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15分の発表時間と5分の質疑応答時間(予定)が与えられます。
15分の発表時間と5分の質疑応答時間(予定)が与えられます。
===<span id="p1">(仮題)公共図書館における認証連携の試み</span>===
====発表者: 美王孝文(京都府立図書館)====
コロナ禍において公共図書館への電子書籍導入が進展する中で、京都府立図書館では、2022年(令和4年)4月から電子書籍・オーディオブックサービスを開始した。同時に、GIGAスクール構想を背景に、府立図書館の電子書籍を、学校で利活用する取組を進めている。令和4年6月から府立学校の生徒教職員を、令和5年12月から府内小中高等学校の児童生徒教職員を対象に、府立図書館の電子書籍を利用できるIDの配付を始めた。
ところが、電子書籍を利用するためのID管理が課題となった。学校では教育機関向け情報ポータルサービスの利用が進み、SSOで簡単にアクセスできる環境が整いつつあるが、図書館のコンテンツはその枠外なのだ。
オンラインサービスで先行する大学等では「学認」が活用され、学生は「学認」を経由して、学生個人IDにより電子書籍にアクセスできる。この環境を公立図書館で実現できないか、というのが今回の京都府立図書館の試みである。
===<span id="p2">独自分類のための著者記号管理システム開発について</span>===
====発表者: 布野真秀(東京外国語大学)====
東京外国語大学では、文学作品の分類において、カッター・サンボーン著者記号に識別記号を付与した独自分類を採用している。独自分類のため図書館システムのカスタマイズも難しく、これまで著者記号の管理はカード目録による管理に頼っていた。しかしカード目録による管理も業務効率・正確性の点で難がある。この著者記号の管理にかかわる問題を解消するため、東京外国語大学では所有するNAS上にOSSを活用したWEBシステムを構築した。本発表では、開発の経緯及び採用した技術等に関して簡単な紹介を行う。
===<span id="p3">小中学生向け読書記録共有アプリYomumo</span>===
====発表者: 片山昇(株式会社ETeq) ====
Yomumoは小中学生向けの読書記録共有アプリでChromeやSafari等のブラウザ上で動作します。これまで図書室で利用していた図書カードの電子版という位置づけです。利用者は読書後にアプリから書籍のISBNバーコードを読み取ると書誌情報が入力され、すぐに感想を書き始めることができます。感想は学校やクラス内だけでなく、Yomumoのすべての利用者で共有することができます。授業等の教育現場で活用できる他、学校や学級の枠をこえた読書を通じたコミュニケーションを実現することができます。本発表ではYomumoの実践例や教育効果についてご紹介します。また、Yomumoは人的リソースが限られている中での開発であったため、モダンな技術をフル活用していますので、開発手法についても触れる予定です。
===</span id="p4">図書館を使って情報デザインを学ぶ:高等学校情報科における実践の提案</span>===
====発表者: 中園長新(麗澤大学) ====
情報社会の進展に呼応して、学校教育では情報教育が推進されている。高等学校では2022年度入学生から「情報Ⅰ」が必履修科目となったことを受けて、2025年1月の大学入学共通テストから「情報」が追加される。こうした中、幅広く情報について学ぶことが求められている。情報教育といえばICT活用が主流だが、古来より情報を扱ってきた図書館もまた、情報教育における教材や学びの場として活用が期待できる。本発表では情報教育における図書館の関わりを紹介し、図書館を活用した情報教育の実践として、情報デザインについて学ぶ授業を提案する。情報デザインは情報技術を支える概念のひとつであるが、ポスター制作のような美術的視点だけでなく、情報構造化のような技術的視点も必要である。図書館を用いた実践案は、こうした情報構造化の技術的視点から情報デザインにアプローチすることが期待される。
=== 泉大津市立図書館シープラ カード型インターフェースによる図書館内からのデジタル資源への誘導-連携協定に基づく実証実験の中間報告 ===
====発表者: 岡本真, 河瀬裕子(アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg))====
アカデミック・リソース・ガイド株式会社(arg)と泉大津市の連携協定に基づいて実施している図書館内にウェブ上のデジタル資源の認知と誘導を促すカードを設置し、その効果を検証する実証実験を行っている(2024年5月~)。この実験の結果を中間報告する。


==ライトニングトーク==
==ライトニングトーク==
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