「C4ljp2014/presentation」の版間の差分

1,879 バイト追加 、 2014年8月29日 (金)
LT発表の追加
(LT発表の追加)
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::大規模なWeb情報サービスを展開する企業を中心として、いわゆるビッグデータの利用が進みつつあり、巨大なログデータを活用した事例も多数報告されている。しかし、これらの事例を実践できるのは、巨大なログデータへのアクセスが可能なエンジニア(多くの場合、企業の社員、あるいは企業と密接な関係をもつ大学の研究者など)に限られている。巨大なログデータの公開はほとんどなされておらず、AOLクエリーログやNetflixデータセットのように、公開によって深刻なプライバシー上の問題を引き起こすこともある。図書館分野においても、貸出履歴データやOPACのクエリーログの利用の可能性やリスクが議論されているものの、プライバシー上の懸念から、可能性やリスクを検証するためにデータ利用を試すことさえ難しい状況が続いている。しかし、Code4Libコミュニティにおいてログデータ利用のノウハウを蓄積していくことを目指すならば、多くのライブラリアンが同じログデータを共有することはいずれ避けては通れない。そこで、現状での貸出履歴データやクエリーログの共有が難しいことは認めつつ、まずは似た性質(大規模、時系列、解析によって有用な知識が発見できる)をもつログデータを共有し、ハンズオンなどの活動を通じてノウハウの共有も進めていく、という方向性を提案したい。具体的には、Wikipediaのページ閲覧統計データを題材とした時系列解析のノウハウを紹介する。
::大規模なWeb情報サービスを展開する企業を中心として、いわゆるビッグデータの利用が進みつつあり、巨大なログデータを活用した事例も多数報告されている。しかし、これらの事例を実践できるのは、巨大なログデータへのアクセスが可能なエンジニア(多くの場合、企業の社員、あるいは企業と密接な関係をもつ大学の研究者など)に限られている。巨大なログデータの公開はほとんどなされておらず、AOLクエリーログやNetflixデータセットのように、公開によって深刻なプライバシー上の問題を引き起こすこともある。図書館分野においても、貸出履歴データやOPACのクエリーログの利用の可能性やリスクが議論されているものの、プライバシー上の懸念から、可能性やリスクを検証するためにデータ利用を試すことさえ難しい状況が続いている。しかし、Code4Libコミュニティにおいてログデータ利用のノウハウを蓄積していくことを目指すならば、多くのライブラリアンが同じログデータを共有することはいずれ避けては通れない。そこで、現状での貸出履歴データやクエリーログの共有が難しいことは認めつつ、まずは似た性質(大規模、時系列、解析によって有用な知識が発見できる)をもつログデータを共有し、ハンズオンなどの活動を通じてノウハウの共有も進めていく、という方向性を提案したい。具体的には、Wikipediaのページ閲覧統計データを題材とした時系列解析のノウハウを紹介する。


==ライトニングトーク(最大14件)==
==ライトニングトーク(14件)==


'''引き続き募集中!''' [https://docs.google.com/forms/d/1M5drPycOr1kaADcVLpbn_K8vQ9YG2WPQRZ3zcpbpwOg/viewform 応募はこちらから]
'''引き続き募集中!''' [https://docs.google.com/forms/d/1M5drPycOr1kaADcVLpbn_K8vQ9YG2WPQRZ3zcpbpwOg/viewform 応募はこちらから]
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::「NDC Rader」は日本十進分類や国立国会図書館件名標目をベースとしているが、図書館業界に限らず、一般的な情報可視化ツールとして使用できる。この「NDC Rader」では図書館業界が長年育んできた資源の一般への活用ができないかの試みでもある。。機能としては、日本十進分類によるレーダーチャートを使うことで、ワードクラウドや多次元尺度構成法による可視化とはまた違った情報の把握しいやすさや、テキスト同士の比較のしやすさを狙っている。
::「NDC Rader」は日本十進分類や国立国会図書館件名標目をベースとしているが、図書館業界に限らず、一般的な情報可視化ツールとして使用できる。この「NDC Rader」では図書館業界が長年育んできた資源の一般への活用ができないかの試みでもある。。機能としては、日本十進分類によるレーダーチャートを使うことで、ワードクラウドや多次元尺度構成法による可視化とはまた違った情報の把握しいやすさや、テキスト同士の比較のしやすさを狙っている。
::「NDC Rader」のさらなる拡張として、和文雑誌のカバー範囲可視化用インターフェイスも作成した。これは利用者がブラウジングを行うための参考情報、雑誌の評価や雑誌の特色アピールといった利用を想定したものである。
::「NDC Rader」のさらなる拡張として、和文雑誌のカバー範囲可視化用インターフェイスも作成した。これは利用者がブラウジングを行うための参考情報、雑誌の評価や雑誌の特色アピールといった利用を想定したものである。
===<span id="takahashi">図書館ぶらり部ワークショップ@第100回図書館大会(高橋 徹)</span>===
::第100回全国図書館大会の公募型分科会枠にて、デジタルマップ地域コミュニティをテーマにしたワークショップを開催します。「高遠ぶらり」「小布施ちずぶらり」といった図書館関係の地図アプリの事例紹介や、「神保町ちずぶらり」を用いたまち歩きワークショップ、そして持ち寄った地域のイラスト地図を実際にアプリしてみるワークショップを行います。
===<span id="m_tanabe">学術情報やソーシャルメディアのレコメンド&フィードバックをコアにした「できない大学生向け」の学習支援サービスの企画提案(田邊 稔)</span>===
::大学の授業課題や目標設定、および大学生の習熟度・興味関心・学習態度等に沿って学術情報やソーシャルメディア等の情報を図書館が定期的に自動配信し、それがどれだけアウトプットに貢献できたかを自己評価し、グループメンバーやメンター等と共有するためのシステム(現在企画提案中)について概説する。当システムでは、大学図書館の情報収集&発信力を存分に活かし、一方的な情報発信に止まらないインタラクティブでノイズの少ない情報提供を実現する。特に、インプット~アウトカムのプロセスに注目し、学習態度等の行動観察データを記録したり、成績不振者が成績優秀者の学習プロセスを閲覧できるコミュニティ機能などを特徴とする。協調学習や反転学習、さらには就活にも応用可能な「大学生活における究極のおもてなしサービス」を目指す。
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