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__NOTOC__
==基調講演==
 
===<span id="koutaki">基調講演「画像処理技術を用いた熊本城石垣の修復支援」(上瀧 剛 氏(熊本大学))</span>===
 
:講演概要
::2016年の熊本地震により熊本城の石垣が崩落した。
::石垣は重要文化財であり,元の位置に戻さなければならない。
::本研究ではパターンマッチングと呼ばれる画像処理技術を用いて、崩落前後の石垣の画像を照合することで,石垣の元の位置を特定する石垣照合システムを開発している。
::本発表では、それらのシステムや石垣撮影の様子を紹介する。
 
:講演者紹介
::1980年 福岡 生まれ
::2007年 熊本大学大学院修了 博士(工学)取得
::2007年 株式会社日立製作所 生産技術研究所 入社
::2010年より 熊本大学工学部 助教
::MIRU長尾賞、電子情報通信学会 論文賞、システム制御情報学会産業技術賞を受賞
 
:参考
::[http://www6.nhk.or.jp/special/detail/index.html?aid=20170416 熊本城 再建 “サムライの英知”を未来へ] (NHKスペシャル 2017年4月16日放送)
::[https://mainichi.jp/articles/20161215/ddl/k43/040/355000c 8カ月 熊本城石垣修復にIT活用 熊大・上滝助教が検索ソフト開発 輪郭から元の位置ピタリ] (毎日新聞 2016年12月15日)
 
==発表採択リスト(9件)==
==発表採択リスト(9件)==


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::オープンアクセスジャーナル、機関リポジトリ、プレプリントサーバーなど、学術論文流通のプラットフォームが激変していることは周知の事実であるが、一方で研究者が利用する論文の執筆環境も急激に変化している。OverLeafなどの共同執筆ツールや、Mendeleyなどの文献管理ツールなど、使い勝手の良いツールが普及し、論文の書き方も大きく変わりつつある。一方で、流通する論文の品質を担保する各学会の査読システムや出版システムは、その変化に追随できておらず、編集委員や査読者、執筆者に大きな負担がかかっているように思われる。
::オープンアクセスジャーナル、機関リポジトリ、プレプリントサーバーなど、学術論文流通のプラットフォームが激変していることは周知の事実であるが、一方で研究者が利用する論文の執筆環境も急激に変化している。OverLeafなどの共同執筆ツールや、Mendeleyなどの文献管理ツールなど、使い勝手の良いツールが普及し、論文の書き方も大きく変わりつつある。一方で、流通する論文の品質を担保する各学会の査読システムや出版システムは、その変化に追随できておらず、編集委員や査読者、執筆者に大きな負担がかかっているように思われる。
::本発表では、こうした状況を俯瞰した上で、学会運営を持続可能な形にするための方策についての検討を示し、参加者の方々との議論を行いたい。
::本発表では、こうした状況を俯瞰した上で、学会運営を持続可能な形にするための方策についての検討を示し、参加者の方々との議論を行いたい。


===<span id="sakaguchi">「Webシステムのためのエンドユーザ向け公開鍵認証機能の開発」(阪口哲男)</span>===
===<span id="sakaguchi">「Webシステムのためのエンドユーザ向け公開鍵認証機能の開発」(阪口哲男)</span>===
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::ダウンロード数の取得及び分析にかかる作業時間を極力短縮し、業務効率化・人的リソースのさらなる有効活用を目的として、これらの作業の大半を自動化するシステムを作ることとした。
::ダウンロード数の取得及び分析にかかる作業時間を極力短縮し、業務効率化・人的リソースのさらなる有効活用を目的として、これらの作業の大半を自動化するシステムを作ることとした。
::現時点で量研が購読している電子ジャーナルの出版社数は34社で、現状対応できているのは4社のみであるが、4社分のダウンロード数を取得するのに掛かる時間は2分ほどであった。手動で調査を行った場合、1社に対してかかる時間は5分から10分ほどであるため、業務効率化に期待の持てる結果となった。
::現時点で量研が購読している電子ジャーナルの出版社数は34社で、現状対応できているのは4社のみであるが、4社分のダウンロード数を取得するのに掛かる時間は2分ほどであった。手動で調査を行った場合、1社に対してかかる時間は5分から10分ほどであるため、業務効率化に期待の持てる結果となった。
::現状、各出版社へのリクエストに必要な情報を収集する作業に時間がかかっているが、一度整理ができてしまえば、1週間程度かかっていた作業を数十分で終えることができると見込んでいる。また、本システムはダウンロード数の取得だけにとどまらず、トレンド等の分析ツールとして拡張していければと考えている。"
::現状、各出版社へのリクエストに必要な情報を収集する作業に時間がかかっているが、一度整理ができてしまえば、1週間程度かかっていた作業を数十分で終えることができると見込んでいる。また、本システムはダウンロード数の取得だけにとどまらず、トレンド等の分析ツールとして拡張していければと考えている。


===<span id="mouri_hotta">「デジタルレファレンスサービスの方向性-情報格差と地域差を解消するデジタルレファレンスサービスをはじめます」(毛利隼斗、堀田敦士)</span>===
===<span id="mouri_hotta">「デジタルレファレンスサービスの方向性-情報格差と地域差を解消するデジタルレファレンスサービスをはじめます」(毛利隼斗、堀田敦士)</span>===
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::各図書館のビジネス支援サービスには限界がある。例として中小企業が運営するECサイトのGoogle対策(適正化)の正しい情報を得ることは困難なため、悪徳SEO業者が乱立。被害企業が後を絶たない。また難病医療の論文等へのアクセスは難しく、医療ポータルの誤情報に対する不信感は強い。
::各図書館のビジネス支援サービスには限界がある。例として中小企業が運営するECサイトのGoogle対策(適正化)の正しい情報を得ることは困難なため、悪徳SEO業者が乱立。被害企業が後を絶たない。また難病医療の論文等へのアクセスは難しく、医療ポータルの誤情報に対する不信感は強い。
::情報不足の過疎地域支援には民間サービスが必要である。私達は中小企業分野と難病医療情報で不利とされる過疎地域への支援として、情報格差を解消するデジタルレファレンスを開始。二分野に特化して開始するが、随時分野を追加していく。
::情報不足の過疎地域支援には民間サービスが必要である。私達は中小企業分野と難病医療情報で不利とされる過疎地域への支援として、情報格差を解消するデジタルレファレンスを開始。二分野に特化して開始するが、随時分野を追加していく。
::分類体系やLOD、国内外の調査担当者により情報の信頼性を維持。地図情報や阻害要因、壁、解消法なども公開。当日はサービスの今後の予定と概要を説明する。"
::分類体系やLOD、国内外の調査担当者により情報の信頼性を維持。地図情報や阻害要因、壁、解消法なども公開。当日はサービスの今後の予定と概要を説明する。


===<span id="komura">「開催報告:大図研オープンカレッジ「Linked Open Data を体験〜書誌・所蔵データは宝の山!〜」」(小村愛美)</span>===
===<span id="komura">「開催報告:大図研オープンカレッジ「Linked Open Data を体験〜書誌・所蔵データは宝の山!〜」」(小村愛美)</span>===
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::公立図書館では京都のししょまろはんや、大阪市立図書館の画像オープンデータ化などの取り組みがあり、国文研の歴史的典籍NW事業もデータセットのオープン化を始めるなど、図書館とLODやオープンデータの関わりは今後さらに広まることが予想される。
::公立図書館では京都のししょまろはんや、大阪市立図書館の画像オープンデータ化などの取り組みがあり、国文研の歴史的典籍NW事業もデータセットのオープン化を始めるなど、図書館とLODやオープンデータの関わりは今後さらに広まることが予想される。
::以上の認識のもと、図書館員がLODについて知る機会を増やしたいと考え、オープンカレッジのテーマにLODを選択した。
::以上の認識のもと、図書館員がLODについて知る機会を増やしたいと考え、オープンカレッジのテーマにLODを選択した。
::主なターゲットは「LODを聞いたことはあるが深くは知らない」という図書館員のため、どのようなプログラム・講師を選べば良いのか、企画段階では苦心した。想定スケジュールよりも準備が遅れたが、無事開催にこぎつけ、盛会のうちに終えることができた。発表には、企画段階の意図・プログラム内容の選択・参加者アンケートから読み取れた反応等を盛りこみたい。"
::主なターゲットは「LODを聞いたことはあるが深くは知らない」という図書館員のため、どのようなプログラム・講師を選べば良いのか、企画段階では苦心した。想定スケジュールよりも準備が遅れたが、無事開催にこぎつけ、盛会のうちに終えることができた。発表には、企画段階の意図・プログラム内容の選択・参加者アンケートから読み取れた反応等を盛りこみたい。
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