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:2013年9月に南三陸町で[[C4ljp2013|第1回カンファレンス]]を開催してから、10年が経過しました。 | :2013年9月に南三陸町で[[C4ljp2013|第1回カンファレンス]]を開催してから、10年が経過しました。 | ||
:これまでのカンファレンスや図書館界と技術等をめぐる動向について、これまでのカンファレンスを運営にかかわってきたメンバーからの発表に加えて、今回の参加者の皆さんで自由に議論する場を持ちたいと思います。 | :これまでのカンファレンスや図書館界と技術等をめぐる動向について、これまでのカンファレンスを運営にかかわってきたメンバーからの発表に加えて、今回の参加者の皆さんで自由に議論する場を持ちたいと思います。 | ||
スライド:「Code4Lib JAPAN カンファレンス10回目までの思い出あれこれ」(江草由佳) https://speakerdeck.com/yegusa/2022-09-04-c4ljpconf-10th-anniversary | |||
スライド:「Code4Lib JAPANカンファレンス10周年振り返り」(高久雅生)https://speakerdeck.com/masao/10-years-of-code4lib-japan-conference | |||
==通常発表セッション== | ==通常発表セッション== | ||
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東京学芸大学附属図書館は、デジタルアーカイブを学校教材として発信する取組み「教材発掘プロジェクト」を2021年度に開始した。本取組みは、学校教材として活用できるコンテンツをピックアップし、「学習指導要領コード」(文部科学省)を付与して発信するものである。「学習指導要領コード」を介した教科書と教材の連携を充実させ、児童生徒の豊かな学びに寄与することを目指している。発信にあたり、「学習指導要領LOD」を紐づけて指導内容参照可能とし、児童生徒が歴史的資料を扱うサポートとして「みんなで翻刻」による翻刻データとの紐づけも行った。画像データはIIIFに対応し、ライセンスCC-BY4.0で提供している。初年度の成果として、2022年5月に「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」から50点のコンテンツを「学校教材を探す」メニューから発信した。試行段階にある本取組について、課題と共に報告する。 | 東京学芸大学附属図書館は、デジタルアーカイブを学校教材として発信する取組み「教材発掘プロジェクト」を2021年度に開始した。本取組みは、学校教材として活用できるコンテンツをピックアップし、「学習指導要領コード」(文部科学省)を付与して発信するものである。「学習指導要領コード」を介した教科書と教材の連携を充実させ、児童生徒の豊かな学びに寄与することを目指している。発信にあたり、「学習指導要領LOD」を紐づけて指導内容参照可能とし、児童生徒が歴史的資料を扱うサポートとして「みんなで翻刻」による翻刻データとの紐づけも行った。画像データはIIIFに対応し、ライセンスCC-BY4.0で提供している。初年度の成果として、2022年5月に「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」から50点のコンテンツを「学校教材を探す」メニューから発信した。試行段階にある本取組について、課題と共に報告する。 | ||
発表資料: [[メディア:20220903 TGU Code4Lib2022.pdf]] | |||
===<span id="p2">琉球大学附属図書館のデジタルシステム構築に関する経験について(仮)(大谷 周平)</span>=== | ===<span id="p2">琉球大学附属図書館のデジタルシステム構築に関する経験について(仮)(大谷 周平)</span>=== | ||
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そして、これらマップに使われているWikipediaなどのオープンデータ<br> | そして、これらマップに使われているWikipediaなどのオープンデータ<br> | ||
これらの共通点についての説明と地域との関わりについて発表します | これらの共通点についての説明と地域との関わりについて発表します | ||
発表資料: https://speakerdeck.com/barsaka2/a-map-that-connects-the-library-and-the-community | |||
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3D技術の進展は文化財・自然史等の博物館資料を情報空間に写像し、時間と場所に捉われない自由なアクセスを可能にした。高価な専用機材・ソフトを使用する方法だけでなくモバイル端末でのスキャンも普及し、今後3Dデータは爆発的に増加すると考えられる。レファレンスサービスにあたって実物モノ資料の所在(所蔵施設等)情報を提供するだけでなく、AR・VRにより図書館でもダイレクトにモノ資料を提示でき、またモノ資料単体としてだけでなく地図情報等との連結も容易になる。現状では、博物館等実物モノ資料の所蔵施設においても展示スペースの物理的制約により全てが利用者に提供されているわけではない。3D技術を介したモノ資料の図書館への越境または両者の融合は、私たちの知識・情報へのアクセスと利用をさらに豊に、かつ強固にするだろう。現状のレビューといくつかの試行から論点を提供する。 | 3D技術の進展は文化財・自然史等の博物館資料を情報空間に写像し、時間と場所に捉われない自由なアクセスを可能にした。高価な専用機材・ソフトを使用する方法だけでなくモバイル端末でのスキャンも普及し、今後3Dデータは爆発的に増加すると考えられる。レファレンスサービスにあたって実物モノ資料の所在(所蔵施設等)情報を提供するだけでなく、AR・VRにより図書館でもダイレクトにモノ資料を提示でき、またモノ資料単体としてだけでなく地図情報等との連結も容易になる。現状では、博物館等実物モノ資料の所蔵施設においても展示スペースの物理的制約により全てが利用者に提供されているわけではない。3D技術を介したモノ資料の図書館への越境または両者の融合は、私たちの知識・情報へのアクセスと利用をさらに豊に、かつ強固にするだろう。現状のレビューといくつかの試行から論点を提供する。 | ||
発表資料 https://researchmap.jp/anoguchi/presentations/39840908 | |||
===<span id="p5">学校図書館におけるA-Frameを用いたウェブVR展示事例: 費用0円でできる!(山口 謙二)</span>=== | ===<span id="p5">学校図書館におけるA-Frameを用いたウェブVR展示事例: 費用0円でできる!(山口 謙二)</span>=== | ||
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VR空間作成用のJavaScriptフレームワークであるA-Frameを用いて、学校図書館でウェブVR展示を行った事例を紹介します。この事例のようなシンプルな展示であれば、少量のHTML+JavaScriptのコードによって実現できるため、プログラミングの専門的なノウハウが無くても取り組みやすいです。VR展示用のページは、無料で手軽にウェブページを公開可能なサービスである「Glitch」を利用しました。また、VR空間に配置する3Dモデル作成には、オープンソースの3DCG制作ソフトであるBlenderを使っています。費用0円でできるため、学校図書館のような予算が少ない図書館でも気軽に試せるのでおすすめです。 | VR空間作成用のJavaScriptフレームワークであるA-Frameを用いて、学校図書館でウェブVR展示を行った事例を紹介します。この事例のようなシンプルな展示であれば、少量のHTML+JavaScriptのコードによって実現できるため、プログラミングの専門的なノウハウが無くても取り組みやすいです。VR展示用のページは、無料で手軽にウェブページを公開可能なサービスである「Glitch」を利用しました。また、VR空間に配置する3Dモデル作成には、オープンソースの3DCG制作ソフトであるBlenderを使っています。費用0円でできるため、学校図書館のような予算が少ない図書館でも気軽に試せるのでおすすめです。 | ||
発表スライド: | |||
[https://drive.google.com/file/d/1Srz_DIe4OrRbtM1hEk2FscvtrX-B2xlr/view?usp=sharing https://drive.google.com/file/d/1Srz_DIe4OrRbtM1hEk2FscvtrX-B2xlr/view?usp=sharing] | |||
ウェブVR展示サンプルなどの掲載ページ: | |||
[https://libraid.net/vr/ https://libraid.net/vr/] | |||
===<span id="p6">目録検索システム構築演習その後 – 外部サービス利用条件変更への対応(阪口 哲男)</span>=== | ===<span id="p6">目録検索システム構築演習その後 – 外部サービス利用条件変更への対応(阪口 哲男)</span>=== | ||
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昨年「オンライン授業における目録検索システム構築演習」と題してCode4Lib JAPAN カンファレンス2021において発表した。しかしながら、使用していた外部サービスの利用条件がその後変更され、2022年度授業をそのまま実施することが困難となった。そこで授業専用に当該サービスの代替手段を開発し、これを用いて授業を無事実施することができた。本発表では昨年の発表へのフォローアップも兼ね、Webブラウザによる手軽なプログラム開発環境Google Colaboratoryを用いたWebアプリケーション試作環境の整備方法についての情報共有を目指す。代替手段の開発では最大200名程度の利用規模を想定した設計とし、既存WebサーバソフトウェアやOpenSSH等の利用により開発工数を抑えた一方で、安定した稼働も確保することが出来た。 | 昨年「オンライン授業における目録検索システム構築演習」と題してCode4Lib JAPAN カンファレンス2021において発表した。しかしながら、使用していた外部サービスの利用条件がその後変更され、2022年度授業をそのまま実施することが困難となった。そこで授業専用に当該サービスの代替手段を開発し、これを用いて授業を無事実施することができた。本発表では昨年の発表へのフォローアップも兼ね、Webブラウザによる手軽なプログラム開発環境Google Colaboratoryを用いたWebアプリケーション試作環境の整備方法についての情報共有を目指す。代替手段の開発では最大200名程度の利用規模を想定した設計とし、既存WebサーバソフトウェアやOpenSSH等の利用により開発工数を抑えた一方で、安定した稼働も確保することが出来た。 | ||
発表資料: https://www.sakalab.org/redirect/luEjlA (OneDrive上のPDFです) | |||
===<span id="p7">ウェブアーカイブから見るCOVID-19 : saveMLAK covid19 図書館調査を例として(常川 真央)</span>=== | ===<span id="p7">ウェブアーカイブから見るCOVID-19 : saveMLAK covid19 図書館調査を例として(常川 真央)</span>=== | ||
saveMLAKは、COVID-19の感染拡大による図書館の被害状況について調査してきた。saveMLAK とは、博物館・美術館(M)、図書館(L)、文書館(A)、公民館(K)(M+L+A+K=MLAK)の被災・救援情報サイトおよび団体である。同団体は、COVID-19の感染例が発見された2020年5月から定期的に図書館の休館状況を調査してきた。本調査の特徴は、エビデンスの保存先としてウェブアーカイブを活用している点である。ウェブアーカイブとは、ある時点のウェブページを保存し、ウェブサイトの時系列的な変化をアーカイブする事業である。covid19図書館調査では、Internet Archiveなどのウェブアーカイブサービスを活用し、COVID-19の感染拡大の影響で休館した図書館のウェブサイトを保存してきた。しかし、現時点ではウェブサイトの保存に留まり、その活用についてはまだ十分に検討できていない。そこで本発表では、ウェブアーカイブとは基礎知識からはじまり、近年の技術動向や研究動向を紹介することで、saveMLAK が残してきた調査の記録の活用について展望する。 | saveMLAKは、COVID-19の感染拡大による図書館の被害状況について調査してきた。saveMLAK とは、博物館・美術館(M)、図書館(L)、文書館(A)、公民館(K)(M+L+A+K=MLAK)の被災・救援情報サイトおよび団体である。同団体は、COVID-19の感染例が発見された2020年5月から定期的に図書館の休館状況を調査してきた。本調査の特徴は、エビデンスの保存先としてウェブアーカイブを活用している点である。ウェブアーカイブとは、ある時点のウェブページを保存し、ウェブサイトの時系列的な変化をアーカイブする事業である。covid19図書館調査では、Internet Archiveなどのウェブアーカイブサービスを活用し、COVID-19の感染拡大の影響で休館した図書館のウェブサイトを保存してきた。しかし、現時点ではウェブサイトの保存に留まり、その活用についてはまだ十分に検討できていない。そこで本発表では、ウェブアーカイブとは基礎知識からはじまり、近年の技術動向や研究動向を紹介することで、saveMLAK が残してきた調査の記録の活用について展望する。 | ||
発表資料: https://docs.google.com/presentation/d/13rwrL71Si2oMUd-KCy6Xsj0IFKCOLqBd/edit?usp=sharing&ouid=107218633087164571868&rtpof=true&sd=true | |||
==ライトニングトーク発表== | ==ライトニングトーク発表== | ||
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====<span id="lt02">教科書に掲載された小倉百人一首のLODモデル設計(高橋 菜奈子)</span>==== | ====<span id="lt02">教科書に掲載された小倉百人一首のLODモデル設計(高橋 菜奈子)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料 https://www.slideshare.net/tnanako64/oguralodtextbookcode4lib20220903pdf-252811334 | ||
====<span id="lt03">Stable Diffusionで非実在の図書館・司書を描画する(小野 永貴)</span>==== | ====<span id="lt03">Stable Diffusionで非実在の図書館・司書を描画する(小野 永貴)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料 https://drive.google.com/file/d/1TQLZRI-Ak9DuU6nW315cGoiF7JCLyVdZ/view?usp=sharing | ||
====<span id="lt04">Simple Book Search : オープンデータと公開APIを活用したシンプルに本を探せるWebサービスの試作(町屋 大地)</span>==== | ====<span id="lt04">Simple Book Search : オープンデータと公開APIを活用したシンプルに本を探せるWebサービスの試作(町屋 大地)</span>==== | ||
:: | ::発表資料等 https://note.com/da1blue/n/n850d5efd5496 | ||
::制作物 https://app.da1.blue/book/ | |||
====<span id="lt05"> | ====<span id="lt05">コロナ禍におけるコミュニティ運営の所感(清田 陽司)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1TWmjNiXyibCoBEI1SsHPbbUZyy8dSw-Eiogp6Izge_Y/edit?usp=sharing | ||
====<span id="lt06">Taxonomy + Ontology(吉松 泉)</span>==== | ====<span id="lt06">Taxonomy + Ontology(吉松 泉)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料:「タクソノミー」は図書館情報学と関連しています-求人情報 https://search.indeed.jobs/main/jobs/41420 | ||
====<span id="lt07">データスキル勉強会(野間口 真裕)</span>==== | ====<span id="lt07">データスキル勉強会(野間口 真裕)</span>==== | ||
::[ | ::発表資料 [[メディア:データスキル勉強会.pdf]] | ||
====<span id="lt08">Power AutomateとOpenBDを使った事務用図書希望フォーム(前田 朗)</span>==== | ====<span id="lt08">Power AutomateとOpenBDを使った事務用図書希望フォーム(前田 朗)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1S3723k1mFwUQtTj5490cirrqXFbkP6K6qqWOPEtOzR0/edit?usp=sharing | ||
====<span id="lt09">Code4Lib JAPAN のDiscordをつくったよ(吉本 龍司)</span>==== | ====<span id="lt09">Code4Lib JAPAN のDiscordをつくったよ(吉本 龍司)</span>==== | ||
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====<span id="lt10">wikidata を簡単なデータベースとして使う(小野 亘)</span>==== | ====<span id="lt10">wikidata を簡単なデータベースとして使う(小野 亘)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料 https://github.com/wonox/sparqltraining | ||
====<span id="lt11">学内ブックレビューアプリ「BOOK MARRY」モニター参加募集(渡辺 哲成)</span>==== | ====<span id="lt11">学内ブックレビューアプリ「BOOK MARRY」モニター参加募集(渡辺 哲成)</span>==== | ||
::発表資料 | ::発表資料 [[メディア:ライトニングトークBOOK MARRY 2022 09 02.pdf]] | ||
===<span id="lt2">9月4日(日)</span>=== | |||
====<span id="lt21">静的サイトで書誌1万件チャレンジ(前田 朗)</span>==== | |||
::発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1HMpanaHUj9NF-T1ljaw5bRoiDrouTCQNSFwWFp4pgZU/edit?usp=sharing | |||
::Code (Entry No.1) https://github.com/maedaak/cat10000 | |||
::Code (Entry No.2) https://github.com/maedaak/listjs-tsv | |||
::Code (Entry No.3) https://github.com/maedaak/sheetdb | |||
====<span id="lt22">図書館サービスを紹介するYoutubeチャンネルの立ち上げ(木川田 朱美、赤山 みほ)</span>==== | |||
::発表資料 [[メディア:20220904図書館サービスを紹介するYoutubeチャンネルの立ち上げ.pdf]] | |||
====<span id="lt23">ちょっとレスポンス:書誌情報に収蔵品関係情報がくっついていると?(あこ たかゆき)</span>==== | |||
::発表資料 [[メディア:C4libjp LT ako20220904.pdf]] | |||
====<span id="lt24">デジタルアーカイブの画像とメタバースプラットフォームで#イマーシブミュージアムを真似してみた(大向 一輝)</span>==== | |||
::発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1kDiN9SccRq9jvYTqwmvUElSQEWAcfAycs6xX2dUGu7k/edit?usp=sharing | |||
====<span id="lt25">日本・琉球の諸言語による歴史的聖書翻訳のデジタル・パラレル・コーパス化の試み(宮川 創)</span>==== | |||
::発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1tt8UwNtcvSbjiRj1k9ZAbXQH-R9Y497hC-tsj9PqWIE/edit?usp=sharing | |||
====<span id="lt26">非中央集権型の読書系SNS「bookwyrm」の紹介(常川 真央)</span>==== | |||
::発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1Qwlku9xja0nuAQlr6z0sW0dzTWgS48Kb/edit?usp=sharing&ouid=107218633087164571868&rtpof=true&sd=true | |||
====<span id="lt27">プログラムを書かなくてもOSSプロジェクトに貢献できる!:Project Enju の経験から(Code4Lib2016 LT より)(江草 由佳)</span>==== | |||
::発表資料 https://www.slideshare.net/yegusa/20160308c4l16you-canparticipateinossprojectevenifyoudonotwriteprograms | |||
====<span id="lt30">エクセルで所蔵調査(小野 亘)</span>==== | |||
::発表資料 https://drive.google.com/file/d/1NffCuqIqw_6K1QrmQJW9-w4ED24DI9Sd/view?usp=sharing | |||
===<span id=" | ====<span id="lt31">全人類は図書館総合展に出展しよう!「Wikipedia展」(伊達 深雪)</span>==== | ||
::発表資料 [[メディア:【LT31】図書館総合展に出展しよう!「Wikipedia展覧会」.pdf]] |
2023年8月24日 (木) 17:56時点における最新版
基調講演[編集]
加藤 信哉 氏 (NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)理事)[編集]
- 講演日時
- 2022年9月3日(土)13:45~14:45
- 講演者
- 加藤 信哉 氏
- 講演タイトル
- 学術情報流通を支える情報コミュニティについてー大学図書館の立場から
- 講演内容
- 大学図書館の勤務を通じて,大学図書館コンソーシアム連合(JUSTICE)やデジタルリポジトリ連合(DRF)の活動に関わってきた.これまでの経験を通して転換点を迎えつつある学術情報流通界におけるユーザコミュニティの今後の姿を探りたい.
- 講演者プロフィール
- NPO法人知的資源イニシアティブ(IRI)理事.前国際教養大学特任教授・図書館長.国立大学図書館に40年勤務.大学図書館運営,学術情報流通,音楽図書館に関心を持つ.主な著書に「図書館情報学を学ぶ人のために(世界思想社,2017)「ラーニング・コモンズ」(勁草書房,2012)がある.
特別セッション[編集]
Code4Lib JAPANカンファレンス10周年特別セッション[編集]
- 開催日時
- 2022年9月4日(日)13:30~14:30
- 開催趣旨
- 2013年9月に南三陸町で第1回カンファレンスを開催してから、10年が経過しました。
- これまでのカンファレンスや図書館界と技術等をめぐる動向について、これまでのカンファレンスを運営にかかわってきたメンバーからの発表に加えて、今回の参加者の皆さんで自由に議論する場を持ちたいと思います。
スライド:「Code4Lib JAPAN カンファレンス10回目までの思い出あれこれ」(江草由佳) https://speakerdeck.com/yegusa/2022-09-04-c4ljpconf-10th-anniversary
スライド:「Code4Lib JAPANカンファレンス10周年振り返り」(高久雅生)https://speakerdeck.com/masao/10-years-of-code4lib-japan-conference
通常発表セッション[編集]
15分の発表時間と5分の質疑応答時間が与えられます。
東京学芸大学「学校教材発掘プロジェクト」―学校教材としてのデジタルアーカイブ発信-(瀬川 結美)[編集]
東京学芸大学附属図書館は、デジタルアーカイブを学校教材として発信する取組み「教材発掘プロジェクト」を2021年度に開始した。本取組みは、学校教材として活用できるコンテンツをピックアップし、「学習指導要領コード」(文部科学省)を付与して発信するものである。「学習指導要領コード」を介した教科書と教材の連携を充実させ、児童生徒の豊かな学びに寄与することを目指している。発信にあたり、「学習指導要領LOD」を紐づけて指導内容参照可能とし、児童生徒が歴史的資料を扱うサポートとして「みんなで翻刻」による翻刻データとの紐づけも行った。画像データはIIIFに対応し、ライセンスCC-BY4.0で提供している。初年度の成果として、2022年5月に「東京学芸大学教育コンテンツアーカイブ」から50点のコンテンツを「学校教材を探す」メニューから発信した。試行段階にある本取組について、課題と共に報告する。
発表資料: メディア:20220903 TGU Code4Lib2022.pdf
琉球大学附属図書館のデジタルシステム構築に関する経験について(仮)(大谷 周平)[編集]
琉球大学におけるデジタルサービスの構築について、報告します。
デジタルアーカイブのリニュアールや各種システム連携について、また、横断検索サービスにおける地元新聞社との連携などを紹介する予定です。
図書館と地域を繋げる地図(坂ノ下 勝幸)[編集]
「図書館」(仮称)リ・デザイン会議が公開した「図書館年表マップ」
大阪市立図書館が公開したデータを活用した「思い出のこしマップ」
また、地域コミュニティ(子育てなど)の活動を支援しているマップ
そして、これらマップに使われているWikipediaなどのオープンデータ
これらの共通点についての説明と地域との関わりについて発表します
発表資料: https://speakerdeck.com/barsaka2/a-map-that-connects-the-library-and-the-community
3D技術は図書館にモノ資料を配架するか?(野口 淳)[編集]
3D技術の進展は文化財・自然史等の博物館資料を情報空間に写像し、時間と場所に捉われない自由なアクセスを可能にした。高価な専用機材・ソフトを使用する方法だけでなくモバイル端末でのスキャンも普及し、今後3Dデータは爆発的に増加すると考えられる。レファレンスサービスにあたって実物モノ資料の所在(所蔵施設等)情報を提供するだけでなく、AR・VRにより図書館でもダイレクトにモノ資料を提示でき、またモノ資料単体としてだけでなく地図情報等との連結も容易になる。現状では、博物館等実物モノ資料の所蔵施設においても展示スペースの物理的制約により全てが利用者に提供されているわけではない。3D技術を介したモノ資料の図書館への越境または両者の融合は、私たちの知識・情報へのアクセスと利用をさらに豊に、かつ強固にするだろう。現状のレビューといくつかの試行から論点を提供する。
発表資料 https://researchmap.jp/anoguchi/presentations/39840908
学校図書館におけるA-Frameを用いたウェブVR展示事例: 費用0円でできる!(山口 謙二)[編集]
VR空間作成用のJavaScriptフレームワークであるA-Frameを用いて、学校図書館でウェブVR展示を行った事例を紹介します。この事例のようなシンプルな展示であれば、少量のHTML+JavaScriptのコードによって実現できるため、プログラミングの専門的なノウハウが無くても取り組みやすいです。VR展示用のページは、無料で手軽にウェブページを公開可能なサービスである「Glitch」を利用しました。また、VR空間に配置する3Dモデル作成には、オープンソースの3DCG制作ソフトであるBlenderを使っています。費用0円でできるため、学校図書館のような予算が少ない図書館でも気軽に試せるのでおすすめです。
発表スライド:
https://drive.google.com/file/d/1Srz_DIe4OrRbtM1hEk2FscvtrX-B2xlr/view?usp=sharing
ウェブVR展示サンプルなどの掲載ページ:
目録検索システム構築演習その後 – 外部サービス利用条件変更への対応(阪口 哲男)[編集]
昨年「オンライン授業における目録検索システム構築演習」と題してCode4Lib JAPAN カンファレンス2021において発表した。しかしながら、使用していた外部サービスの利用条件がその後変更され、2022年度授業をそのまま実施することが困難となった。そこで授業専用に当該サービスの代替手段を開発し、これを用いて授業を無事実施することができた。本発表では昨年の発表へのフォローアップも兼ね、Webブラウザによる手軽なプログラム開発環境Google Colaboratoryを用いたWebアプリケーション試作環境の整備方法についての情報共有を目指す。代替手段の開発では最大200名程度の利用規模を想定した設計とし、既存WebサーバソフトウェアやOpenSSH等の利用により開発工数を抑えた一方で、安定した稼働も確保することが出来た。
発表資料: https://www.sakalab.org/redirect/luEjlA (OneDrive上のPDFです)
ウェブアーカイブから見るCOVID-19 : saveMLAK covid19 図書館調査を例として(常川 真央)[編集]
saveMLAKは、COVID-19の感染拡大による図書館の被害状況について調査してきた。saveMLAK とは、博物館・美術館(M)、図書館(L)、文書館(A)、公民館(K)(M+L+A+K=MLAK)の被災・救援情報サイトおよび団体である。同団体は、COVID-19の感染例が発見された2020年5月から定期的に図書館の休館状況を調査してきた。本調査の特徴は、エビデンスの保存先としてウェブアーカイブを活用している点である。ウェブアーカイブとは、ある時点のウェブページを保存し、ウェブサイトの時系列的な変化をアーカイブする事業である。covid19図書館調査では、Internet Archiveなどのウェブアーカイブサービスを活用し、COVID-19の感染拡大の影響で休館した図書館のウェブサイトを保存してきた。しかし、現時点ではウェブサイトの保存に留まり、その活用についてはまだ十分に検討できていない。そこで本発表では、ウェブアーカイブとは基礎知識からはじまり、近年の技術動向や研究動向を紹介することで、saveMLAK が残してきた調査の記録の活用について展望する。
ライトニングトーク発表[編集]
1件あたり5分のプレゼンテーションです。 開催当日に募集します。
9月3日(土)[編集]
デジタルアーカイブ学会のイベント紹介(時実 象一)[編集]
- 発表資料
教科書に掲載された小倉百人一首のLODモデル設計(高橋 菜奈子)[編集]
Stable Diffusionで非実在の図書館・司書を描画する(小野 永貴)[編集]
Simple Book Search : オープンデータと公開APIを活用したシンプルに本を探せるWebサービスの試作(町屋 大地)[編集]
コロナ禍におけるコミュニティ運営の所感(清田 陽司)[編集]
Taxonomy + Ontology(吉松 泉)[編集]
- 発表資料:「タクソノミー」は図書館情報学と関連しています-求人情報 https://search.indeed.jobs/main/jobs/41420
データスキル勉強会(野間口 真裕)[編集]
- 発表資料 メディア:データスキル勉強会.pdf
Power AutomateとOpenBDを使った事務用図書希望フォーム(前田 朗)[編集]
Code4Lib JAPAN のDiscordをつくったよ(吉本 龍司)[編集]
- 発表資料
wikidata を簡単なデータベースとして使う(小野 亘)[編集]
学内ブックレビューアプリ「BOOK MARRY」モニター参加募集(渡辺 哲成)[編集]
9月4日(日)[編集]
静的サイトで書誌1万件チャレンジ(前田 朗)[編集]
- 発表資料 https://docs.google.com/presentation/d/1HMpanaHUj9NF-T1ljaw5bRoiDrouTCQNSFwWFp4pgZU/edit?usp=sharing
- Code (Entry No.1) https://github.com/maedaak/cat10000
- Code (Entry No.2) https://github.com/maedaak/listjs-tsv
- Code (Entry No.3) https://github.com/maedaak/sheetdb