440
回編集
Kiyota yoji (トーク | 投稿記録) 編集の要約なし |
Kiyota yoji (トーク | 投稿記録) |
||
95行目: | 95行目: | ||
筑波大学知識情報・図書館学類では2年次の必修授業でオンライン目録検索システム構築の演習を行っており、その内容を第42回「ディジタル図書館」ワークショップで報告した。2019年度までは大学の教育用計算機に整備された開発環境を用いて、実習室で対面授業を行っていた。しかしながら、2020年度春学期の授業はCOVID-19対策で全面オンライン実施となり、従来用いていた開発環境による授業実施が困難となった。そこで、受講者がオンライン授業に用いるPC等の端末環境を前提として、クラウドコンピューティングサービスを用いた演習を組み立て、2020年度と2021年度に実施した。本発表では、その演習において、どのようにクラウドコンピューティングサービスを用いたかを紹介する。 | 筑波大学知識情報・図書館学類では2年次の必修授業でオンライン目録検索システム構築の演習を行っており、その内容を第42回「ディジタル図書館」ワークショップで報告した。2019年度までは大学の教育用計算機に整備された開発環境を用いて、実習室で対面授業を行っていた。しかしながら、2020年度春学期の授業はCOVID-19対策で全面オンライン実施となり、従来用いていた開発環境による授業実施が困難となった。そこで、受講者がオンライン授業に用いるPC等の端末環境を前提として、クラウドコンピューティングサービスを用いた演習を組み立て、2020年度と2021年度に実施した。本発表では、その演習において、どのようにクラウドコンピューティングサービスを用いたかを紹介する。 | ||
受講者所有の端末にプログラミング言語処理系やテスト用Webサーバ等をインストールして用いるのは、そのサポートも含めて円滑な演習の実施は困難なことが予想された。そこで、プログラミング環境としてGoogle Colaboratory (以下 Colab)を採用した。また、検索システムの目録データベース保存にはGoogle Driveを用いた。Colabで実行するプログラムはそのままではInternetから通信できないので、ngrokという一種のゲートウェイサービスを用い、受講者のWebブラウザからアクセス可能な検索システムの構築までをカバーした。これらは全てGoogle Chrome等の通常のWebブラウザがあれば用いることができる。本演習は文理融合分野の学生を対象として組み立てたので、自前で開発環境を構築することにハードルを感じるような人でもプログラミング自習やWebベースのシステムの試作等の際にも参考になるのではないかと思われる。 | |||
===<span id="p06">「OPAC評価ワーキンググループ「opaceval」の目指すもの」(田辺浩介, 江草由佳, 高久雅生, 吉本龍司)</span>=== | ===<span id="p06">「OPAC評価ワーキンググループ「opaceval」の目指すもの」(田辺浩介, 江草由佳, 高久雅生, 吉本龍司)</span>=== |
回編集