医療・健康情報サイト『hlib.jp』の構築と運用」(小嶋智美 (Independent Librarian) ) / [https://www.slideshare.net/satomikojima750/hlibjp スライド]<br />
*「ある論文検索サービスの炎上」(大向一輝)<br />
*「国大図協『これからの学術情報システム』レポート作成経緯」(岩井雅史) / [https://www.slideshare.net/MasashiIWAI/ss-112633754 スライド]<br />
*「文献データベースを使ったトレンドワード提示実験」(前田朗)<br />
*「続くデジタルアーカイブ、消えるデジタルアーカイブ」(小村愛美) / [https://www.slideshare.net/itsumikomura/c4ljp2018-lt-komura スライド]<br />
|-<br />
|18:05~18:15<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|18:15~18:25<br />
|写真撮影<br />
|-<br />
|18:25~19:00<br />
|懇親会会場への移動<br />
|-<br />
|19:00~21:00<br />
|懇親会(4,500円程度)<br />
|[https://r.gnavi.co.jp/n904803/ 信州長屋酒場]<br />
|}<br />
<br />
===2018年9月2日(日): 2日目===<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
| 8:45〜 9:00<br />
|受付開始<br />
|rowspan="18"|[http://www.library.pref.nagano.jp/ 県立長野図書館]<br />
|-<br />
| 9:00〜 9:05<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
| 9:05〜10:05<br />
|基調講演②:[[C4ljp2018/presentation#watanabe | 渡邉 匡一氏(信州大学)「寺社資料の電子化・共有による新たな研究の展望と課題」]](座長:森いづみ)<br />
|-<br />
|10:05〜10:20<br />
|休憩<br />
|-<br />
|10:20〜10:40<br />
|協賛団体セッション(座長:清田陽司)<br />
|-<br />
|10:40〜11:15<br />
|プレゼンテーション【ショート】(座長:天野絵里子)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#maruyama | NPO法人地域資料デジタル化研究会がオープンソースの次世代型デジタルリポジトリシステム Hyku の導入と運用のためのプロジェクトを立ち上げます。(丸山高弘)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#yoshimoto | 背を撮影できる書影撮影デバイスの開発II(Ryuuji Yoshimoto)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#kouya | 検索可能なopenBD APIの実装(幸谷智紀)]]<br />
|-<br />
|11:15〜11:30<br />
|写真撮影&諸連絡<br />
|-<br />
|11:30〜12:30<br />
|昼休憩<br />
*希望者にはお弁当あり:[https://rogeratable.jimdo.com/ ロジェ・ア・ターブル]<br />
|-<br />
|12:30〜14:00<br />
|プレゼンテーション【コレクションの構築と検索】(座長:林賢紀)<br />
*[[C4ljp2018/presentation#nakamura | Omekaを用いたデジタルコレクションの公開と活用:東京大学デジタルアーカイブズ構築事業における構築事例(中村覚)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#egusa | 移行しやすく使いやすいデジタルコレクション公開サイト構築の試み --教育図書館貴重書デジタルコレクション公開準備の経験から--(江草由佳)]]<br />
*[[C4ljp2018/presentation#sugiyama | VuFindを使った資料・事・人をシームレスに発見するサービスの試み(杉山智章)]]<br />
|-<br />
|14:00〜14:35<br />
|ライトニングトーク(座長:林水紀)<br />
*Useful thinks I learned at OCLC (坂口泉)<br />
*デジタルアーカイブ学会第3回研究大会(時実象一)<br />
*グラフデータベースによるゴジラ映画の系譜(丸山高弘)<br />
*国会図書館件名標目自然文検索(前田朗)<br />
*マッチングアプリの実証実験について その後(岡崎有彩)<br />
*Linked Open Data on Github Pages (高久雅生) / [https://speakerdeck.com/masao/lod-on-github-pages スライド]<br />
|-<br />
|14:35〜14:50<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:50〜15:35<br />
|アンカンファレンス<br />
|-<br />
|15:35〜15:50<br />
|休憩<br />
|-<br />
|15:50〜16:05<br />
|アンカンファレンス報告<br />
|-<br />
|16:05〜16:35<br />
|Ask Anything<br />
|-<br />
|16:35〜16:45<br />
|閉会の挨拶<br />
|-<br />
|16:45〜17:00<br />
|解散 / 片付け<br />
|-<br />
|17:00〜18:00<br />
|ポストカンファレンス(今後のカンファレンス)<br />
|-<br />
|}</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2016/presentation&diff=1548
C4ljp2016/presentation
2016-09-11T06:09:48Z
<p>丸山高弘: /* 「YouTubeを使った新着図書」(丸山 高弘) */</p>
<hr />
<div><!--<br />
{{DISPLAYTITLE:発表タイトル}}<br />
<div style="width:80%; border:1px dashed gray; margin:auto; text-align:center;"><br />
<strong style="font-size:larger;">発表者の方へ</strong><br />
可能でしたら、発表資料(スライド等)へのリンクを以下のご自身の欄に追加ください。<br />
:<code><nowiki>[http://slideshare.com/code4libjp/example タイトル](氏名)</nowiki></code> のように書けばリンクが張れます。<br />
</div><br />
--><br />
<br />
__TOC__<br />
<br />
==基調講演==<br />
<br />
===<span id="kidachi">基調講演(木達 一仁氏(株式会社ミツエーリンクス))「Webアクセシビリティのこれまでとこれから」</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::Webにおけるアクセシビリティとは何か。なぜWebアクセシビリティは重要なのか。重要であるにもかかわらず、なぜ今だその確保が不十分なWebサイトが少なくないのか。Webの利用者も、利用環境も多様化し続けているなか、今後どのような考え方を持ってWebコンテンツのアクセシビリティ確保に取り組むべきか。長年にわたりWebアクセシビリティの普及と啓発に携わってきた立場・視点から解説します。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::宇宙開発関連組織でウェブマスターとしての経験を積んだ後、IT業界へ。以来、Webコンテンツの実装工程に多数従事。2004年2月より株式会社ミツエーリンクスに参加、現在は取締役社長兼CTO。クライアントワークとしては、主にフロントエンドの設計や実装、関連ガイドラインの策定に従事。ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)委員。<br />
<br />
==<span id="sponsor">協賛団体セッション</span>==<br />
<br />
=== [https://speakerdeck.com/nabeta/c4ljp2016-enju-leaf-120 Project Next-L 「Next-L Enju Leaf 1.2.0 リリースに向けて」] ===<br />
<br />
2016年11月公開予定のオープンソース図書館システム「Next-L Enju Leaf 1.2.0」をご紹介します。<br />
<br />
==ロング発表(5件)==<br />
<br />
===<span id="kando">「プリントディスアビリティのある人のための資料のテキストデータ化、そして、その課題」(安藤 一博)</span>===<br />
<br />
::視覚障害やディスレクシアなど様々な理由で印刷物の利用に困難のある(プリントディスアビリティのある)人のために、図書館はこれまで資料の点字化、音声化(つまり、録音図書の製作)、拡大化など様々な方法によって資料を製作し、提供してきた。そして、近年では、2009年の著作権法の改正や合成音声技術などのICT技術の発達により、資料をテキストデータ化する機関や団体も出てきている。国立国会図書館は、1975年から約40年学術文献の録音図書を製作してきたが、テキストデータ化のメリットを考慮すると、学術文献のテキストデータ化についても検討しなくてはならない時期になっている。<br />
::テキストデータ化については、OCRの認識率が課題としてよく知られているが、それ以外にも誤読の問題、提供するフォーマットの問題、記述方式の問題、図や写真などの文字情報以外のコンテンツに対する説明をどうするかなど様々な課題が存在する。今回は、プリントディスアビリティのある人のための録音図書の製作でどのような配慮がされ、それをふまえて、資料のテキストデータ化について、どのような課題があるか整理し、今後とるべき方策について考えたい。<br />
<br />
===<span id="mkonaga">「図書館の未来を拓くオープンソースのLSP “FOLIO”」(古永 誠)</span>===<br />
<br />
::この度、複数の図書館・サービスプロバイダによる新しい協同イニシアチブ"FOLIO"が発足しました。FOLIO は"Future of Libraries is Open"を意味し、図書館やサービスプロバイダ、そしてその他関連機関が連携・交流し、開かれた環境のもと、今後求められる新しい機能要件を備えたオープンソースの次世代型図書館システム(ライブラリ・サービス・プラットフォーム:LSP)の開発を主な使命としています。図書館の新たな可能性を探ると共に、関連技術の更なる発展を目指しています。そしてそこから、新しい図書館サービスや技術革新の創出に繋がる交流・パートナーシップが育まれることを願っています。当日は、FOLIOの概念と機能開発、今後の予定等について、その概要をご説明します。<br />
<br />
===<span id="yryuuji">「カーリル Unitrad APIの設計/新しいAPIを設計するためにカーリルが取り組んだこと」(吉本 龍司)</span>===<br />
<br />
::カーリルが提供する業務用の高速横断検索APIの開発にあたって、カーリルが考えたことやそのプロセスを題材に、新しいAPIの設計手法を検討する。また設計の過程で発見したキーコンセプトについて具体的な技術を交えながら報告する。<br />
<br />
プレゼン資料(CC-BY)<br />
https://slides.com/ryuuji_y/deck-4/live#/<br />
<br />
===<span id="kimai">「図書館ビッグデータを「つなげる」書誌情報の名寄せ技術」(今井 敬吾)</span>===<br />
<br />
::図書館は膨大なデータやメタデータの宝庫であり、様々な利活用のデザイン・スペースが広がっている。これらを有効活用するには異種のデータを「つなぐ(結合する)」必要があり、機械処理による効率的な方法が期待される。一方、多くのデータは生のテキストそのものとして存在するため、様々なレベルで自然言語処理の応用が不可欠である。発表者は、業務のかたわら様々なデータソースからの書誌情報の統合と分析に従事しているため、実務者としての知見がたまっている。本発表では、n-gram や levenstein距離といった基本的な自然言語処理アルゴリズムを、オープンソースソフトウェアを駆使してどのように書誌情報処理へ適用しているか紹介する。一方、発表者は必ずしも図書館における情報処理に明るいわけではないため、周辺業務に関するベストプラクティスを参加者間で共有できればと考えている。Python 等による初等的なプログラミング知識があればよいが、必須ではない。<br />
<br />
===<span id="jkikkawa">[https://speakerdeck.com/corgies/20160911code4lib-japankanhuarensu2016-doiru-men 「DOI(Digital Object Identifier)入門」(吉川 次郎)]</span>===<br />
<br />
::近年、論文や研究データなどの多様な学術情報を扱う上で、DOI(Digital Object Identifier、デジタルオブジェクト識別子)がますます重要なものとなっている。日本国内の動向として、JaLC(Japan Link Center)における「研究データ利活用協議会」の発足など、DOI登録のみならず、その利活用を志向する段階に移行しつつあると言える。<br />
::しかし、研究者や図書館関係者にとって、あるいは、学術情報流通やウェブに関心をもつ人々にとって、DOIは「謎のハイパーリンク(あるいは謎の文字列)」というイメージを抱かれていることが少なくないのではないだろうか。DOIは学術情報にアクセスするための恒久的なハイパーリンクとしての機能のみならず、様々な機能を果たす。たとえば、Web APIによる書誌事項の提供を通じたアプリケーションやサービスとの連携や、定量的なアクセス分析のための基盤としての役割をもつ。<br />
::本発表では、「DOIなんて初めて聞いた」、「たまに耳にするけれど、あまり詳しくは知らない」といった人に向けて、実際のサービスや最新動向の紹介を交えながらDOIの基礎知識を共有する。さらに、新たなアイデアの検討やコミュニティの活性化へと繋げることを目指す。[https://speakerdeck.com/corgies/20160911code4lib-japankanhuarensu2016-doiru-men プレゼン資料]<br />
<br />
==ショート発表(10件)==<br />
<br />
===<span id="tako">[https://speakerdeck.com/ta_niiyan/code4lib-japan-2016-conference 「図書館フロアガイドにおけるピクトグラム使用の傾向調査─都道府県立図書館の事例を中心に」(阿児 雄之)]</span>===<br />
<br />
::フロアガイドを制作する際には、フロア内の空間・機能を利用者へ適切に提示することに留意しなければならない。特に、図書館や博物館などの公共文化施設のフロアガイドにおいては一定の共通性を保ちつつも、館ごとの特徴を示すものとなるが、フロアガイド制作にかかる指針などの整備は不十分である。発表者は、広く誰もがフロアガイドを制作できる環境整備を目的として、MLAK(Museum, Library, Archives, Kominkan) / GLAM(Gallery, Library, Archives, Musuem)と称される施設のフロアガイドに記載されている文字情報と記号情報を収集・調査している。<br />
::本発表では、特に図書館フロアガイドにおける「記号情報=ピクトグラム」に着目し、その使用傾向を分析した結果を報告する。分析の視点として、どのような空間・機能に対してピクトグラムが使用されているか、使用されているピクトグラムのデザイン的共通性はあるかの2点を設定した。まず、使用されている空間・機能については特徴的な頻度分布が得られた。トイレやエレベーターなど、多くの施設が積極的に使用してる空間・機能があることが明らかになった。そして、ピクトグラムのデザイン性については、実に多様なデザインが用いられていることがわかった。非常口やAEDなど屋内サインに用いられるピクトグラムを基本としつつも、各館ごとに独自のピクトグラムを使用している。地図記号と異なり、標準化・規格化が進んでいないことが如実にあらわれた結果であろう。本分析結果の整理・公開は、将来フロアガイドを制作する際の参照データとなることが期待される。<br />
<br />
===<span id="mokamoto">[http://www.slideshare.net/arg_editor/20160910-code4-lib-japan2016 「都道府県立図書館の要覧・年報のウェブ公開の現状と課題」(岡本 真)]</span>===<br />
<br />
::都道府県立図書館の年次活動報告と活動予定である年報と要覧のウェブ公開状況を報告します。<br />
<br />
===<span id="ykiyota">[http://www.slideshare.net/ykiyota/ss-65880378 「人生の意思決定を支える社会インフラとしての図書館」(清田 陽司)]</span>===<br />
<br />
::私たちは、自身や家族の今後の人生に大きな影響を与える意思決定を迫られることがある。進学先、就職先、住まい、医療、保険、介護サービスなどの選択はその代表例である。しかし、これらの意思決定を後悔なく行うために私たちが参考とする情報源には、いくつかの課題があるように思える。<br />
::伝統的に頼りにされてきた情報源は人生の先達である親世代の経験に基づくアドバイスであるが、少子高齢化や情報化などによって社会のあり方が急速に変化する中で、親世代の経験はかならずしも頼りにできなくなっている。<br />
::現代では、友人やソーシャルメディアのつながりを含む交流関係を情報源として頼りにすることも多いが、将来の自分が「参考にしてよかった」と思えるような経験をもった人が、交流関係の中に存在するかどうかはわからない。将来の自分がどのような状況におかれるかは、家族関係・居住地・教育レベル・職業・収入・資産など、きわめて個人的な要因に影響を受ける一方、私たちが形成する交流関係にはそれらの要因とは別のバイアスに左右されるため、交流関係から得られるアドバイスが本当に有益なものになるかどうかは不明である。<br />
::本発表では、こういった重大な意思決定に社会的存在としての図書館がどのように関わりをもてるかについての考察を試みる。例えば、持ち家の購入を検討している利用者に、住まいの選択が将来の人生(子どもの教育や親の介護など)に与える影響を考慮する必要性を気づかせることができるだろうか? 世代や交流関係を超えて経験を共有する「場」の提供や、資料の推薦を通じて、社会的課題の解決に貢献できる可能性について議論を提示したい。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/open?id=0BwulsP-dYpT-T1hkTFg4NkpyOVk 「ニュース紹介型オンライン動画配信番組における番組プログラム編纂支援システムの運用~図書館情報学チャンネルの挑戦~」(常川真央、吉川次郎)]</span>===<br />
<br />
::本発表ではオンライン配信番組「図書館情報学チャンネル」の企画運営を通じて開発した番組プログラム編成支援システムを紹介する。図書館情報学チャンネルは、技術系の図書館情報学コミュニティ「Project Lie」が毎週1回配信しており、2010年から現在に至るまで6年間に及ぶ長寿オンライン配信番組である。内容としてはその週に起こった図書館情報学に関するニュースを紹介するという体裁をとっている。これまで番組プログラムはProject Lieメンバーの1人が作成する体制であったが、番組制作の負荷が集中し、番組の継続に支障をきたしつつあった。そこで負荷分散を目的として、番組プログラムを自動編纂するシステムを構築した。本発表ではその具体的な仕組みについて述べるとともに、それによる番組制作に与えた影響を紹介することで、今後の図書館情報学関係者間の情報共有のあり方について考察する。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/file/d/0B7Cieuf7BsOCbEN1c3NRX1pBOGs/view?usp=sharing 「グラフデータベースによるMLA連携ネットワークの構築」(丸山 高弘)]</span>===<br />
::グラフデータベース Neo4j を用いて、図書館の資料検索、博物館や美術館の展示/収蔵品などの検索が可能なシステムの構築(データベース運用)法を探る。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/file/d/0B-OBLyVJQxeKbHdrck01a09JRTQ/view?usp=sharing 「RFID(UHF)とバーコードのハイブリット運用について」(安東 正玄)]</span>===<br />
<br />
::立命館大学では2015年大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)に、OICライブラリー(30万冊)を開設した。そのOICライブラリーではRFID(UHF帯)を採用し、RFID対応の自動貸出返却機、ハンディーリーダー、セキュリティーゲートを導入した。<br />
::RFIDタグには大学の識別コードの他、資料番号だけを入れる運用とした。<br />
::また、日常的な資料管理においては、今まで通りバーコードも付与する運用とした。<br />
::その理由は、以下の通り<br />
::・ICタグエンコードの書込みトラブルを回避する<br />
::・通常の貸出返却は自動貸出返却で処理をし、カウンターでは予約本・延滞など固有の対応が必要なため、1冊単位での読取りの方が作業効率が良い。そのばあい、RFIDではなくバーコード運用の方が現実的である。<br />
::・将来的にウォークスルーゲートの実現をめざす事を考慮した場合に、ICタグに書き込む処理がないほうがよい。<br />
::上記前提を実現するには出口ゲートでのRFID読取りから図書館システムとの応答までの反応速度が現実的かどうかの問題になる。<br />
::出口ゲートでRFIDを読取り貸出有無の情報を認識するのに、図書館システムの貸出情報を参照するに必要なレスポンスを計測。その結果15ms・30ms(1冊・10冊のランダム測定)であり、通常のゲート反応速度は1000msである事を考慮しても、十分対応できると判断。<br />
::そして、2016年、ゲートと自動貸出機を一体化させた「カシダスゲート」をリリース。<br />
::カウンターでは、RFIDリーダーを使うことなく、素早い対応を実現。<br />
::自動貸出機の貸出返却処理もタグへの書き込みがないので、処理途中に資料が抜かれてもエラーになる事が無い上、処理速度が速いくなり、サービスの向上につながっている。<br />
::また、RFIDリーダーの購入は最低限で済んでいる。<br />
<br />
===<span id="mtsunekawa">[http://www.slideshare.net/kunimiya/ss-65899580 「図書館によるビブリオバトル活動に対する統計データ作成の試み」(常川真央)]</span>===<br />
<br />
::Library of the Year2012の大賞を受賞して以来、ビブリオバトルは全国各地の図書館で行われている。一方、ビブリオバトルの普及促進を目的とする団体であるビブリオバトル普及委員会は、創設以来ビブリオバトルの開催情報を継続的に調査しており、毎年ビブリオバトルの統計情報をまとめている。場としての図書館の形成を考えるうえで参加型イベントとして敷居が低くかつ普及しているビブリオバトルは注目すべき活動であり、図書館におけるビブリオバトル開催の統計情報もまた今後の図書館イベント活動について研究を行ううえで重要である。しかし、現状では同委員会の統計データは開催団体種別の統計を作成しておらず、また少数のスタッフの手作業に依存していることから、現状では図書館に関する研究に利活用しづらい。そこで、普及委員である発表者は図書館に関するビブリオバトル開催情報をウェブから自動収集するプログラムの開発によって統計データ作成の効率化を目指している。本発表ではその進捗状況および収集データの試験的な分析結果について発表する。<br />
<br />
===<span id="yegusa">[http://www.slideshare.net/yegusa/20160911c4ljp2016 「勉強会のすすめ--FRBR&RDA勉強会の経験から--」(江草 由佳)]</span>===<br />
<br />
::システム開発するには、さまざまな知識を習得する必要があり、一人で習得するには難しいこともある。そこで、勉強会を開催して、複数人で学習を進めることが考えられる。しかし、勉強会を継続することは難しい。自身が運営者の一人のFRBR&RDA勉強会は開催が100回を超えている。そこで、FRBR&RDA勉強会での経験をもとに継続していくためのコツを紹介する。<br />
<br />
===<span id="esou">「唐詩情報のLinked Data化に向けて」(叢 艶、高久 雅生)</span>===<br />
<br />
::近年、情報技術が発達するとともに、膨大な情報も流通していることから、大量の情報からデータを精確に抽出できる方法が研究されている。これに対して、政府、銀行などの機関では、各自のデータを誰でも利用できるような形で公開共有する活動が活発化している。<br />
::唐詩は中国古典文化資源の一部として、今まで千年以上の歴史がある。それは中国の文化遺産として、中国古典文学研究に欠かせない基本的な文献である。そのため、本研究では文化資源に注目して、唐詩作品を対象とし、その掲載する教科書と出版社の関連性をLinked Data化して、唐詩情報についての関連性の公開共有と利活用について研究を行う。<br />
::本研究では、唐詩作品を対象として日本の中学校と高校の古典編の教科書に掲載されている唐詩の利用、唐詩を含む教科書と出版社の関連付けを考えて、Linked Data化することを研究する。筑波大学附属中央図書館に所蔵されている中学校と高校の古典編の現行教科書を調べてみたところ、教科書54冊に唐詩は延べ388首、異なり62首があって、教科書を出している出版社は全部で10社ある。そして、388首の唐詩作品の中から頻繁に使われている唐詩6首を選択して、それらについての作者、教科書、出版社の情報を一緒に記述して、Linked Data化に基づき、唐詩作品のもつ関係をグラフで作成して、可視化する。Linked Data化にあたって、基本的なDublin Core、vCardの利用以外に、Schema.orgのVocabularyを採用した。<br />
::今後の予定として、唐詩作品を増やして、具体的なデータセットを構築し、Linked Open Data化する。更に、唐詩情報のモデルについての検索や閲覧のアプリケーションを構築してみたい。<br />
<br />
===<span id="kkorezumi">[http://www.slideshare.net/kumikokorezumi/ss-65881674 「ししょまろはん『京都が出てくる本のデータ』の共通語彙基盤利用と『たべまろはん』はじめました」(是住 久美子)]</span>===<br />
<br />
::LODチャレンジJapan 2014でデータセット部門最優秀賞を受賞した、京都府立図書館の自己学習グループ「ししょまろはん」が作成する「京都が出てくる本のデータ」の共通語彙基盤(IMI)利用や最近の取り組みについて紹介します。<br />
<br />
==ライトニングトーク==<br />
<br />
===<span id="tanuma">「FOLIOのコードを動かしてみた」(田沼 太)</span>===<br />
<br />
===<span id="kitamura">「全国図書館イベントサイト」(北村 志麻)</span>===<br />
<br />
===<span id="harada">「NDCオープン化後日談?(仮)」(原田 隆史)</span>===<br />
<br />
===<span id="maeda">「アーカイブ・リポジトリシステムで遊ぼう!」(前田 朗)</span>===<br />
<br />
===<span id="nozu">[http://www.slideshare.net/TakuyaNozu/20160911-code4lib 「生駒の子供に本をおすすめするアプリ『なによも?』紹介」(野津 拓也)]</span>===<br />
<br />
::どんな本を読めばよいかわからない子供たちに、図書館の本を中心にお薦めする地元密着型アプリ「なによも?」。<br />
::今後、オープンソースにして他のcode forでも使ってもらうことを目指します。by Code for Ikoma。<br />
<br />
===<span id="takaku">「LitCurate」(高久 雅生)</span>===<br />
<br />
===<span id="oguni">「LINE@活用事例、その後」(小國 美由紀)</span>===<br />
<br />
===<span id="sakanoshita">「ウィキペディアタウンとマッピングパーティ」(坂ノ下 勝幸)</span>===<br />
<br />
===<span id="nokamoto">「BDCプロジェクトの紹介」(岡本 直佐)</span>===<br />
<br />
===<span id="tmaruyama2">[https://www.youtube.com/watch?v=XHNLf1X31aw 「YouTubeを使った新着図書 『新着図書から、こんにちは』」(丸山 高弘)]</span>===<br />
<br />
===<span id="massae">「カーリルタッチをCiNii Dissertationsに対応させたい!」(ふじたまさえ)</span>===</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2016/presentation&diff=1547
C4ljp2016/presentation
2016-09-11T06:09:04Z
<p>丸山高弘: /* 「YouTubeを使った新着図書」(丸山 高弘) */</p>
<hr />
<div><!--<br />
{{DISPLAYTITLE:発表タイトル}}<br />
<div style="width:80%; border:1px dashed gray; margin:auto; text-align:center;"><br />
<strong style="font-size:larger;">発表者の方へ</strong><br />
可能でしたら、発表資料(スライド等)へのリンクを以下のご自身の欄に追加ください。<br />
:<code><nowiki>[http://slideshare.com/code4libjp/example タイトル](氏名)</nowiki></code> のように書けばリンクが張れます。<br />
</div><br />
--><br />
<br />
__TOC__<br />
<br />
==基調講演==<br />
<br />
===<span id="kidachi">基調講演(木達 一仁氏(株式会社ミツエーリンクス))「Webアクセシビリティのこれまでとこれから」</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::Webにおけるアクセシビリティとは何か。なぜWebアクセシビリティは重要なのか。重要であるにもかかわらず、なぜ今だその確保が不十分なWebサイトが少なくないのか。Webの利用者も、利用環境も多様化し続けているなか、今後どのような考え方を持ってWebコンテンツのアクセシビリティ確保に取り組むべきか。長年にわたりWebアクセシビリティの普及と啓発に携わってきた立場・視点から解説します。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::宇宙開発関連組織でウェブマスターとしての経験を積んだ後、IT業界へ。以来、Webコンテンツの実装工程に多数従事。2004年2月より株式会社ミツエーリンクスに参加、現在は取締役社長兼CTO。クライアントワークとしては、主にフロントエンドの設計や実装、関連ガイドラインの策定に従事。ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)委員。<br />
<br />
==<span id="sponsor">協賛団体セッション</span>==<br />
<br />
=== [https://speakerdeck.com/nabeta/c4ljp2016-enju-leaf-120 Project Next-L 「Next-L Enju Leaf 1.2.0 リリースに向けて」] ===<br />
<br />
2016年11月公開予定のオープンソース図書館システム「Next-L Enju Leaf 1.2.0」をご紹介します。<br />
<br />
==ロング発表(5件)==<br />
<br />
===<span id="kando">「プリントディスアビリティのある人のための資料のテキストデータ化、そして、その課題」(安藤 一博)</span>===<br />
<br />
::視覚障害やディスレクシアなど様々な理由で印刷物の利用に困難のある(プリントディスアビリティのある)人のために、図書館はこれまで資料の点字化、音声化(つまり、録音図書の製作)、拡大化など様々な方法によって資料を製作し、提供してきた。そして、近年では、2009年の著作権法の改正や合成音声技術などのICT技術の発達により、資料をテキストデータ化する機関や団体も出てきている。国立国会図書館は、1975年から約40年学術文献の録音図書を製作してきたが、テキストデータ化のメリットを考慮すると、学術文献のテキストデータ化についても検討しなくてはならない時期になっている。<br />
::テキストデータ化については、OCRの認識率が課題としてよく知られているが、それ以外にも誤読の問題、提供するフォーマットの問題、記述方式の問題、図や写真などの文字情報以外のコンテンツに対する説明をどうするかなど様々な課題が存在する。今回は、プリントディスアビリティのある人のための録音図書の製作でどのような配慮がされ、それをふまえて、資料のテキストデータ化について、どのような課題があるか整理し、今後とるべき方策について考えたい。<br />
<br />
===<span id="mkonaga">「図書館の未来を拓くオープンソースのLSP “FOLIO”」(古永 誠)</span>===<br />
<br />
::この度、複数の図書館・サービスプロバイダによる新しい協同イニシアチブ"FOLIO"が発足しました。FOLIO は"Future of Libraries is Open"を意味し、図書館やサービスプロバイダ、そしてその他関連機関が連携・交流し、開かれた環境のもと、今後求められる新しい機能要件を備えたオープンソースの次世代型図書館システム(ライブラリ・サービス・プラットフォーム:LSP)の開発を主な使命としています。図書館の新たな可能性を探ると共に、関連技術の更なる発展を目指しています。そしてそこから、新しい図書館サービスや技術革新の創出に繋がる交流・パートナーシップが育まれることを願っています。当日は、FOLIOの概念と機能開発、今後の予定等について、その概要をご説明します。<br />
<br />
===<span id="yryuuji">「カーリル Unitrad APIの設計/新しいAPIを設計するためにカーリルが取り組んだこと」(吉本 龍司)</span>===<br />
<br />
::カーリルが提供する業務用の高速横断検索APIの開発にあたって、カーリルが考えたことやそのプロセスを題材に、新しいAPIの設計手法を検討する。また設計の過程で発見したキーコンセプトについて具体的な技術を交えながら報告する。<br />
<br />
プレゼン資料(CC-BY)<br />
https://slides.com/ryuuji_y/deck-4/live#/<br />
<br />
===<span id="kimai">「図書館ビッグデータを「つなげる」書誌情報の名寄せ技術」(今井 敬吾)</span>===<br />
<br />
::図書館は膨大なデータやメタデータの宝庫であり、様々な利活用のデザイン・スペースが広がっている。これらを有効活用するには異種のデータを「つなぐ(結合する)」必要があり、機械処理による効率的な方法が期待される。一方、多くのデータは生のテキストそのものとして存在するため、様々なレベルで自然言語処理の応用が不可欠である。発表者は、業務のかたわら様々なデータソースからの書誌情報の統合と分析に従事しているため、実務者としての知見がたまっている。本発表では、n-gram や levenstein距離といった基本的な自然言語処理アルゴリズムを、オープンソースソフトウェアを駆使してどのように書誌情報処理へ適用しているか紹介する。一方、発表者は必ずしも図書館における情報処理に明るいわけではないため、周辺業務に関するベストプラクティスを参加者間で共有できればと考えている。Python 等による初等的なプログラミング知識があればよいが、必須ではない。<br />
<br />
===<span id="jkikkawa">[https://speakerdeck.com/corgies/20160911code4lib-japankanhuarensu2016-doiru-men 「DOI(Digital Object Identifier)入門」(吉川 次郎)]</span>===<br />
<br />
::近年、論文や研究データなどの多様な学術情報を扱う上で、DOI(Digital Object Identifier、デジタルオブジェクト識別子)がますます重要なものとなっている。日本国内の動向として、JaLC(Japan Link Center)における「研究データ利活用協議会」の発足など、DOI登録のみならず、その利活用を志向する段階に移行しつつあると言える。<br />
::しかし、研究者や図書館関係者にとって、あるいは、学術情報流通やウェブに関心をもつ人々にとって、DOIは「謎のハイパーリンク(あるいは謎の文字列)」というイメージを抱かれていることが少なくないのではないだろうか。DOIは学術情報にアクセスするための恒久的なハイパーリンクとしての機能のみならず、様々な機能を果たす。たとえば、Web APIによる書誌事項の提供を通じたアプリケーションやサービスとの連携や、定量的なアクセス分析のための基盤としての役割をもつ。<br />
::本発表では、「DOIなんて初めて聞いた」、「たまに耳にするけれど、あまり詳しくは知らない」といった人に向けて、実際のサービスや最新動向の紹介を交えながらDOIの基礎知識を共有する。さらに、新たなアイデアの検討やコミュニティの活性化へと繋げることを目指す。[https://speakerdeck.com/corgies/20160911code4lib-japankanhuarensu2016-doiru-men プレゼン資料]<br />
<br />
==ショート発表(10件)==<br />
<br />
===<span id="tako">[https://speakerdeck.com/ta_niiyan/code4lib-japan-2016-conference 「図書館フロアガイドにおけるピクトグラム使用の傾向調査─都道府県立図書館の事例を中心に」(阿児 雄之)]</span>===<br />
<br />
::フロアガイドを制作する際には、フロア内の空間・機能を利用者へ適切に提示することに留意しなければならない。特に、図書館や博物館などの公共文化施設のフロアガイドにおいては一定の共通性を保ちつつも、館ごとの特徴を示すものとなるが、フロアガイド制作にかかる指針などの整備は不十分である。発表者は、広く誰もがフロアガイドを制作できる環境整備を目的として、MLAK(Museum, Library, Archives, Kominkan) / GLAM(Gallery, Library, Archives, Musuem)と称される施設のフロアガイドに記載されている文字情報と記号情報を収集・調査している。<br />
::本発表では、特に図書館フロアガイドにおける「記号情報=ピクトグラム」に着目し、その使用傾向を分析した結果を報告する。分析の視点として、どのような空間・機能に対してピクトグラムが使用されているか、使用されているピクトグラムのデザイン的共通性はあるかの2点を設定した。まず、使用されている空間・機能については特徴的な頻度分布が得られた。トイレやエレベーターなど、多くの施設が積極的に使用してる空間・機能があることが明らかになった。そして、ピクトグラムのデザイン性については、実に多様なデザインが用いられていることがわかった。非常口やAEDなど屋内サインに用いられるピクトグラムを基本としつつも、各館ごとに独自のピクトグラムを使用している。地図記号と異なり、標準化・規格化が進んでいないことが如実にあらわれた結果であろう。本分析結果の整理・公開は、将来フロアガイドを制作する際の参照データとなることが期待される。<br />
<br />
===<span id="mokamoto">[http://www.slideshare.net/arg_editor/20160910-code4-lib-japan2016 「都道府県立図書館の要覧・年報のウェブ公開の現状と課題」(岡本 真)]</span>===<br />
<br />
::都道府県立図書館の年次活動報告と活動予定である年報と要覧のウェブ公開状況を報告します。<br />
<br />
===<span id="ykiyota">[http://www.slideshare.net/ykiyota/ss-65880378 「人生の意思決定を支える社会インフラとしての図書館」(清田 陽司)]</span>===<br />
<br />
::私たちは、自身や家族の今後の人生に大きな影響を与える意思決定を迫られることがある。進学先、就職先、住まい、医療、保険、介護サービスなどの選択はその代表例である。しかし、これらの意思決定を後悔なく行うために私たちが参考とする情報源には、いくつかの課題があるように思える。<br />
::伝統的に頼りにされてきた情報源は人生の先達である親世代の経験に基づくアドバイスであるが、少子高齢化や情報化などによって社会のあり方が急速に変化する中で、親世代の経験はかならずしも頼りにできなくなっている。<br />
::現代では、友人やソーシャルメディアのつながりを含む交流関係を情報源として頼りにすることも多いが、将来の自分が「参考にしてよかった」と思えるような経験をもった人が、交流関係の中に存在するかどうかはわからない。将来の自分がどのような状況におかれるかは、家族関係・居住地・教育レベル・職業・収入・資産など、きわめて個人的な要因に影響を受ける一方、私たちが形成する交流関係にはそれらの要因とは別のバイアスに左右されるため、交流関係から得られるアドバイスが本当に有益なものになるかどうかは不明である。<br />
::本発表では、こういった重大な意思決定に社会的存在としての図書館がどのように関わりをもてるかについての考察を試みる。例えば、持ち家の購入を検討している利用者に、住まいの選択が将来の人生(子どもの教育や親の介護など)に与える影響を考慮する必要性を気づかせることができるだろうか? 世代や交流関係を超えて経験を共有する「場」の提供や、資料の推薦を通じて、社会的課題の解決に貢献できる可能性について議論を提示したい。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/open?id=0BwulsP-dYpT-T1hkTFg4NkpyOVk 「ニュース紹介型オンライン動画配信番組における番組プログラム編纂支援システムの運用~図書館情報学チャンネルの挑戦~」(常川真央、吉川次郎)]</span>===<br />
<br />
::本発表ではオンライン配信番組「図書館情報学チャンネル」の企画運営を通じて開発した番組プログラム編成支援システムを紹介する。図書館情報学チャンネルは、技術系の図書館情報学コミュニティ「Project Lie」が毎週1回配信しており、2010年から現在に至るまで6年間に及ぶ長寿オンライン配信番組である。内容としてはその週に起こった図書館情報学に関するニュースを紹介するという体裁をとっている。これまで番組プログラムはProject Lieメンバーの1人が作成する体制であったが、番組制作の負荷が集中し、番組の継続に支障をきたしつつあった。そこで負荷分散を目的として、番組プログラムを自動編纂するシステムを構築した。本発表ではその具体的な仕組みについて述べるとともに、それによる番組制作に与えた影響を紹介することで、今後の図書館情報学関係者間の情報共有のあり方について考察する。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/file/d/0B7Cieuf7BsOCbEN1c3NRX1pBOGs/view?usp=sharing 「グラフデータベースによるMLA連携ネットワークの構築」(丸山 高弘)]</span>===<br />
::グラフデータベース Neo4j を用いて、図書館の資料検索、博物館や美術館の展示/収蔵品などの検索が可能なシステムの構築(データベース運用)法を探る。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/file/d/0B-OBLyVJQxeKbHdrck01a09JRTQ/view?usp=sharing 「RFID(UHF)とバーコードのハイブリット運用について」(安東 正玄)]</span>===<br />
<br />
::立命館大学では2015年大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)に、OICライブラリー(30万冊)を開設した。そのOICライブラリーではRFID(UHF帯)を採用し、RFID対応の自動貸出返却機、ハンディーリーダー、セキュリティーゲートを導入した。<br />
::RFIDタグには大学の識別コードの他、資料番号だけを入れる運用とした。<br />
::また、日常的な資料管理においては、今まで通りバーコードも付与する運用とした。<br />
::その理由は、以下の通り<br />
::・ICタグエンコードの書込みトラブルを回避する<br />
::・通常の貸出返却は自動貸出返却で処理をし、カウンターでは予約本・延滞など固有の対応が必要なため、1冊単位での読取りの方が作業効率が良い。そのばあい、RFIDではなくバーコード運用の方が現実的である。<br />
::・将来的にウォークスルーゲートの実現をめざす事を考慮した場合に、ICタグに書き込む処理がないほうがよい。<br />
::上記前提を実現するには出口ゲートでのRFID読取りから図書館システムとの応答までの反応速度が現実的かどうかの問題になる。<br />
::出口ゲートでRFIDを読取り貸出有無の情報を認識するのに、図書館システムの貸出情報を参照するに必要なレスポンスを計測。その結果15ms・30ms(1冊・10冊のランダム測定)であり、通常のゲート反応速度は1000msである事を考慮しても、十分対応できると判断。<br />
::そして、2016年、ゲートと自動貸出機を一体化させた「カシダスゲート」をリリース。<br />
::カウンターでは、RFIDリーダーを使うことなく、素早い対応を実現。<br />
::自動貸出機の貸出返却処理もタグへの書き込みがないので、処理途中に資料が抜かれてもエラーになる事が無い上、処理速度が速いくなり、サービスの向上につながっている。<br />
::また、RFIDリーダーの購入は最低限で済んでいる。<br />
<br />
===<span id="mtsunekawa">[http://www.slideshare.net/kunimiya/ss-65899580 「図書館によるビブリオバトル活動に対する統計データ作成の試み」(常川真央)]</span>===<br />
<br />
::Library of the Year2012の大賞を受賞して以来、ビブリオバトルは全国各地の図書館で行われている。一方、ビブリオバトルの普及促進を目的とする団体であるビブリオバトル普及委員会は、創設以来ビブリオバトルの開催情報を継続的に調査しており、毎年ビブリオバトルの統計情報をまとめている。場としての図書館の形成を考えるうえで参加型イベントとして敷居が低くかつ普及しているビブリオバトルは注目すべき活動であり、図書館におけるビブリオバトル開催の統計情報もまた今後の図書館イベント活動について研究を行ううえで重要である。しかし、現状では同委員会の統計データは開催団体種別の統計を作成しておらず、また少数のスタッフの手作業に依存していることから、現状では図書館に関する研究に利活用しづらい。そこで、普及委員である発表者は図書館に関するビブリオバトル開催情報をウェブから自動収集するプログラムの開発によって統計データ作成の効率化を目指している。本発表ではその進捗状況および収集データの試験的な分析結果について発表する。<br />
<br />
===<span id="yegusa">[http://www.slideshare.net/yegusa/20160911c4ljp2016 「勉強会のすすめ--FRBR&RDA勉強会の経験から--」(江草 由佳)]</span>===<br />
<br />
::システム開発するには、さまざまな知識を習得する必要があり、一人で習得するには難しいこともある。そこで、勉強会を開催して、複数人で学習を進めることが考えられる。しかし、勉強会を継続することは難しい。自身が運営者の一人のFRBR&RDA勉強会は開催が100回を超えている。そこで、FRBR&RDA勉強会での経験をもとに継続していくためのコツを紹介する。<br />
<br />
===<span id="esou">「唐詩情報のLinked Data化に向けて」(叢 艶、高久 雅生)</span>===<br />
<br />
::近年、情報技術が発達するとともに、膨大な情報も流通していることから、大量の情報からデータを精確に抽出できる方法が研究されている。これに対して、政府、銀行などの機関では、各自のデータを誰でも利用できるような形で公開共有する活動が活発化している。<br />
::唐詩は中国古典文化資源の一部として、今まで千年以上の歴史がある。それは中国の文化遺産として、中国古典文学研究に欠かせない基本的な文献である。そのため、本研究では文化資源に注目して、唐詩作品を対象とし、その掲載する教科書と出版社の関連性をLinked Data化して、唐詩情報についての関連性の公開共有と利活用について研究を行う。<br />
::本研究では、唐詩作品を対象として日本の中学校と高校の古典編の教科書に掲載されている唐詩の利用、唐詩を含む教科書と出版社の関連付けを考えて、Linked Data化することを研究する。筑波大学附属中央図書館に所蔵されている中学校と高校の古典編の現行教科書を調べてみたところ、教科書54冊に唐詩は延べ388首、異なり62首があって、教科書を出している出版社は全部で10社ある。そして、388首の唐詩作品の中から頻繁に使われている唐詩6首を選択して、それらについての作者、教科書、出版社の情報を一緒に記述して、Linked Data化に基づき、唐詩作品のもつ関係をグラフで作成して、可視化する。Linked Data化にあたって、基本的なDublin Core、vCardの利用以外に、Schema.orgのVocabularyを採用した。<br />
::今後の予定として、唐詩作品を増やして、具体的なデータセットを構築し、Linked Open Data化する。更に、唐詩情報のモデルについての検索や閲覧のアプリケーションを構築してみたい。<br />
<br />
===<span id="kkorezumi">[http://www.slideshare.net/kumikokorezumi/ss-65881674 「ししょまろはん『京都が出てくる本のデータ』の共通語彙基盤利用と『たべまろはん』はじめました」(是住 久美子)]</span>===<br />
<br />
::LODチャレンジJapan 2014でデータセット部門最優秀賞を受賞した、京都府立図書館の自己学習グループ「ししょまろはん」が作成する「京都が出てくる本のデータ」の共通語彙基盤(IMI)利用や最近の取り組みについて紹介します。<br />
<br />
==ライトニングトーク==<br />
<br />
===<span id="tanuma">「FOLIOのコードを動かしてみた」(田沼 太)</span>===<br />
<br />
===<span id="kitamura">「全国図書館イベントサイト」(北村 志麻)</span>===<br />
<br />
===<span id="harada">「NDCオープン化後日談?(仮)」(原田 隆史)</span>===<br />
<br />
===<span id="maeda">「アーカイブ・リポジトリシステムで遊ぼう!」(前田 朗)</span>===<br />
<br />
===<span id="nozu">[http://www.slideshare.net/TakuyaNozu/20160911-code4lib 「生駒の子供に本をおすすめするアプリ『なによも?』紹介」(野津 拓也)]</span>===<br />
<br />
::どんな本を読めばよいかわからない子供たちに、図書館の本を中心にお薦めする地元密着型アプリ「なによも?」。<br />
::今後、オープンソースにして他のcode forでも使ってもらうことを目指します。by Code for Ikoma。<br />
<br />
===<span id="takaku">「LitCurate」(高久 雅生)</span>===<br />
<br />
===<span id="oguni">「LINE@活用事例、その後」(小國 美由紀)</span>===<br />
<br />
===<span id="sakanoshita">「ウィキペディアタウンとマッピングパーティ」(坂ノ下 勝幸)</span>===<br />
<br />
===<span id="nokamoto">「BDCプロジェクトの紹介」(岡本 直佐)</span>===<br />
<br />
===<span id="tmaruyama2">[https://www.youtube.com/watch?v=XHNLf1X31aw 「YouTubeを使った新着図書」(丸山 高弘)]</span>===<br />
<br />
===<span id="massae">「カーリルタッチをCiNii Dissertationsに対応させたい!」(ふじたまさえ)</span>===</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2016/presentation&diff=1542
C4ljp2016/presentation
2016-09-11T05:28:19Z
<p>丸山高弘: /* 「グラフデータベースによるMLA連携ネットワークの構築」(丸山 高弘) */</p>
<hr />
<div><!--<br />
{{DISPLAYTITLE:発表タイトル}}<br />
<div style="width:80%; border:1px dashed gray; margin:auto; text-align:center;"><br />
<strong style="font-size:larger;">発表者の方へ</strong><br />
可能でしたら、発表資料(スライド等)へのリンクを以下のご自身の欄に追加ください。<br />
:<code><nowiki>[http://slideshare.com/code4libjp/example タイトル](氏名)</nowiki></code> のように書けばリンクが張れます。<br />
</div><br />
--><br />
<br />
__TOC__<br />
<br />
==基調講演==<br />
<br />
===<span id="kidachi">基調講演(木達 一仁氏(株式会社ミツエーリンクス))「Webアクセシビリティのこれまでとこれから」</span>===<br />
<br />
:講演概要<br />
::Webにおけるアクセシビリティとは何か。なぜWebアクセシビリティは重要なのか。重要であるにもかかわらず、なぜ今だその確保が不十分なWebサイトが少なくないのか。Webの利用者も、利用環境も多様化し続けているなか、今後どのような考え方を持ってWebコンテンツのアクセシビリティ確保に取り組むべきか。長年にわたりWebアクセシビリティの普及と啓発に携わってきた立場・視点から解説します。<br />
<br />
:講演者紹介<br />
::宇宙開発関連組織でウェブマスターとしての経験を積んだ後、IT業界へ。以来、Webコンテンツの実装工程に多数従事。2004年2月より株式会社ミツエーリンクスに参加、現在は取締役社長兼CTO。クライアントワークとしては、主にフロントエンドの設計や実装、関連ガイドラインの策定に従事。ウェブアクセシビリティ基盤委員会(WAIC)委員。<br />
<br />
==<span id="sponsor">協賛団体セッション</span>==<br />
<br />
=== [https://speakerdeck.com/nabeta/c4ljp2016-enju-leaf-120 Project Next-L 「Next-L Enju Leaf 1.2.0 リリースに向けて」] ===<br />
<br />
2016年11月公開予定のオープンソース図書館システム「Next-L Enju Leaf 1.2.0」をご紹介します。<br />
<br />
==ロング発表(5件)==<br />
<br />
===<span id="kando">「プリントディスアビリティのある人のための資料のテキストデータ化、そして、その課題」(安藤 一博)</span>===<br />
<br />
::視覚障害やディスレクシアなど様々な理由で印刷物の利用に困難のある(プリントディスアビリティのある)人のために、図書館はこれまで資料の点字化、音声化(つまり、録音図書の製作)、拡大化など様々な方法によって資料を製作し、提供してきた。そして、近年では、2009年の著作権法の改正や合成音声技術などのICT技術の発達により、資料をテキストデータ化する機関や団体も出てきている。国立国会図書館は、1975年から約40年学術文献の録音図書を製作してきたが、テキストデータ化のメリットを考慮すると、学術文献のテキストデータ化についても検討しなくてはならない時期になっている。<br />
::テキストデータ化については、OCRの認識率が課題としてよく知られているが、それ以外にも誤読の問題、提供するフォーマットの問題、記述方式の問題、図や写真などの文字情報以外のコンテンツに対する説明をどうするかなど様々な課題が存在する。今回は、プリントディスアビリティのある人のための録音図書の製作でどのような配慮がされ、それをふまえて、資料のテキストデータ化について、どのような課題があるか整理し、今後とるべき方策について考えたい。<br />
<br />
===<span id="mkonaga">「図書館の未来を拓くオープンソースのLSP “FOLIO”」(古永 誠)</span>===<br />
<br />
::この度、複数の図書館・サービスプロバイダによる新しい協同イニシアチブ"FOLIO"が発足しました。FOLIO は"Future of Libraries is Open"を意味し、図書館やサービスプロバイダ、そしてその他関連機関が連携・交流し、開かれた環境のもと、今後求められる新しい機能要件を備えたオープンソースの次世代型図書館システム(ライブラリ・サービス・プラットフォーム:LSP)の開発を主な使命としています。図書館の新たな可能性を探ると共に、関連技術の更なる発展を目指しています。そしてそこから、新しい図書館サービスや技術革新の創出に繋がる交流・パートナーシップが育まれることを願っています。当日は、FOLIOの概念と機能開発、今後の予定等について、その概要をご説明します。<br />
<br />
===<span id="yryuuji">「カーリル Unitrad APIの設計/新しいAPIを設計するためにカーリルが取り組んだこと」(吉本 龍司)</span>===<br />
<br />
::カーリルが提供する業務用の高速横断検索APIの開発にあたって、カーリルが考えたことやそのプロセスを題材に、新しいAPIの設計手法を検討する。また設計の過程で発見したキーコンセプトについて具体的な技術を交えながら報告する。<br />
<br />
プレゼン資料(CC-BY)<br />
https://slides.com/ryuuji_y/deck-4/live#/<br />
<br />
===<span id="kimai">「図書館ビッグデータを「つなげる」書誌情報の名寄せ技術」(今井 敬吾)</span>===<br />
<br />
::図書館は膨大なデータやメタデータの宝庫であり、様々な利活用のデザイン・スペースが広がっている。これらを有効活用するには異種のデータを「つなぐ(結合する)」必要があり、機械処理による効率的な方法が期待される。一方、多くのデータは生のテキストそのものとして存在するため、様々なレベルで自然言語処理の応用が不可欠である。発表者は、業務のかたわら様々なデータソースからの書誌情報の統合と分析に従事しているため、実務者としての知見がたまっている。本発表では、n-gram や levenstein距離といった基本的な自然言語処理アルゴリズムを、オープンソースソフトウェアを駆使してどのように書誌情報処理へ適用しているか紹介する。一方、発表者は必ずしも図書館における情報処理に明るいわけではないため、周辺業務に関するベストプラクティスを参加者間で共有できればと考えている。Python 等による初等的なプログラミング知識があればよいが、必須ではない。<br />
<br />
===<span id="jkikkawa">[https://speakerdeck.com/corgies/20160911code4lib-japankanhuarensu2016-doiru-men 「DOI(Digital Object Identifier)入門」(吉川 次郎)]</span>===<br />
<br />
::近年、論文や研究データなどの多様な学術情報を扱う上で、DOI(Digital Object Identifier、デジタルオブジェクト識別子)がますます重要なものとなっている。日本国内の動向として、JaLC(Japan Link Center)における「研究データ利活用協議会」の発足など、DOI登録のみならず、その利活用を志向する段階に移行しつつあると言える。<br />
::しかし、研究者や図書館関係者にとって、あるいは、学術情報流通やウェブに関心をもつ人々にとって、DOIは「謎のハイパーリンク(あるいは謎の文字列)」というイメージを抱かれていることが少なくないのではないだろうか。DOIは学術情報にアクセスするための恒久的なハイパーリンクとしての機能のみならず、様々な機能を果たす。たとえば、Web APIによる書誌事項の提供を通じたアプリケーションやサービスとの連携や、定量的なアクセス分析のための基盤としての役割をもつ。<br />
::本発表では、「DOIなんて初めて聞いた」、「たまに耳にするけれど、あまり詳しくは知らない」といった人に向けて、実際のサービスや最新動向の紹介を交えながらDOIの基礎知識を共有する。さらに、新たなアイデアの検討やコミュニティの活性化へと繋げることを目指す。[https://speakerdeck.com/corgies/20160911code4lib-japankanhuarensu2016-doiru-men プレゼン資料]<br />
<br />
==ショート発表(10件)==<br />
<br />
===<span id="tako">[https://speakerdeck.com/ta_niiyan/code4lib-japan-2016-conference 「図書館フロアガイドにおけるピクトグラム使用の傾向調査─都道府県立図書館の事例を中心に」(阿児 雄之)]</span>===<br />
<br />
::フロアガイドを制作する際には、フロア内の空間・機能を利用者へ適切に提示することに留意しなければならない。特に、図書館や博物館などの公共文化施設のフロアガイドにおいては一定の共通性を保ちつつも、館ごとの特徴を示すものとなるが、フロアガイド制作にかかる指針などの整備は不十分である。発表者は、広く誰もがフロアガイドを制作できる環境整備を目的として、MLAK(Museum, Library, Archives, Kominkan) / GLAM(Gallery, Library, Archives, Musuem)と称される施設のフロアガイドに記載されている文字情報と記号情報を収集・調査している。<br />
::本発表では、特に図書館フロアガイドにおける「記号情報=ピクトグラム」に着目し、その使用傾向を分析した結果を報告する。分析の視点として、どのような空間・機能に対してピクトグラムが使用されているか、使用されているピクトグラムのデザイン的共通性はあるかの2点を設定した。まず、使用されている空間・機能については特徴的な頻度分布が得られた。トイレやエレベーターなど、多くの施設が積極的に使用してる空間・機能があることが明らかになった。そして、ピクトグラムのデザイン性については、実に多様なデザインが用いられていることがわかった。非常口やAEDなど屋内サインに用いられるピクトグラムを基本としつつも、各館ごとに独自のピクトグラムを使用している。地図記号と異なり、標準化・規格化が進んでいないことが如実にあらわれた結果であろう。本分析結果の整理・公開は、将来フロアガイドを制作する際の参照データとなることが期待される。<br />
<br />
===<span id="mokamoto">[http://www.slideshare.net/arg_editor/20160910-code4-lib-japan2016 「都道府県立図書館の要覧・年報のウェブ公開の現状と課題」(岡本 真)]</span>===<br />
<br />
::都道府県立図書館の年次活動報告と活動予定である年報と要覧のウェブ公開状況を報告します。<br />
<br />
===<span id="ykiyota">[http://www.slideshare.net/ykiyota/ss-65880378 「人生の意思決定を支える社会インフラとしての図書館」(清田 陽司)]</span>===<br />
<br />
::私たちは、自身や家族の今後の人生に大きな影響を与える意思決定を迫られることがある。進学先、就職先、住まい、医療、保険、介護サービスなどの選択はその代表例である。しかし、これらの意思決定を後悔なく行うために私たちが参考とする情報源には、いくつかの課題があるように思える。<br />
::伝統的に頼りにされてきた情報源は人生の先達である親世代の経験に基づくアドバイスであるが、少子高齢化や情報化などによって社会のあり方が急速に変化する中で、親世代の経験はかならずしも頼りにできなくなっている。<br />
::現代では、友人やソーシャルメディアのつながりを含む交流関係を情報源として頼りにすることも多いが、将来の自分が「参考にしてよかった」と思えるような経験をもった人が、交流関係の中に存在するかどうかはわからない。将来の自分がどのような状況におかれるかは、家族関係・居住地・教育レベル・職業・収入・資産など、きわめて個人的な要因に影響を受ける一方、私たちが形成する交流関係にはそれらの要因とは別のバイアスに左右されるため、交流関係から得られるアドバイスが本当に有益なものになるかどうかは不明である。<br />
::本発表では、こういった重大な意思決定に社会的存在としての図書館がどのように関わりをもてるかについての考察を試みる。例えば、持ち家の購入を検討している利用者に、住まいの選択が将来の人生(子どもの教育や親の介護など)に与える影響を考慮する必要性を気づかせることができるだろうか? 世代や交流関係を超えて経験を共有する「場」の提供や、資料の推薦を通じて、社会的課題の解決に貢献できる可能性について議論を提示したい。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/open?id=0BwulsP-dYpT-T1hkTFg4NkpyOVk 「ニュース紹介型オンライン動画配信番組における番組プログラム編纂支援システムの運用~図書館情報学チャンネルの挑戦~」(常川真央、吉川次郎)]</span>===<br />
<br />
::本発表ではオンライン配信番組「図書館情報学チャンネル」の企画運営を通じて開発した番組プログラム編成支援システムを紹介する。図書館情報学チャンネルは、技術系の図書館情報学コミュニティ「Project Lie」が毎週1回配信しており、2010年から現在に至るまで6年間に及ぶ長寿オンライン配信番組である。内容としてはその週に起こった図書館情報学に関するニュースを紹介するという体裁をとっている。これまで番組プログラムはProject Lieメンバーの1人が作成する体制であったが、番組制作の負荷が集中し、番組の継続に支障をきたしつつあった。そこで負荷分散を目的として、番組プログラムを自動編纂するシステムを構築した。本発表ではその具体的な仕組みについて述べるとともに、それによる番組制作に与えた影響を紹介することで、今後の図書館情報学関係者間の情報共有のあり方について考察する。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/file/d/0B7Cieuf7BsOCbEN1c3NRX1pBOGs/view?usp=sharing 「グラフデータベースによるMLA連携ネットワークの構築」(丸山 高弘)]</span>===<br />
::グラフデータベース Neo4j を用いて、図書館の資料検索、博物館や美術館の展示/収蔵品などの検索が可能なシステムの構築(データベース運用)法を探る。<br />
<br />
===<span id="prlie">[https://drive.google.com/file/d/0B-OBLyVJQxeKWGZtU2hNendjNHc/view?usp=sharing 「RFID(UHF)とバーコードのハイブリット運用について」(安東 正玄)]</span>===<br />
<br />
::立命館大学では2015年大阪いばらきキャンパス(以下、OIC)に、OICライブラリー(30万冊)を開設した。そのOICライブラリーではRFID(UHF帯)を採用し、RFID対応の自動貸出返却機、ハンディーリーダー、セキュリティーゲートを導入した。<br />
::RFIDタグには大学の識別コードの他、資料番号だけを入れる運用とした。<br />
::また、日常的な資料管理においては、今まで通りバーコードも付与する運用とした。<br />
::その理由は、以下の通り<br />
::・ICタグエンコードの書込みトラブルを回避する<br />
::・通常の貸出返却は自動貸出返却で処理をし、カウンターでは予約本・延滞など固有の対応が必要なため、1冊単位での読取りの方が作業効率が良い。そのばあい、RFIDではなくバーコード運用の方が現実的である。<br />
::・将来的にウォークスルーゲートの実現をめざす事を考慮した場合に、ICタグに書き込む処理がないほうがよい。<br />
::上記前提を実現するには出口ゲートでのRFID読取りから図書館システムとの応答までの反応速度が現実的かどうかの問題になる。<br />
::出口ゲートでRFIDを読取り貸出有無の情報を認識するのに、図書館システムの貸出情報を参照するに必要なレスポンスを計測。その結果15ms・30ms(1冊・10冊のランダム測定)であり、通常のゲート反応速度は1000msである事を考慮しても、十分対応できると判断。<br />
::そして、2016年、ゲートと自動貸出機を一体化させた「カシダスゲート」をリリース。<br />
::カウンターでは、RFIDリーダーを使うことなく、素早い対応を実現。<br />
::自動貸出機の貸出返却処理もタグへの書き込みがないので、処理途中に資料が抜かれてもエラーになる事が無い上、処理速度が速いくなり、サービスの向上につながっている。<br />
::また、RFIDリーダーの購入は最低限で済んでいる。<br />
<br />
===<span id="mtsunekawa">[http://www.slideshare.net/kunimiya/ss-65899580 「図書館によるビブリオバトル活動に対する統計データ作成の試み」(常川真央)]</span>===<br />
<br />
::Library of the Year2012の大賞を受賞して以来、ビブリオバトルは全国各地の図書館で行われている。一方、ビブリオバトルの普及促進を目的とする団体であるビブリオバトル普及委員会は、創設以来ビブリオバトルの開催情報を継続的に調査しており、毎年ビブリオバトルの統計情報をまとめている。場としての図書館の形成を考えるうえで参加型イベントとして敷居が低くかつ普及しているビブリオバトルは注目すべき活動であり、図書館におけるビブリオバトル開催の統計情報もまた今後の図書館イベント活動について研究を行ううえで重要である。しかし、現状では同委員会の統計データは開催団体種別の統計を作成しておらず、また少数のスタッフの手作業に依存していることから、現状では図書館に関する研究に利活用しづらい。そこで、普及委員である発表者は図書館に関するビブリオバトル開催情報をウェブから自動収集するプログラムの開発によって統計データ作成の効率化を目指している。本発表ではその進捗状況および収集データの試験的な分析結果について発表する。<br />
<br />
===<span id="yegusa">[http://www.slideshare.net/yegusa/20160911c4ljp2016 「勉強会のすすめ--FRBR&RDA勉強会の経験から--」(江草 由佳)]</span>===<br />
<br />
::システム開発するには、さまざまな知識を習得する必要があり、一人で習得するには難しいこともある。そこで、勉強会を開催して、複数人で学習を進めることが考えられる。しかし、勉強会を継続することは難しい。自身が運営者の一人のFRBR&RDA勉強会は開催が100回を超えている。そこで、FRBR&RDA勉強会での経験をもとに継続していくためのコツを紹介する。<br />
<br />
===<span id="esou">「唐詩情報のLinked Data化に向けて」(叢 艶、高久 雅生)</span>===<br />
<br />
::近年、情報技術が発達するとともに、膨大な情報も流通していることから、大量の情報からデータを精確に抽出できる方法が研究されている。これに対して、政府、銀行などの機関では、各自のデータを誰でも利用できるような形で公開共有する活動が活発化している。<br />
::唐詩は中国古典文化資源の一部として、今まで千年以上の歴史がある。それは中国の文化遺産として、中国古典文学研究に欠かせない基本的な文献である。そのため、本研究では文化資源に注目して、唐詩作品を対象とし、その掲載する教科書と出版社の関連性をLinked Data化して、唐詩情報についての関連性の公開共有と利活用について研究を行う。<br />
::本研究では、唐詩作品を対象として日本の中学校と高校の古典編の教科書に掲載されている唐詩の利用、唐詩を含む教科書と出版社の関連付けを考えて、Linked Data化することを研究する。筑波大学附属中央図書館に所蔵されている中学校と高校の古典編の現行教科書を調べてみたところ、教科書54冊に唐詩は延べ388首、異なり62首があって、教科書を出している出版社は全部で10社ある。そして、388首の唐詩作品の中から頻繁に使われている唐詩6首を選択して、それらについての作者、教科書、出版社の情報を一緒に記述して、Linked Data化に基づき、唐詩作品のもつ関係をグラフで作成して、可視化する。Linked Data化にあたって、基本的なDublin Core、vCardの利用以外に、Schema.orgのVocabularyを採用した。<br />
::今後の予定として、唐詩作品を増やして、具体的なデータセットを構築し、Linked Open Data化する。更に、唐詩情報のモデルについての検索や閲覧のアプリケーションを構築してみたい。<br />
<br />
===<span id="kkorezumi">[http://www.slideshare.net/kumikokorezumi/ss-65881674 「ししょまろはん『京都が出てくる本のデータ』の共通語彙基盤利用と『たべまろはん』はじめました」(是住 久美子)]</span>===<br />
<br />
::LODチャレンジJapan 2014でデータセット部門最優秀賞を受賞した、京都府立図書館の自己学習グループ「ししょまろはん」が作成する「京都が出てくる本のデータ」の共通語彙基盤(IMI)利用や最近の取り組みについて紹介します。<br />
<br />
==ライトニングトーク==<br />
<br />
===<span id="tanuma">「FOLIOのコードを動かしてみた」(田沼 太)</span>===<br />
<br />
===<span id="kitamura">「全国図書館イベントサイト」(北村 志麻)</span>===<br />
<br />
===<span id="harada">「NDCオープン化後日談?(仮)」(原田 隆史)</span>===<br />
<br />
===<span id="maeda">「アーカイブ・リポジトリシステムで遊ぼう!」(前田 朗)</span>===<br />
<br />
===<span id="nozawa">「子ども向け本おすすめアプリ『なによも?』紹介」(野澤 拓也)</span>===<br />
<br />
===<span id="takaku">「LitCurate」(高久 雅生)</span>===<br />
<br />
===<span id="oguni">「LINE@活用事例、その後」(小國 美由紀)</span>===<br />
<br />
===<span id="massae">「カーリルタッチをCiNii Dissertationsに対応させたい!」(ふじたまさえ)</span>===<br />
<br />
'''当日会場にて募集します。参加者のみなさま、ぜひ積極的にご発表ください!'''</div>
丸山高弘
https://wiki.code4lib.jp/w/index.php?title=C4ljp2016/program&diff=1523
C4ljp2016/program
2016-09-11T02:46:52Z
<p>丸山高弘: /* 2016年9月11日(日): 2日目 */</p>
<hr />
<div>__NOTOC__<br />
==発表プログラム==<br />
<br />
===2016年9月10日(土): 1日目===<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
|13:00〜13:30<br />
|受付<br />
|rowspan="12"|[http://www.l-osaka.or.jp/ エル・おおさか]<br />
|-<br />
|13:30~13:40<br />
|開会のあいさつ(清田陽司) [http://www.slideshare.net/ykiyota/code4lib-japan2016-in スライド]<br />
共催あいさつ(谷合佳代子)<br />
|-<br />
|13:40~13:45<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|13:45~14:40<br />
|[[C4ljp2016/presentation#kidachi | 基調講演(木達 一仁氏(株式会社ミツエーリンクス))「Webアクセシビリティのこれまでとこれから」]]<br />
|-<br />
|14:40~15:00<br />
|休憩<br />
|-<br />
|15:00~15:45<br />
|プレゼンテーション【アクセシビリティ】(座長:福島幸宏)<br />
(ロング発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#kando | 「プリントディスアビリティのある人のための資料のテキストデータ化、そして、その課題」(安藤 一博)]]<br />
(ショート発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#tako | 「図書館フロアガイドにおけるピクトグラム使用の傾向調査─都道府県立図書館の事例を中心に」(阿児 雄之)]]/[https://speakerdeck.com/ta_niiyan/code4lib-japan-2016-conference 発表スライド]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#mokamoto | 「都道府県立図書館の要覧・年報のウェブ公開の現状と課題」(岡本 真)]]/[http://www.slideshare.net/arg_editor/20160910-code4-lib-japan2016 スライド]<br />
|-<br />
|15:45〜16:05<br />
| 休憩(20分)<br />
|-<br />
|16:05~16:50<br />
| プレゼンテーション【コンセプト提案】(座長:岡本真)<br />
(ロング発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#mkonaga | 「図書館の未来を拓くオープンソースのLSP “FOLIO”」(古永 誠)]]<br />
(ショート発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#ykiyota | 「人生の意思決定を支える社会インフラとしての図書館」(清田 陽司) ]]/[http://www.slideshare.net/ykiyota/ss-65880378 スライド]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#prlie | 「ニュース紹介型オンライン動画配信番組における番組プログラム編纂支援システムの運用~ 図書館情報学チャンネルの挑戦~」(常川 真央、吉川 次郎) ]] [https://drive.google.com/file/d/0BwulsP-dYpT-T1hkTFg4NkpyOVk/view スライド]<br />
|-<br />
|16:50~17:10<br />
|休憩<br />
|-<br />
|17:10~17:30<br />
|ライトニングトーク(1人5分発表、3名)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#tanuma | FOLIOのコードを動かしてみた(田沼 太)]]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#kitamura | 全国図書館イベントサイト(北村 志麻)]]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#harada | NDCオープン化後日談?(仮)(原田 隆史)]]<br />
|-<br />
|17:30~17:40<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|17:40~17:50<br />
|写真撮影<br />
|-<br />
|17:50~18:10<br />
|移動<br />
|<br />
|-<br />
|18:10~19:00<br />
|エクスカーション or / and 休憩<br />
|<br />
|-<br />
|19:00~21:00<br />
|懇親会 (受付 18:00~)<br />
|<br />
|}<br />
<br />
===2016年9月11日(日): 2日目===<br />
<br />
{| class="wikitable"<br />
|-<br />
!style="width:7em"|時間帯<br />
!プログラム<br />
!style="width:9em"|会場<br />
|-<br />
|9:45~10:00<br />
|受付開始<br />
|rowspan="14"|[http://www.l-osaka.or.jp/ エル・おおさか]<br />
|-<br />
|10:00~10:05<br />
|諸連絡<br />
|-<br />
|10:05~10:50<br />
|プレゼンテーション【テクノロジー活用】(座長:阪口哲男)<br />
(ロング発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#yryuuji | 「カーリル Unitrad APIの設計/新しいAPIを設計するためにカーリルが取り組んだこと」(Ryuuji Yoshimoto) ]]/[https://slides.com/ryuuji_y/deck-4/live#/ スライド]<br />
(ショート発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#tmaruyama | 「グラフデータベースによるMLA連携ネットワークの構築」(丸山 高弘)]] [http://www.slideshare.net/maru3/mla-65898835 スライド]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#mando | 「RFID(UHF)とバーコードのハイブリット運用について」(安東 正玄)]]<br />
|-<br />
|10:50~11:00<br />
|写真撮影<br />
|-<br />
|11:00~11:20<br />
|休憩<br />
|-<br />
|11:20~11:35<br />
|[[C4ljp2016/presentation#sponsor | 協賛団体セッション]](座長:清田陽司)<br />
|-<br />
|11:35~12:00<br />
|ライトニングトーク(1人5分発表、4名)<br />
※開催当日募集します<br />
|-<br />
|12:00~13:15<br />
|昼休憩<br />
|-<br />
|13:15~14:00<br />
|プレゼンテーション【取り組み共有】(座長:天野絵里子)<br />
(ロング発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#kimai | 「図書館ビッグデータを「つなげる」書誌情報の名寄せ技術」(今井 敬吾)]]<br />
(ショート発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#mtsunekawa| 「図書館によるビブリオバトル活動に対する統計データ作成の試み」(常川 真央)]]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#yegusa | 「勉強会のすすめ--FRBR&RDA勉強会の経験から--」(江草 由佳)]]<br />
|-<br />
|14:00~14:20<br />
|休憩<br />
|-<br />
|14:20~15:05<br />
|プレゼンテーション【linked data】(座長:大向一輝)<br />
(ロング発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#jkikkawa | 「DOI(Digital Object Identifier)入門」(吉川 次郎)]]<br />
(ショート発表)<br />
*[[C4ljp2016/presentation#esou | 「唐詩情報のLinked Data化に向けて」(叢 艶、高久 雅生)]]<br />
*[[C4ljp2016/presentation#kkorezumi | 「ししょまろはん『京都が出てくる本のデータ』の共通語彙基盤利用と『たべまろはん』はじめました」(是住 久美子)]]<br />
|-<br />
|15:05~15:25<br />
|休憩<br />
|-<br />
|15:25~15:55<br />
|ライトニングトーク(1人5分発表、4名)<br />
※開催当日募集します<br />
|-<br />
|15:55~16:00<br />
|閉会のあいさつ(江草由佳)<br />
|-<br />
|16:00~16:30<br />
|解散 / 片づけ<br />
|<br />
|-<br />
|16:30~17:30<br />
|ポストカンファレンス(今後のカンファレンス)<br />
|<br />
|-<br />
|17:30~19:30<br />
|打ち上げ<br />
|<br />
|}</div>
丸山高弘