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==<span id="key01">基調講演</span>== | ==<span id="key01">基調講演</span>== | ||
=== 加藤 信哉 氏 | === 加藤 信哉 氏 「学術情報流通を支えるコミュニティについて(仮)」 === | ||
;講演日時 | ;講演日時 | ||
:2022年9月3日(土)13:45~14:45 | :2022年9月3日(土)13:45~14:45 | ||
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:加藤 信哉 氏 | :加藤 信哉 氏 | ||
;講演タイトル | ;講演タイトル | ||
: | :学術情報流通を支えるコミュニティについて(仮) | ||
==<span id="special"></span>特別セッション== | ==<span id="special"></span>特別セッション== | ||
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:2013年9月に南三陸町で[[C4ljp2013|第1回カンファレンス]]を開催してから、10年が経過しました。 | :2013年9月に南三陸町で[[C4ljp2013|第1回カンファレンス]]を開催してから、10年が経過しました。 | ||
:これまでのカンファレンスや図書館界と技術等をめぐる動向について、これまでのカンファレンスを運営にかかわってきたメンバーからの発表に加えて、今回の参加者の皆さんで自由に議論する場を持ちたいと思います。 | :これまでのカンファレンスや図書館界と技術等をめぐる動向について、これまでのカンファレンスを運営にかかわってきたメンバーからの発表に加えて、今回の参加者の皆さんで自由に議論する場を持ちたいと思います。 | ||
==通常発表セッション== | ==通常発表セッション== | ||
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東京学芸大学附属図書館は、デジタルアーカイブを学校教材として発信する取組み「教材発掘プロジェクト」を2021年度に開始した。本取組みは、学校教材として活用できるコンテンツをピックアップし、「学習指導要領コード」(文部科学省)を付与して発信するものである。「学習指導要領コード」を介した教科書と教材の連携を充実させ、児童生徒の豊かな学びに寄与することを目指している。発信にあたり、「学習指導要領LOD」を紐づけて指導内容参照可能とし、児童生徒が歴史的資料を扱うサポートとして「みんなで翻刻」による翻刻データとの紐づけも行った。画像データはIIIFに対応し、ライセンスCC-BY4.0で提供している。初年度の成果として、2022年5月に「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」から50点のコンテンツを「学校教材を探す」メニューから発信した。試行段階にある本取組について、課題と共に報告する。 | 東京学芸大学附属図書館は、デジタルアーカイブを学校教材として発信する取組み「教材発掘プロジェクト」を2021年度に開始した。本取組みは、学校教材として活用できるコンテンツをピックアップし、「学習指導要領コード」(文部科学省)を付与して発信するものである。「学習指導要領コード」を介した教科書と教材の連携を充実させ、児童生徒の豊かな学びに寄与することを目指している。発信にあたり、「学習指導要領LOD」を紐づけて指導内容参照可能とし、児童生徒が歴史的資料を扱うサポートとして「みんなで翻刻」による翻刻データとの紐づけも行った。画像データはIIIFに対応し、ライセンスCC-BY4.0で提供している。初年度の成果として、2022年5月に「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」から50点のコンテンツを「学校教材を探す」メニューから発信した。試行段階にある本取組について、課題と共に報告する。 | ||
===<span id="p2">琉球大学附属図書館のデジタルシステム構築に関する経験について(仮)(大谷 周平)</span>=== | ===<span id="p2">琉球大学附属図書館のデジタルシステム構築に関する経験について(仮)(大谷 周平)</span>=== | ||
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そして、これらマップに使われているWikipediaなどのオープンデータ<br> | そして、これらマップに使われているWikipediaなどのオープンデータ<br> | ||
これらの共通点についての説明と地域との関わりについて発表します | これらの共通点についての説明と地域との関わりについて発表します | ||
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3D技術の進展は文化財・自然史等の博物館資料を情報空間に写像し、時間と場所に捉われない自由なアクセスを可能にした。高価な専用機材・ソフトを使用する方法だけでなくモバイル端末でのスキャンも普及し、今後3Dデータは爆発的に増加すると考えられる。レファレンスサービスにあたって実物モノ資料の所在(所蔵施設等)情報を提供するだけでなく、AR・VRにより図書館でもダイレクトにモノ資料を提示でき、またモノ資料単体としてだけでなく地図情報等との連結も容易になる。現状では、博物館等実物モノ資料の所蔵施設においても展示スペースの物理的制約により全てが利用者に提供されているわけではない。3D技術を介したモノ資料の図書館への越境または両者の融合は、私たちの知識・情報へのアクセスと利用をさらに豊に、かつ強固にするだろう。現状のレビューといくつかの試行から論点を提供する。 | 3D技術の進展は文化財・自然史等の博物館資料を情報空間に写像し、時間と場所に捉われない自由なアクセスを可能にした。高価な専用機材・ソフトを使用する方法だけでなくモバイル端末でのスキャンも普及し、今後3Dデータは爆発的に増加すると考えられる。レファレンスサービスにあたって実物モノ資料の所在(所蔵施設等)情報を提供するだけでなく、AR・VRにより図書館でもダイレクトにモノ資料を提示でき、またモノ資料単体としてだけでなく地図情報等との連結も容易になる。現状では、博物館等実物モノ資料の所蔵施設においても展示スペースの物理的制約により全てが利用者に提供されているわけではない。3D技術を介したモノ資料の図書館への越境または両者の融合は、私たちの知識・情報へのアクセスと利用をさらに豊に、かつ強固にするだろう。現状のレビューといくつかの試行から論点を提供する。 | ||
===<span id="p5">学校図書館におけるA-Frameを用いたウェブVR展示事例: 費用0円でできる!(山口 謙二)</span>=== | ===<span id="p5">学校図書館におけるA-Frameを用いたウェブVR展示事例: 費用0円でできる!(山口 謙二)</span>=== | ||
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VR空間作成用のJavaScriptフレームワークであるA-Frameを用いて、学校図書館でウェブVR展示を行った事例を紹介します。この事例のようなシンプルな展示であれば、少量のHTML+JavaScriptのコードによって実現できるため、プログラミングの専門的なノウハウが無くても取り組みやすいです。VR展示用のページは、無料で手軽にウェブページを公開可能なサービスである「Glitch」を利用しました。また、VR空間に配置する3Dモデル作成には、オープンソースの3DCG制作ソフトであるBlenderを使っています。費用0円でできるため、学校図書館のような予算が少ない図書館でも気軽に試せるのでおすすめです。 | VR空間作成用のJavaScriptフレームワークであるA-Frameを用いて、学校図書館でウェブVR展示を行った事例を紹介します。この事例のようなシンプルな展示であれば、少量のHTML+JavaScriptのコードによって実現できるため、プログラミングの専門的なノウハウが無くても取り組みやすいです。VR展示用のページは、無料で手軽にウェブページを公開可能なサービスである「Glitch」を利用しました。また、VR空間に配置する3Dモデル作成には、オープンソースの3DCG制作ソフトであるBlenderを使っています。費用0円でできるため、学校図書館のような予算が少ない図書館でも気軽に試せるのでおすすめです。 | ||
===<span id="p6">目録検索システム構築演習その後 – 外部サービス利用条件変更への対応(阪口 哲男)</span>=== | ===<span id="p6">目録検索システム構築演習その後 – 外部サービス利用条件変更への対応(阪口 哲男)</span>=== | ||
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昨年「オンライン授業における目録検索システム構築演習」と題してCode4Lib JAPAN カンファレンス2021において発表した。しかしながら、使用していた外部サービスの利用条件がその後変更され、2022年度授業をそのまま実施することが困難となった。そこで授業専用に当該サービスの代替手段を開発し、これを用いて授業を無事実施することができた。本発表では昨年の発表へのフォローアップも兼ね、Webブラウザによる手軽なプログラム開発環境Google Colaboratoryを用いたWebアプリケーション試作環境の整備方法についての情報共有を目指す。代替手段の開発では最大200名程度の利用規模を想定した設計とし、既存WebサーバソフトウェアやOpenSSH等の利用により開発工数を抑えた一方で、安定した稼働も確保することが出来た。 | 昨年「オンライン授業における目録検索システム構築演習」と題してCode4Lib JAPAN カンファレンス2021において発表した。しかしながら、使用していた外部サービスの利用条件がその後変更され、2022年度授業をそのまま実施することが困難となった。そこで授業専用に当該サービスの代替手段を開発し、これを用いて授業を無事実施することができた。本発表では昨年の発表へのフォローアップも兼ね、Webブラウザによる手軽なプログラム開発環境Google Colaboratoryを用いたWebアプリケーション試作環境の整備方法についての情報共有を目指す。代替手段の開発では最大200名程度の利用規模を想定した設計とし、既存WebサーバソフトウェアやOpenSSH等の利用により開発工数を抑えた一方で、安定した稼働も確保することが出来た。 | ||
===<span id="p7">ウェブアーカイブから見るCOVID-19 : saveMLAK covid19 図書館調査を例として(常川 真央)</span>=== | ===<span id="p7">ウェブアーカイブから見るCOVID-19 : saveMLAK covid19 図書館調査を例として(常川 真央)</span>=== | ||
saveMLAKは、COVID-19の感染拡大による図書館の被害状況について調査してきた。saveMLAK とは、博物館・美術館(M)、図書館(L)、文書館(A)、公民館(K)(M+L+A+K=MLAK)の被災・救援情報サイトおよび団体である。同団体は、COVID-19の感染例が発見された2020年5月から定期的に図書館の休館状況を調査してきた。本調査の特徴は、エビデンスの保存先としてウェブアーカイブを活用している点である。ウェブアーカイブとは、ある時点のウェブページを保存し、ウェブサイトの時系列的な変化をアーカイブする事業である。covid19図書館調査では、Internet Archiveなどのウェブアーカイブサービスを活用し、COVID-19の感染拡大の影響で休館した図書館のウェブサイトを保存してきた。しかし、現時点ではウェブサイトの保存に留まり、その活用についてはまだ十分に検討できていない。そこで本発表では、ウェブアーカイブとは基礎知識からはじまり、近年の技術動向や研究動向を紹介することで、saveMLAK が残してきた調査の記録の活用について展望する。 | saveMLAKは、COVID-19の感染拡大による図書館の被害状況について調査してきた。saveMLAK とは、博物館・美術館(M)、図書館(L)、文書館(A)、公民館(K)(M+L+A+K=MLAK)の被災・救援情報サイトおよび団体である。同団体は、COVID-19の感染例が発見された2020年5月から定期的に図書館の休館状況を調査してきた。本調査の特徴は、エビデンスの保存先としてウェブアーカイブを活用している点である。ウェブアーカイブとは、ある時点のウェブページを保存し、ウェブサイトの時系列的な変化をアーカイブする事業である。covid19図書館調査では、Internet Archiveなどのウェブアーカイブサービスを活用し、COVID-19の感染拡大の影響で休館した図書館のウェブサイトを保存してきた。しかし、現時点ではウェブサイトの保存に留まり、その活用についてはまだ十分に検討できていない。そこで本発表では、ウェブアーカイブとは基礎知識からはじまり、近年の技術動向や研究動向を紹介することで、saveMLAK が残してきた調査の記録の活用について展望する。 | ||
==ライトニングトーク発表== | ==ライトニングトーク発表== | ||
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開催当日に募集します。 | 開催当日に募集します。 | ||
=== | ===9月3日(土)=== | ||
==== | ===9月4日(日)=== | ||